楽水庵ブログ

腸脛靭帯炎の相談、足元からの改善をアドバイス

スポーツ障害に対し、キネシオテーピング等さまざまなアプローチで改善を目指している、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

この間バドミントンの練習会にお邪魔した際に、60代の男性から「ラリーしていると段々と膝を曲げると痛くなって、最後は辛抱できなくなってくる」と相談を受けました。

ハッキリとした腸脛靭帯炎なのですが、ただこの腸脛靭帯炎がなぜ起こるかをチェックしないと、ただ単にその場で多少疼痛を除去しただけになってしまいます。

この方の場合は結構な外反母趾になっていました。
右の母趾などは完全に2趾(人差し指)の下に潜りこんでいました。
これでは理想的な、母趾球・小趾球・踵による「3点支持」が不可能で、足趾で床を掴むという動作ができていません。
特に大事なのは、外反母趾の方は例外なく足部の横アーチが崩れ(開帳足)、その為に重心がどうしても外寄りになってしまうのです。

その為に普段から下腿部・大腿部共に外側にストレスがたまってしまい、それがスポーツなどの負担の掛かる動作をすると増長されてしまうのです。
重要なのは、その動作をしたからではなく、普段からその兆候がある、という点なのです。

試しに、その方に足元の矯正を目したテーピングだけを行ってみました。
その後練習されていましたが、かなり膝の痛みは軽くなっているとの事でした。

何度も書きますが、「何故その部分にストレスが掛かり、痛みを引き起こすのか?」を調べなければいけないのです。

また、外反母趾の症状が左右でかなり差がある場合は、進行が進んでいる側の腰椎5番からの神経が詰まっている可能性がかなりあります。
母趾を動かす神経は腰椎5番から来ているからです。
だから、本当に外反母趾を改善させようと思っているなら、腰もチェックしてもらう必要があります。

楽水庵



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