楽水庵ブログ

「途中で引っ掛かって痛い」 肩のスポーツ障害、元凶は・・・

現在、中高年の男性がお二人肩のスポーツ障害で通っておられる。

お一人はシャドーボクシング、もうお一人は水泳のターンの際に肩を傷められた。

そして、お二人ともに痛みが楽になってきておられるのだが、肩を動かす際に途中で引っ掛かり痛みが出て、そこを過ぎるとスッと最後まで動く。

靭帯を含め様々なアプローチを試してみる。
そうすると、お二人とも腕を横から後ろに回すのは問題ないのだが、肩関節を180度以上屈曲、つまり腕を前から後ろに挙げていくと非常に辛い状況になる。

何故に?と悩んでいたが、やっと光明が見えてきた。
それは、烏口腕筋という上腕部にあるインナーマッスルで、上腕を拳上させる機能を持つ。

どうも腕を前から上に挙げていくと、烏口腕筋が機能していないので他の箇所に負担が掛かって痛みが出るようだ。
今日もお一人に烏口腕筋テープを貼ると「安定感がある」と言われていて、その後かなり痛みが減った。

もうお一人は年明けに来られるが、必ず烏口腕筋のチェックをしてみるつもり。

まだまだ勉強しなければいけません。

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