楽水庵ブログ

恥骨炎を含む鼠蹊部の痛みについて、意外な原因かも

こんにちは、京都府長岡京市でスポーツ障害でお悩みの方に対する施術を行っている、スポーツ整体院 楽水庵です。

今回の世界陸上でメダルを有望視されていた競歩の鈴木選手が恥骨炎の為に途中棄権されました。
5月ぐらいから傷めていたそうです。
競歩はレギュレーションが厳しく、それと私なんかが走っても追いつけない速さで歩くので、恥骨炎を含む鼠蹊部の痛みがあればとても競技にはならないでしょう。
普通に歩いていても痛みはある筈です。

もちろん、鈴木選手の痛みの原因は直に診ておりませんので何とも言えません。
ただ、最近自分もこの間テーピングサービスに行っていた際に右鼠蹊部から大腿部内側に掛けて痛みが出ていました。
最初は縫工筋や内転筋を疑い、自分でテーピングを貼ったのですが効果はなし。

次に何となく大腿筋膜張筋、つまり大腿部の外側の筋肉を疑って、仲間がいるので診てもらいました。
案の定、大腿筋膜張筋の停止部と腸脛靭帯の停止部の状態が良くなかったので、テーピングしてもらいました。

すると、テーピング直後から痛みがほとんどなくなりました。
しばらくすると、何となく痛みがぶり返してきたので「何でだろう?」と思っていたら、腸脛靭帯停止部(つまり、膝の上)のテープが剥がれかけていたのです。

考えれば、大腿筋膜張筋や腸脛靭帯も骨盤に繋がっているので、その状態が悪ければ鼠蹊部周辺に悪さをするのは自然の理ですね。

こういう風に、鼠蹊部周辺の痛み(炎症)が出てもその原因は様々なのです。
鼠蹊部だけの施術をしても良くならない可能性が結構あります。

自分が施術した中でも鼠蹊部の痛みには、内腹斜筋・薄筋・大腿筋膜張筋・腸脛靭帯・腸骨筋・縫工筋、等いろんな筋肉の不具合が原因がありました。

鈴木選手には是非恥骨炎が良くなって、更なる活躍をしていただきたいですね。


楽水庵




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