楽水庵ブログ

テープを貼っているから重症とは限らない、自分の身体と対話できている証拠です!

先日滋賀県立体育館で行われた、マシンローイング近畿大会へ仲間3人と共にテーピングサービスに。

大会自体も前回までの東レ体育館に比べ大きくなったし、主管されている瀬田漕艇クラブさんが単なる記録会ではなく見られている方も楽しめるようにと、様々な趣向をこらした一大イベントになっていた。

そういう中でかなりの数の選手や一般の方がブースに来て下さった。
今回で5回目だったが、年々テーピング希望者の方が増えているように感じる。

最初の頃は勧めても、「別に痛いところありません」と言われる事が多かった。
それが毎年のように行かせてもらっているので、流石にそう言われる事はなくなってきた。

まだまだテーピングをしていると、「そんなに悪いのか?」と思われる風潮がある。
テレビでスポーツの試合を観ていると、やはり実況アナウンサーや解説者がそう言っているのを耳にする。

現に自分も少し違和感がある箇所に即テーピングするようにしている。
仕事柄前腕に貼る事が多いのだが、たまに献血に行ったりすると日赤の看護師さんに「大丈夫ですか?」と尋ねられたりする。
以前は「こういう仕事をしている」と言って納得してもらっていたが、最近は邪魔くさくなってきたので放置プレイ(笑)しているが・・・

しかし、実際のところどんなトップアスリートの人でもどこも不満な個所がないかといえば、そんな事は決してない。
また、より高みを目指す人にとって自分の身体としっかり対話して、「ここがこう、あそこがこう」という風に感じる事ができなければ上のステージに上がっていくのは困難だろう。
単にスキルの問題なのか、そのスキルを会得するのに身体のどこかの機能が劣っているのか、そういう事を感じなければいけないと思う。
そして、自分の調子が良ければ良いほど、逆に自分の身体機能をチェックしやすい。
そこでテーピングして更に自分のコンディションを整えていく。
それが一番理想的な形なのだろう。

これからは、キネシオテーピングしている選手を見たら、「痛そう」ではなく、「ああいう風に貼って自分の身体と会話している偉い選手だ」ぐらいに思ってもらえる風潮を作り出していきたい。
その為にも微力ではあるが、力を尽くしていきたい。

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