楽水庵ブログ

「ヒットマッサー」購入と、物を持った時に出る前腕の痛み

こんにちは、スポーツ障害を特に行っている京都の乙訓 長岡京市、日本ボート協会のトレーナー部会メンバーでもある楽水庵 水谷です。

この度ヒットマッサーという電動のツールを購入いたしました。
アクティベータやタグルボードといった電動ではないツールは以前から使っておりましたが、電動のツールは初めてです。
使い方によっては非常に有効だと思っておりましたが、「徒手」に変に拘っていたからかも知れません。
しかし、当院のモットーは別に「徒手」ではなく「結果を出す」事ですので、そんな拘りは必要なかったのかも知れません。
アクティベータも新たに購入しましたので結構な散財で大変ですが(^_^;)

しかし、早速使ってみて非常に効果があるのを実感いたしました(*^。^*)

50代の男性で、2月に「物を持つと前腕が非常に痛い」と言っておられました。
その時は前腕もそうですが、広背筋に問題があり物を持った時に背中を使えない為に腕だけで持たなければいけない為に起こっていました。

異なるのは持ち上げる時ではなく、その状態をキープする時に痛いのです。
チェックすると、今回の原因は上腕二頭筋長頭腱のところにある「横靭帯」と呼ばれる靭帯に弛みがありました。

この靭帯が必要な時に収縮しないと、上腕二頭筋と大胸筋が上手く使えません。hitmasser_20150407.jpg特に物を持って前腕を回外すると痛みがかなり出ていたようです(右写真参照)。
回外すると「横靭帯」は縮もうとしますが、この収縮ができない為に上腕二頭筋の力が抜けてしまっていたようです。
ここは前回と同様ですが、前腕だけで物を持たなければいけない状況なのでした。


横靭帯にテーピングして痛い動作を再現してもらうと痛みはかなり軽減しました。
これは本当に横靭帯に小さなテープを貼るだけでした。

次に負担の掛かっていた前腕にテーピング。
特に橈骨と尺骨に挟まれた「骨間膜」に負担が掛かっていたのでテーピング。

そして、ここで「ヒットマッサー」の出番です!
テーピングをした上にヒットマッサーで刺激。
以前から行っていた「筋肉・筋膜リリース」の要領で骨間膜をほぐしていきました。

すると、全く痛みが出なくなりました。

変に「食わず嫌い」で使わなかっただけなのでしょう。
その後も全身の施術で徒手でほぐすのに時間が掛かった個所にヒットマッサーを使うと、時間短縮にもなりましたし、その分受けておられる方の痛み等の負担も軽減します。

これからは、積極的に使っていきたいと思っております。
良い『武器』に巡り合えたと喜んでおります。

楽水庵





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