楽水庵ブログ

「モートン病」と思われる症状に対しての新しいアプローチ

お疲れ様です。
様々な痺れ等に対するアプローチを行っている、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

「モートン病」と思われる症状(立場上こういう表現しかできませんが・・・)に対して、今までは下のような「グローブホールテープ」をメインのテーピングで対応していまして、それも結構効果を上げていました。

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ただ、50代の女性に対してはテーピング直後はある程度効果が見られるものの、その効果が長続きしない為にアプローチを変えてみました。
ネットで検索すると「背側骨間筋」と呼ばれる中足骨の間の深層筋が問題あると出ていましたので、それをチェックするとかなり痛がっていました。
また、足底側の「底側骨間筋」も同様に痛みが見られたので、まず下のようにその2つの筋肉をターゲットのテーピングをしました。

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これで、痛み・痺れが軽減しましたが、母趾を屈曲すると母趾球の辺りに残っていました。
母趾の神経を支配している腰椎5番には問題ない模様で、筋肉テストをしてみると母趾を伸ばす「長母趾伸筋」に問題があったのでテーピング。

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ただ、これは直接「モートン」とは関係ない可能性の方が高いのでは、と考えられます。
ですから、この女性の場合のモートンに対するアプローチは背側骨間筋と底側骨間筋で十分だったのでは、と思います。

いつも思うのですが、同じ症状が出ていても、アプローチはその方の身体のコンディションによってアレンジしていく必要があるという事です。
杓子定規に「この症状だったらこういうアプローチ・テーピング」というのは、良い結果をもたらさないと思っております。


楽水庵

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