楽水庵ブログ

自分がやったのと同じタイプの「ギックリ腰」、足元の冷えから来たもの

ご覧いただきありがとうございます。
様々な腰痛に対するアプローチを行っている、京都府長岡京市の楽水庵です。

定期的に通っていただいている50代女性。
先週に「ギックリ腰になった」と言われ来られた。

かなり症状が重い。
全く腰に力が入らない状態。

1回目は正直言って少し痛みがマシになった程度の結果しか出なかった。

ただ、その時に感じたのは、一昨年秋に自分がやったギックリ腰と同じタイプではないか、という点。

普通ギックリ腰というのは、一瞬で「ギクッ」となるものが多いのだが、自分がその時にやったのは段々と「来るぞ、来るぞ、キターッ」というタイプだった。
そして、この女性も全く同じ事を言われていた。

自分は「ギックリ腰です」と連絡があったら、未だに緊張する。
ギックリ腰というのは、そういう腰痛の総称であって、本当に原因は様々で「これだけやればギックリ腰は良くなる」という方程式はないと確信している。
「寝ていれば治る」と言う人もいるが、タイプが違うとそうとは言い切れない。

自分やこの女性の場合、脊柱起立筋や中臀筋という抗重力筋(姿勢保持筋)、それも肝心要のところをやってしまうと、結構回復までに時間が掛かる。
一昨年の苦い経験があるので、この女性には少しでも早く良くなってもらいたいが・・・

今回は、どういったテーピングをしたかという紹介はしません。
ただ、自分やこの女性がこういったギックリ腰をやった原因は書いておきたいと思います。

一言で言えば、症状が出た数日前に感じた「足元の冷え」。
自分の場合、発症する3日前に防災訓練で、長い時間小学校の体育館に座っていた。
あれって結構足元が冷えるんですよね~
京都の冬は底冷えするんですが、雪国のように体育館に暖房設備はないので。
ストーブもありましたが、床がメチャクチャ冷えてました。

そして、今回の女性も身に覚えが。
発症する前にスカートで、寒い時はスカートの時はブーツを履くようにしておられるのだが、その時は脱いだりする機会が多い事を考慮されブーツを履かなかったとの事。
おまけに、車での移動が多い方なのだが、偶々代車に乗って最初の10分ほどシートのセッティングが合わず、かなり無理な姿勢で運転されていたらしい。

もちろん、足元が冷えたからといって必ずこういうギックリ腰をするとは限らないが、経験からすると結構やる可能性は高いと思う。

そして、足元、特に踝の辺りを冷やしてしまうとダメなような気がします。
ここは経絡で言えば「三陰交」がある場所です。
三陰交の刺激は冷えに効果があると言われています。
逆に冷やしてしまったからやってしまったのでしょうね(^_^;)

女性もかなり良くなってこられた。
あと一息。
自分のように長い間苦しむ事がないように全力で取り組みたい。



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