楽水庵ブログ

「お盆休みで時間があるなら・・・」

ひょっとしたらリンク切れになっているかも知れませんが、2014年8月15日18時現在は大丈夫でした。

こちらからどうぞ。

この方の事は全然存じておりませんでしたが、もしこの方のされた海水(もちろん、汚染された海水では駄目でしょうが)を点滴するだけで、かなりの病気が治癒するのであれば素晴らしい事でしょう。
よく人間の体液(血液を含めて)は海水と組成が似ていると言われます。
そういう点を鑑みても有効であったのではと感じます。

ただ、以前にも書いたように我々の社会は様々な利害関係・思惑、等々で成り立っています。
「例え嘘でも100万回言い続ければそれが真実になる」、
「大衆は小さな嘘は見抜くが大きな嘘には騙される」、
とも言われています。

何が真実か、そうではないか私ごときが全てを知っている訳ではありませんが、世間で大きく広告しているようなものには一種の疑いをもたれた方が良いと感じます。
医療の世界でもまさしくそうです。

全ては経済行為です。
勿論私のやっている事も経済行為です、決してボランティアではありません。
ボランティアをする時もありますが、それには私たちのやっている事の有効性を肌で感じてもらおうという魂胆(表現がいやらしいかな?)があるのは否定しません。

昨年ですが、ある競技大会にボランティアを申し出て、プログラムへの表記と昼食をお願いしました。

それを理事会で諮ってもらったら、否決されました。
その時の本当の理由が、「彼らはその時には無償で行うだろうが、選手が気に入ってその治療院に後で行けばお金を取るだろう。そんな事に我々は関わるべきではない」だったと、その時の理事会に出席していた仲の良かった方から聞きました。

それを言ったのがどういう方だったのか、想像付くでしょうか?
一般的には権威のある職業の方です。
しかし、これって本当に選手の事を考えているのでしょうか?
自分達の面子・立場しか考えていないような気がしますが、それは私が逆の立場だったからでしょうか?

まあ、しかし情けない人達が(これはどこの団体でもある)競技団体の重鎮をされておられます。
私もある競技(知っている方は多いと思いますが…)を若い頃していて、そのクラブの上の方等はいつも「協会を改革せねば」と口癖のように言っておられたのですが、実際自分自身がその立場になると「保身」が出てしまいます。
人間らしいといえば正しくそうなのですが、本当に最善(金の事ばかりではない)のサポートを受けれらない現役の選手達が気の毒でなりません。


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