楽水庵ブログ

「枕を変えると躓かない・・・」

この前チラッとテレビを見ていたら、枕を変えると躓かなくなるというのをやっていました。

なるほど、確かにそうだなと感じましたが、
結構枕の高さをミリ単位で調整しなければいけないらしいですね。

前にも書きましたが、よく躓く人は仙椎1番の神経圧迫があります。
この仙椎1番の神経圧迫があると小趾が痺れたりもします。
仙椎1番からの神経の流れが詰まると爪先が上がりにくくなってしまうのです。

だから、何もない所で躓いたりしてしまうのです。

この間ある女性がフランスに行く前に腰痛で来られました。
その方のお子さんから「よく母は転倒する」と聞いていましたが、
確かに仙椎1番の神経圧迫があり、
「このままだとまた躓きますよ」と伝えました。

一応、テーピングしましたが、
残念ながら旅行後半パリの横断歩道で、
小さな段差があったとはいえ躓かれ転倒、肘を骨折されました。
出発当日にお子さんが長時間のフライトに備えテーピングしに来られるので、
一緒にどうですかとお誘いしたのですが、忙しかったらしく来られませんでした。
テーピングされていたら転倒されなかったかどうかは判りませんが、
リスクは下がっていたでしょう、まあ後の祭りですが・・・

さて、いつも言っている事ですが、
「腰の悪い人は首も悪く、首の悪い人は腰も悪い:」可能性があります。
どこか動きの悪い所があると全体が影響を受けます。
特に首と腰は脊柱で繋がっていますので、関連性が非常に高い。

そういう意味では、枕の調整は意味がありますが、
残念ながら私はそこまで知識や技術がありません。

ですから、私がよく躓く方に対して現在できる事は、
仙椎1番の神経圧迫を軽減するテーピングや腰への手技等のアプローチ、
そして、頚部の張りを取り除く、といった方法になります。


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