楽水庵ブログ

「後頭部がゾワッとする」、その大元の原因は?

お元気ですか、京都府長岡京市の『首』専門院 楽水庵です。

時折お越しになる30代男性ですが、今回は立ち上がった際に後頭部の辺りが「ゾワッとする」そうで非常に気持ち悪いとの事。
ただ立ち眩みとかはないらしいので、そうすると動脈を圧迫する胸鎖乳突筋や菱形筋の不具合はないような予感。

調べてみると、右も確かに板状筋が良くなかったですが、左は肩甲挙筋と胸腸肋筋の機能が低下。
こうなると左の首筋から胸椎に掛けて違和感があったでしょう。

では、何故左の方が症状が強いかと下を調べていくと、仙腸関節の下部、仙結節靭帯の張りが強く仙椎2番の神経を圧迫していました。
これも別に書こうと思っているのですが、仙椎2番の神経圧迫の原因は仙結節靭帯の不具合によるものが多いですね。
それが判って調整して以来、仙結節靭帯の調整をすると仙椎2番の神経圧迫は解消しています。

最後に下腿部に移ると左のひらめ筋の張りが非常に強い。
右はそれほどでもなかったのに左のひらめ筋の張りが強いという事が仙腸関節の動きを悪くし仙結節靭帯の不具合を起こしていた可能性が非常に高いと思われます。

だから、自分の方針としては最終的に首の症状の改善を目指すのですが、身体全体の調整をしなければ首も結局は良くならないとの考えでやっています。

楽水庵

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