楽水庵ブログ

仙骨の傾き(歪み?)で腹筋の機能が低下

京都府長岡京市でスポーツ障害を含めた様々な身体の悩み解決のお手伝いをしている、スポーツ整体院 楽水庵です。

何度か仙椎3番の神経の流れに問題があると、腹筋(腹直筋・外腹斜筋)の機能が低下すると書きました。
そしてその状態に対して、少し前まではジェルフィッシュテープ、そして最近ではπテープで神経の流れを回復させていました。

ところが、つい最近になって「まずテープ」というよりも、仙骨の傾き(左右の)を調整すれば仙椎3番の神経が詰まるのが解消するのではないかと考えるようになって、手技で実践して効果を出しています。

この仙骨の左右の傾きは「骨盤の歪み」と言って良いのかも知れませんが、私自身はあまり「歪み」という表現は使いたくありません。
よく女性がスカートを履いて、左右どちらかにスカートが回っていく状態を「骨盤が歪んでいるのかも?」と感じられるようですが、これはあくまで仙骨が左右どちらかに傾いているだけです。
別に歪んでいる訳ではありません。
仙骨にしろ腸骨にしろ、外部から強い衝撃を受けたり骨粗鬆症になっていない限りそんなに変形しません。
ただ、「位置が本来の処からずれている」だけだと私は思っています。

そして、この仙骨の傾きが仙椎の神経、特に3番の神経の流れを圧迫しているのではないか?と考え、まず手技で仙骨の傾きを調整するようにしました。
これ自体は2年ほど前に開発した、梨状筋に対し『促通と抑制』という観点からアプローチしています。

すると、骨盤の傾きが補正されて本来の位置に戻り、腹筋も機能回復しました。
この間東京へキネシオのシンポジウムに行った際に、毎年恒例のセミナーを今回は神楽坂で行ってきましたが、そこで参加者8名、それにモデルとして私自身もその『促通と抑制』で弱っていた側の腹筋の機能が回復しました。
これは偶然ではないと思います。

いろいろこれに対するエビデンス(医学的根拠)は考えられます。
梨状筋の『促通と抑制』を行うという事は、片側が拘縮、もう片方が弛緩しているという事です。
特に拘縮している側に仙骨が傾く事で、仙骨周辺の皮膚の動きが悪くなります。
皮膚の動きが悪くなると、その下を走っている神経の流れも阻害されます。
また、片方に仙骨が傾くと恥骨周辺の皮膚もどちらかに引っ張られます。
腹直筋と外腹斜筋は、まさに恥骨に繋がっています。

そしてまた、恥骨周辺の皮膚は仙椎3番からの神経が支配しています。
こういう2つの理由から、仙骨の傾きを正すのが非常に大事と思われてなりません。

更に、仙骨の動きに乱れがあると、それは頚部・頭部まで脊柱を通して影響を与えます。
首や頭に問題がある場合も、必ず仙骨の動きはチェックするべきでしょう。

楽水庵


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