楽水庵ブログ

顎関節症はやはり腰から・・・

今朝顎関節症で初めて来られた方。
この方も指1本ぐらいしか口が開かない状態。
腰も良くないので、下半身から施術した。
そうして、次に首の施術をしている時に口を開けてもらったら、その時に既に口が開きやすくなっていた。

それで、最期に頭蓋骨をほぐして顎関節への直接アプローチ。
左の側頭骨下顎骨靭帯の弛みはあるものの、かなり奥の筋肉までほぐす事ができ1回目から本当に楽になっていただけた。

昼からまたよく書かせていただいている30代の女性。
その方も下半身は腰椎・仙椎へのテーピング程度しかしていなかったが、説明して下半身からしっかり施術。
右に軽い坐骨神経痛があるのだが、とりあえず現状では顎関節や首・手の方の痛みがあるので、そちらの方は今まで告げられていなかった。
その辺りをしっかり筋肉リリース等で施術し、その時点で口を開いてもらったら、かなり開きやすくなっていて顔の筋肉も動かしやすくなっていた。
そして、上半身から頭蓋骨、顎関節の施術をすると、「今までで一番楽です」との事。
スミマセン、今まで至らなくて。

やはり、身体は繋がっているし、首と腰は密接な繋がりがあるので、しっかり腰の施術をする事が顎関節症改善の早道なのだと確信した。

今まで数多く顎関節の施術を行ってきたが、正直言って結果が思わしくなかった方々も多少おられる。
思い返せば、一昨年末から本格的に顎関節症をやりだして、常連さんの中でも「実は・・・」と言われる方々にも施術したが、そういった方々は皆さん良くなっておられ、今では来られても顎関節の施術をする事はない。
お互いに「そういう事もあったな」程度の遠い記憶になっている。
何故かと考えた時に、常連さんにはほとんど腰の施術を行っているのが大きな要因なのだろう。

今日で確信した。
ホームページをリニューアルした際に、これからは時間ではなく結果で料金をいただく事にした。
顎関節の直接手技は5分も掛からないが、これだけで本当に楽になる人はあまりいない。
何故なら、顎関節症とはそれだけの問題ではなく、体全体の不調のサインである事が多いからだ。
時々、「時間がどれぐらい掛かりますか?」との問い合わせの電話をいただく事があるが、これからは「最初は2時間ほど見ておいて下さい。それより短ければ最善の事はできません」としっかり答える事にしよう。
時間が掛かりすぎて不満の方もおられるかも知れないが、結果的にはそれが一番だし、最初に時間をしっかり掛けるほど次回以降の施術時間を短縮できる可能性が非常に高い。

過去の記事

全て見る