楽水庵ブログ

足関節のテープをライトに貼ると・・・

スポーツ障害等の身体の不調を解消する、京都府長岡京市にある、キネシオテーピング協会認定治療院 楽水庵です。

今回は足関節に関してのテーピングです。
ハッキリ捻挫した覚えがなくても、普段のクセ等で足関節の靭帯は弛みやすい物です。
そして、それは誰かに指摘されなければなかなか自覚できないもの。

だからといって、サッカーやラグビーの選手がやっているようなアスレチックテープをがんがんに巻くようなマネは必要ありません。
あれは、巻いている部分の筋肉を働かす事ができないので、靭帯の修復は不可能だと感じます。

だから、捻挫でも靭帯を完全断裂していない限り、キネシオテープをこういう風に貼るだけで対応できます。

shichiri_20150826_1.jpgshichiri_20150826_2.jpg なお、張力(テンション)は全く掛けていません。
それでも、ものすごく足元が安定して、元々足元が不安定だと自覚していた方はもちろん、その自覚が無い方でも片足立ちや階段の上り下りをしてもらうと、即実感してもらえます。
特に階段を上がる時に、「真っ直ぐ上れる」のが分かるからです。

このテーピングの特徴は、靭帯の弛みに制限を掛けている事により、周りの筋機能を発揮しやすくしている事です。
靭帯の周りにある筋肉の機能が向上し、動きが活発になると血流が促され靭帯の修復も促されるのです。
先のアスレチックテープでは、これとは反対に周りの筋機能は発揮されないので、一度巻くとずっと練習や競技中に巻いていなければいけない状態に陥る可能性が非常に高いのです。

ですが、この足関節テープにはデメリットがあって、一つは結構テープを使う、それと貼り方を教えても皆さんスッと貼れるものではないのです。
今日も30代前半の女性が来られた際に両足共に足関節靭帯の弛みが見られたので、始めはいつもの貼り方にしようかと思ったのですが、元々この方は顎の痛みで来られていて、そちらの方はほとんど大丈夫になってきています。
今度は年明けに来てもらおうと思っていますが、このしっかりしたテーピングではチト重荷になると感じ、またそれほど弛み方がひどくないので、πテープを使って下のように貼ってみました。

sasaki_20151208_1.jpgsasaki_20151208_2.jpg
結果は良好で、片足立ちや階段の上りが非常にスムーズに安定してできるようにになりました。
「階段を上がる時に手すりにつかまろうとする気がなくなった」との事です。

こういうテーピングでも結果が良いのなら、状態が良くなってきた人にはこちらの方を勧めてみようかと思います。
*前距腓靭帯のテープに関しては、人により貼る方が異なります。


楽水庵

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