楽水庵ブログ

鼠蹊部の詰り、薄筋の可能性

当ブログに来ていただき、誠にありがとうございます。
京都の長岡京市でスポーツ障害の施術をメインにやっている、スポーツ整体院 楽水庵です。

定期的に通っている器械体操をやっている中学生ですが、この前から左鼠蹊部の痛みを抱えていました。
腸骨筋等も機能低下していたので、それらに対してアプローチしていたのですが、まだ走ったり前後に開脚すると痛みが残っていので、更にチェック。

すると、膝下部内側の鵞足(がそく)に痛みのポイントがあったので、試しに薄筋(はっきん)という筋肉のラインを触診してみると張りがあったのでテーピング。
すると前後に開脚してみたりしても痛みが出なくなりました。

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薄筋とは、上の画像の一番内側にある筋肉で、文字通りペラペラの筋肉です。
内転筋に分類されています。

また、もしやと思い、鼠蹊部の詰りのきつい女性の薄筋もチェックしてみたところ、やはり筋低下が見られたのでテーピングしてみたところ、鼠蹊部の詰まりがかなり改善しました。

確かに、薄筋の関連痛として鼠蹊部の痛み・詰りと出ていました。
完全な見落としです。
今まで鼠蹊部の詰りは、腸骨筋や中臀筋、または大内転筋や長内転筋という、どちらかというと薄筋よりもメジャーな筋肉を先に診てしまうところがあり、薄筋は見落とし気味でした。

しかし、この二人のように、明らかに薄筋を調整すると鼠蹊部が大幅に改善されるのを見ていると、これが特殊な例ではないのではと思われます。

もちろん決めつけは良くないですが、これからは薄筋もしっかりチェックしていかなければいけません。

楽水庵

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