楽水庵ブログ

顎関節治療と声の関係

前に顎関節治療を受けた方の滑舌が良くなってきていると書きましたが、
更に声の通りが良くなってきている、声の響きが良くなってきているのも認められました。
 
声というのは体のいろんなところ、特に口腔内で反響し、様々な倍音を伴って発生されます。
頭蓋骨の形、口腔内の形に左右されるので、親子で声が似ているというのも納得できます。
 
顎関節症の方は頬骨の下の筋肉の状態が悪く、緊張状態である事がよくあります。
人前で上がってしまった時の声というのは良く通りません。
頭蓋骨や口腔内の筋肉が緊張状態で動きが悪くなっているからです。
よい反響が得られないので、倍音が少ないからです。
 
つまり、顎関節症の方は普段からこの状態であることが多く、
逆に治療を受け額関節周辺の筋肉の状態が良くなると豊かな倍音が得られるのでは、と推測しています。

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