楽水庵ブログ

背中の違和感と息の吸いにくさ、後鋸筋テープで改善

こんにちは、スポーツ障害を中心とした施術を行っているキネシオテーピング協会認定療法家・指導員の楽水庵です。

様々な身体の悩みで通っておられる男子大学生。
昨年9月から来られていて少しずつ状態は良くなっていますが、まだまだ改善の余地あり。

少し前から「息の吸いにくさ」を訴えていましたが、横隔膜テープや腹横筋テープでやってみたものの結果は今一つ(T_T)
今回も背中の改善に悩んでいた時に、ふと思いついたのが「後鋸筋(こうきょきん」という深層筋。

今まで後鋸筋に貼った事がないのと機能が判っていなかったので、検索してみるとまさに呼吸補助金の一つ。
上後鋸筋と下後鋸筋の2つあり、この彼の場合下後鋸筋が適応しそう。

筋肉の走行は判ったので、試しに下の画像のように貼ってみた(マジックで目印あり)。

kobori_20150725.jpg











すると、呼吸がしやすくなり背中の張りが軽減したとの事。
これを貼った後、前面の肋骨内縁の張りが気になったらしいので腹腔筋テープを貼った。
肋骨内縁の張りが消え、更に呼吸が楽になった模様。

この下後鋸筋テープと似ているのが、後横隔膜テープと呼ばれる過呼吸症候群の際に貼るテープ。
ただ、後横隔膜テープは横隔膜を上げて息を吐きやすくするのに対し、下後鋸筋テープは肋骨を引き下げて息を吸いやすくするので、代用は難しいと思う。

また、上後鋸筋テープは頸椎下部から胸椎に掛けてあり、肋骨を引き上げる機能がある。
上後鋸筋で肋骨上部を引き上げ、下後鋸筋で肋骨下部を引き下げる事で、胸郭を拡げる役割をしているのでしょう。
本当に身体というのはよくできています。

まだまだマイナーなインナーマッスルでアプローチの仕方を知らないものがあるので、しっかり勉強していきたいと思います。


楽水庵

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