楽水庵ブログ

中臀筋へのアプローチ、前腕に

お尻の横に付いている中臀筋、非常に常用な役割を果たします。

実は前屈や後屈をする時にも、この中臀筋の機能が大事なのです。
一見すると前後の動きなので関係なさそうなのですが、
中臀筋の機能を向上させると前屈がかなり容易になります。

何故かというと説明しにくいのですが、人の体は浅筋膜という一種の「ボディスーツ」に覆われていて、
その浅筋膜の動きの要になっているのが、臀部のサイドだとしか説明できません。申し訳ありませんm(__)m

中臀筋の機能低下は腰痛の原因にもなります。
椅子から立ったり座ったりした時や前屈した時に痛みを感じた場合、
中臀筋の動きを良くすれば痛みが軽減する事が多々あります。

その中臀筋へのテーピングですが、ここで問題。
結構貼っているのを忘れてお風呂やトイレでパンツを下した時に引っ掛けてしまうんですよね~
自分も本当に何度もやっています。
その度に「しもた!」と後悔しました。

そこで、代わりに前腕に貼る事が多くなりました。
これは同じ高さにある筋肉は同じ神経に支配されているというものを利用したものです。

ここで面白いのは、中臀筋というのは前と後ろで機能が違うという点。
今まで5㎝幅のテープを貼ってそれでお終い、という感じだったのですが、この女性で実験的な貼り方に挑戦。
テープは2.5㎝幅にしました。

まず、左は中臀筋後部が傷んでいたので写真左のように前腕の小指側に。
次に右は中臀筋前部に問題があったので、写真中のように前腕の親指側に貼付。
そして、実は右は後部も痛みがあったので、写真右のように小指側にも追加。

これで中臀筋周辺の痛みは左右共に消えたので、実験は成功だったと感じます。
また、痛くなったらセルフで貼れるので、重宝できるはずです。

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