楽水庵ブログ

女子駅伝を見ていて

この前の日曜午後までボランティアをする予定が雨で昼過ぎに中止になってしまい、
帰ってから大学と実業団の女子駅伝を立て続けに見ていました。
そうするとやはり前々から感じていたのですが、
腕の振りが明らかに推進力になっていない選手が多々見られました。

もちろん足の運びも大事ですが、腕を効果的に振る事によって体幹も安定し、また腕を後ろに引いた反動で
脚も大きく前に出ますので、結果的に歩幅やピッチに好影響を与えてくれる筈です。

見ていて多いのが腕を左右に振りすぎている選手です。
股関節と同じく肩関節も完全に直線的な動きはできず回旋しながら屈伸するものですが、
その範疇を越えている人が多々見られるのが残念です。
また腕を胸の前で抱え込むような感じで振っている選手も見かけられます。

確かに長距離走は心肺機能が一番ものをいいますので、
本人の走る際自分のリズムの取りやすい振り方をさせているのかも知れませんが、
更に上のレベル、ケニア勢のような理想的な腕振りのできる人たちとは勝負にならないでしょう。

少し、肩甲骨周りや鎖骨周りの筋機能を改善するだけでもっと効果的に腕が振れます。

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