楽水庵ブログ

「息が真っ直ぐ通ってきた」、鬱の症状が出てきた女性へのテーピング

お疲れ様です。アスリートへのコンディショニングなど、皆さんのお身体の不調を整える京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

今回3回目の30代女性です。
ご兄弟が当院と縁があり、頸椎と腰椎にヘルニアが出て辛い状況だった事もあり通っていただいております。

最初からテーピングでかなり効果が出ていて益々楽になられておられているのですが、仕事のストレスからか持病の鬱が出て来たとの事。

前々から、鬱には内的要因というのも確かにあるのだろうが、首や肩の張りによる血行障害、つまり頭部(脳)への血流が阻害されているのもあるのではないかと感じていました。
一時、CMで「鬱には肩や首のこりを起こしてしまうものもあります」みたいな事をやっていましたが、それは逆だろうと・・・

そして、この女性をやっていて、ひょっとして「呼吸の乱れ」も関係あるのではないかと思うようになりました。
息がしっかり入っていないので、脳が酸素不足を生じて「鬱」の症状が出ているのでは、と推測してみました。

少し前に男子大学生に下後鋸筋テープを貼った処、「凄く息が入りやすくなった」と言ってくれました(リンク参照)。
その手法を用いてアプローチしてみました。

まず、頸椎ヘルニア用のEDFテープを貼った後に、上後鋸筋を刺激してみると息がしやすくなってきたので、テーピングしてみました。

sumino_20150728_1.jpg











これで「息が真っ直ぐ入る」という感覚ができました。

次に、腰椎ヘルニア用のEDFテープに腹横筋テープを加えました。

sumino_20150728_2.jpg











これで更に息が真っ直ぐになったようです。
また、頭もかなりハッキリしてきました。

後で聞きましたが、時々「過呼吸」の症状も出るそうです。
しっかり吸えないので、余計に吸おうとして「吐けなく」なってしまったのでしょう。

息が真っ直ぐに入るという事は、それだけ酸素が多く摂取できるという事。
この状態をキープして「鬱」症状が解消されれば嬉しいですね。

また、上後鋸筋にしろ腹横筋にしろ体幹を安定させるインナーマッスルですので、他のヘルニアや脊柱管狭窄症の症状の方にも貼らせてもらおうと思っています。

楽水庵


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