楽水庵ブログ

その肋骨(横)の痛みは、本当に肋骨の痛み?

お疲れ様です。皆様に元気な生活を送っていただけるよう、京都府長岡京市でスポーツ整体を営んでいる楽水庵 水谷です。

先日メンテナンスでお越しになった40代男性ですが、左右共に肋骨の横を押すと痛みが出るとの症状を訴えられました。
しかし、本当に肋骨の痛み、例えば肋間神経痛なのか疑わしかったのです。

ひょっとして「脳の錯覚」では?と感じました。
これはエビデンス(医学的根拠)がしっかりした話ではありませんので、眉唾で読んでいただいても(-_-;)良いのですが、臨床的には結構効果を出している方法です。
脳は同じ高さにある別の部位をハッキリ認識できないようなのです。

よく私がやる方法ですが、中臀筋、お尻の横にある筋肉です。
この中臀筋の状態が悪い時に、例えば戸外でのコンディショニングブース等で肌を出せないような状況で、どうすればこの中臀筋に利かすテーピングをするかと言えば、前腕に貼ります。
普通に立った場合、前腕はお尻の横に来ますね(多少、腕の長さは個人差があり異なりますが)。
そうすると、中臀筋と同じ高さにある処に必ずと言っていいほど筋肉の状態の悪い個所があります。
ここの動きを良くしてあげると完璧ではありませんが、中臀筋の状態はかなり改善されます。
筋機能も回復します。

もしかすると、元々中臀筋が悪いのではなく、前腕の状態が良くないので中臀筋に影響を与えているのかも知れません。
ただ、これは今の私の知識では判りません。
おそらく、これも「卵が先か、鶏が先か」という問題なのでしょう。

肋骨の痛みも全く同じ事が言えます。
その男性の上腕三頭筋はかなり張りが強い状態でした。
それをアクティベータで弛めるだけで、かなり肋骨横を押しても痛みが出なくなりました。

左肋骨横下部に少しまだ違和感がありましたが、円回内筋という前腕の筋肉に少しリリースをするとこれも解消しました。

もちろん肋骨の横が痛い、肋間神経痛等の方にこれが有効とは思っておりません。
ただ、こういう事で痛みが解消される方も多いのではと感じます。
また、ほとんどの方が上腕三頭筋の状態が良くないのも事実です。
人間の日常動作で肘を伸ばすという動きはあまりないので、ともすれば機能が低下しがちです。
施術まで行かなくても、毎日しっかり肘を伸ばすというエクササイズをするだけでも肋骨横の痛みは取れるかも知れません。

お金の掛からない事なので、思い当たる方は是非実践してみてください。

楽水庵

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