楽水庵ブログ

「このサポーターって一体何なんでしょうね?」

肩のこりで月に一度程度来られる40代前半の男性。

数日前に趣味のフットサルをしている最中に右膝の靭帯を傷められた。

今朝ごっついサポーターをして来院。
行っていた整形外科では「切れている」と言われたらしいが、
どう診てもせいぜい部分断裂程度。
それよりも鬱血しているのにこんな大きなサポーターをさせるってどうなんだろう?

幸い鬱血も引いてきているようなので、まず膝蓋骨を包むテーピング。
これで靭帯部分の痛みが少しマシになる。
ただ、膝の屈曲はまだそれほどいけない。

次に膝窩筋にテーピングするのと、膝の屈曲を助ける目的で穴あきのⅩテープを貼付。
これでまた膝の屈曲が楽になる。

それから梨状筋のリリースをするが、意に反して少し膝が痛くなったので、
大腿部の筋膜コレクションテープを追加。
皮膚が弱い方なので、スリットを入れた。

最後に大腰筋・腸骨筋・縫工筋等の股関節を屈曲させる筋肉のリリース。
これで膝の屈曲がさらに楽になった。
サポーターをしている時よりも痛みがなく膝が曲げられるようになったとの事。

そして、その後シミジミ言われた。
「このサポーターって一体何なんでしょうね?」
さあ、私には判りませんね~(笑)

聞けば、整形外科では受傷部分だけしか診てくれていなかったらしい。
膝の傷害では、かならず股関節・足関節等も診なければ根本治癒にはならないのだが・・・

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