楽水庵ブログ

捻挫の原因の一つに・・・

もしリンク切れしていたら申し訳ありませんが、この動画をご参考に

この動画では、シャラポワ選手を初めとするトップテニスプレーヤーのプレー中に起こった
アクシデントを纏めています。
それもほとんどが足関節の捻挫です。

見ていて気付いたのですが、ほとんど捻挫する時は足が「つま先着地」になっています。
本来は踵から踏み込んでいかなければいけないのですが、
不幸な事に受傷する時はつま先から着地していて、
「踵→足趾」という重心移動ができず、バランスを崩してというパターンです。

いろいろ原因が考えられます。
こういう選手達は過去にも何度も受傷していて、それが癖になっているからとか、
付いているトレーナーが未熟な為にしっかり対策ができていない、等です。

自分が思うに、それらも原因の一つではあろうが、
一番重要なのは、これらの選手達は少なからず腰にもダメージがあり、
その中でも仙椎1番の神経障害を起こしているのではないだろうかと感じます。

仙椎1番の神経障害があると、長趾伸筋という母趾以外の4本の趾を伸ばす(反らす)事ができません。
上肢でも下肢で屈曲、曲げるという動作は遠位、身体の遠い方から動きます。
この場合、つま先を上げるという動作は足関節の背屈と言いますが、屈曲になります。

ここで神経障害があると足趾が上がらない=足関節の屈曲ができない=つま先が上がらない、のです。

その神経障害も程度があり、かなりの神経障害だと普通に歩いていてもよく躓きます。
この選手達はそこまで酷い状態でないと思いますし、まあ筋力もあるのでそういう事はないと思います。
ただ、少しでも神経伝達に不具合があると極限状態に近づくにつれ症状が出てしまいます。

そういう意味では、捻挫予防の為にも腰のチェックというのは必要だと感じます。

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