楽水庵ブログ

頸椎と腰椎のヘルニアが出た女性

こんにちは、スポーツ障害等によるトラブルを解決する為のお手伝いをしている、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

先日常連の女性が、同居しているお姉さんの首の状態が悪いので診てもらえないかと電話されてきました。
その後夕方の約束だったのですが、首の状態がそれまで耐えられないとの事で近所の病院に行き頸椎のヘルニアと診断されてきました。
その日の予約はキャンセルで、しばらく様子を見させてもらうとの事。

数日後常連の女性が来られたので、お姉さんの具合を尋ねると、首のギブスをしてしんどそうで、特に仰向けで寝るのが辛そうとの事。
良かったらテープを貼りに行くから電話してと言ったら、お願いしますとの返事がきました。
どうも腰椎の方もヘルニアが出ているようです。

行ってみると、本当に辛そうな感じでした。
どうやら頸椎の5~7番辺りを傷めている模様で、EDFテープを頸椎に沿わせて貼るとかなり楽になったようです。
特に左が向きにくいとの事でしたが、左板状筋と右胸鎖乳突筋にテーピングすると向きやすくなりました。

腰椎もやりたかったので、仰向けでまず寝やすくする為に首を先にしましたが、それは正解だったようで仰向けで寝てもらうのに不都合はなくなりました。
ただ、横向けの時に少し違和感があったので、頸椎7番に隙間を作るテーピングをしたところ、それも改善しました。

次に腰椎、これは5番でした。
判りやすい事に、両足共に母趾に掛けての痺れが出るとの事。
腰椎5番をカバーするようにEDFテープを貼って、その次に両腰椎5番の横突起にある神経の出口の詰りを軽減する為にジェルフィッシュテープ。
この状態で立ってもらうと、真中で立っていられるとの返事。
腰椎5番からの神経は母趾に延びているので、それが詰まっていると母趾が踏ん張れず外に重心が逃げてしまうのです。

その後、両梨状筋を促通と抑制、それぞれの目的で足裏に代替テープ、また母趾周辺にまで痺れが出るという事は下腿部後脛骨筋が弱っている為でもあり、そこもテーピングで補強しました。

これによって、全身楽になったようです。
今日電話で聞いてみたところ、かなり楽な状態をキープできているとの事でした。

病院では痛み止めと痺れ止めの薬を出されて、後は腰と首の牽引をするかどうかだったので、お姉さんもかなり疑問に思われていたようです。
とにかく2週間は安静にしてくださいとの事だったようですが、テーピングを続け、それに弱っている筋肉に対し少しずつ負荷を加えたエクササイズを加えていくと、かなり回復は早いと思われます。

楽水庵

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