楽水庵ブログ

ストレートネック・猫背の原因、小円筋

京都長岡京の、首や肩の施術を得意とするスポーツ整体院 楽水庵です。

デスクワークをされていて首や肩が辛い方達の特徴に「小円筋」の機能低下があります。
小円筋は肩関節を外旋する機能があり、肩関節が外旋すると肩甲骨が内に寄って胸椎のアーチが綺麗に保たれるのですが、その逆になってしまうと胸椎のアーチが乱れ猫背の原因になります。
また、胸椎のアーチが保たれないと当然の如く頸椎のアーチも崩れます。
「ストレートネック」もその一つです。

腰の具合からストレートネックになる事も当然ありますが、胸椎の不具合からの事も結構あります。

デスクワーク、特にパソコン仕事が多いと、とかく肩甲を外転させてしまいます。
そして、そのまま何も対策をしないままだとそれが常態化してしまいます。
小円筋だけの問題だけ済むのなら良いのですが、肩甲骨は舌骨や膝蓋骨と同様に筋肉の中に浮いている骨なので、一つの筋肉の不具合があるとそれが肩甲骨周りの全ての筋肉に飛び火する可能性が高いのです。

しかし、簡単なエクササイズで小円筋の機能は回復します。
肘を曲げて手首を内から外へ回外するのと一緒に上腕骨も外旋させます。
これを10回ほど手が空いた時にするだけで、かなりの改善が期待できます。

ストレートネックだからといって、首だけ調整して済むほど事は単純ではありません。
要はその大元の改善が先ず必要なのです。

また、自分がリリースをする際は同時に小円筋の外側にある「大円筋」もやります。
大円筋は、小円筋と逆の働きをします。
だからこそ同時にする事によって相乗効果が狙えるのです。
小円筋単体でリリースするよりも高い効果があります。

ぜひ、肩や首の張りが気になる方は一度上に書いたエクササイズをやってみて下さい。

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