楽水庵ブログ

「歯列矯正するべきかどうか...」

顎の痛みと頭痛がひどくて先月25日に来られた30代男性の2回目。

元々大きく口を開けると以前から痛かったが、
歯科医で奥歯の治療を受けだしてから痛みがひどくなり頭痛も起こるようになってきたとの事。

どうしても歯の治療は大きく口を開けている状態が長くなり、
顎を開ける外側翼突筋や側頭筋の拘縮、
反対に顎を閉じる内側翼突筋や咬筋の弛緩を引き起こしやすい。

かなり奥歯がないので、歯を入れてもらう際に歯列矯正を奨められている。
初来院された際にその事を言われたので、
「うちで施術して顎が楽になるなら必要ないんじゃないですか」とアドバイスした。
ただ、歯は入れてもらう方が良いに決まっている。

右顎の靭帯の弛み、左の外側翼突筋の張りが顕著だった。
そして、顎がかなり左にずれていたのが1回目の施術でかなり戻り、顔の表情が明るくなった。
写真に撮ってあるが、本人の承諾を得たらアップさせてもらいます。

そして、2回目。
まだ痛い事は痛いが、痛み止めの薬を飲む必要はなくなったとの事。
それと喋りやすくなったと言われていた。
施術をしたら、更に楽になられた。

本人も歯列矯正の必要性はないと判断された模様。

ただ、歯の治療中は顎に余計な負担を掛けるので、本当に良くなっていくのは治療が終了してからだろう。

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