楽水庵ブログ

シンスプリントのかなりキツい高校生、足趾も整える

バスケットボールをしている高校生。
2年前からシンスプリントを発症し、いろんな処へ行くも改善されないという事で来院。

今までもシンスプリントをやった野球部の選手等にもやった事があったが、この高校生の症状はかなりキツめ。
かなり脛骨内縁部の癒着が強い。

シンスプリントテープ・後脛骨筋テープ・ひらめ筋テープ、それに左は腰椎5番の神経障害もあったのでジェルフィッシュテープ等を貼り、なおかつ狭間コレクションテープで脛骨内縁部の隙間を作ったが、まだそれでもそこそこ痛みは残っている。

やはり走ったりジャンプした際の痛みが走るとの事なので、足の横アーチが少ない開帳足・内反小趾・母趾も少し外旋気味と、まず足趾の形を整えて着地した時に足裏全体、特に足趾5本ともで支えられるようにすればショックは少なくなるので、先ほど書いた箇所をテーピングで矯正。

その後軽いジャンプをしてもらって感触を確かめてもらうと、かなり楽になったとの事。
また、階段を下りた際も楽だったそうだ。
やはり、足趾の動きが良くないと様々な所にボディブローのようにダメージが来てしまう。
その為にも足趾の形を整える事が非常に大事だと考えている。
この高校生は時折足裏も非常に疲れる事があるそうなので、尚更こういう事が必要でしょう。

当面は、脛骨内縁周辺の皮膚の動きを良くするテーピング、及び足趾を整えるテーピングを自分で貼ってもらう、そして機能低下をしているひらめ筋・後脛骨筋(及び梨状筋も)のエクササイズもしてもらっていけば時間は掛かるとは思うが、痛みは解消していくでしょう。

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