楽水庵ブログ

舌骨の動きの悪い、嚥下(唾を呑み込む)しにくい方へのアプローチ

こんにちは、アゴの施術を得意としている、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

最近顎の不調でお見えになられている方で多い症状があります。
もちろん頬骨付近の痛みもなのですが、首の前面にある「舌骨」の動きが非常に悪く嚥下(唾の呑み込み)がしにくい、という症状です。

舌骨は名の通り骨なのですが、肩甲骨や膝関節と同様に「筋肉の海」に浮かんでいます。
肩甲骨・膝関節とくればピーンと来られる方もおられるでしょう。

そうです、いろんな筋肉が絡み合って症状を改善するのに苦労する箇所です。
正しく舌骨もそうなのです。
舌骨が詰まれば首全体のバランスが狂います。

自分には「舌骨が詰まるから首のバランスが狂うのか、首のバランスが狂っているから舌骨が詰まるのか」は判りません。
どちらかというと、後者の方だと思います。

何故なら、舌骨が詰まっている人には共通点があります。
それはアナトミートレインの「深前線」という、インナーマッスルに問題があるからです。
内転筋・回旋筋・内腹斜筋・大円筋等の身体の奥の筋肉の機能が低下しています。

単に首が張っていて、外側翼突筋や内側翼突筋・咬筋の状態が良くないだけなら直ぐに良くなられる可能性が高いですが、舌骨の動きの悪い方は結構時間が掛かります。

どうすれば舌骨の動きが滑らかになり、またその状態をキープできるか。
現在試行錯誤中ですが、既に良い結果も出てきています。
舌骨の動きが悪い方にも早く良くなっていただく為にもっと研鑚を重ねていきます。

画像は舌骨に対するテーピング。
これ1枚でも嚥下はしやすくなります。
ただ、簡単そうに見えるテーピングですが、皮膚がかなり伸びる個所なので遊びをしっかり取らなければ「突っ張り感」が結構出ます。

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