楽水庵ブログ

「寝る時の反り腰が楽になり、O脚がマシになりました」

ご覧いただきありがとうございます。
京都府の長岡京市で、キネシオテーピング療法を主に使いながらスポーツ整体を行っている楽水庵です。

身体の様々な悩みで通っておられる20代の女性。

初回に鼠蹊部の痛みを訴えておられていたので、チェックすると左右共に腰椎2番と4番からの神経の詰まりが見られました。
2番が詰まると主に腸骨筋、4番が詰まると中臀筋や大腿部の外側の、それぞれ筋機能が働きにくくなります。

この方の場合、鼠蹊部の詰りは腸骨筋と中臀筋の機能が低下していたのが原因と思われます。
中臀筋は直接鼠蹊部の詰りの原因にはなりませんが、中臀筋が収縮しないとその拮抗筋である内転筋等が弛みにくくなります。
内転筋の張りは鼠蹊部の詰りの原因になります。

ジェルフィッシュテープを腰椎2番と4番の神経出口に貼りました。

そして、2回目に来られた時。
テープを剥がしたら、座ってしばらくするとまだ鼠蹊部の痛みはあるそうです。

ただ、腸骨筋の機能が回復してきたようで仰向けで寝ると反り腰になり辛かったのが、かなり楽になったとの事でした。
反り腰になる方は大腰筋や腸骨筋、所謂「腸腰筋」の機能が弱い事から起こる事が多いのです。
「腸腰筋」が収縮してくれないので、仰向けになった際に腰が浮いてしまいます。
それが、腰椎2番へのテーピングで改善されたのです。

また、これは初回に話されてはいなかったのですが、O脚も良くなってきたのが実感されたそうです。
以前O脚矯正の処へ通っておられたそうなのですが、もう一つ効果が出なかったそうなのです。
それが、1回で良くなっているので驚いておられました。
まあ、あまりこれについては私は気にしてませんでしたが(笑)

O脚になる原因はいくつかあります。
主に梨状筋や中臀筋(前部)の機能低下があります。

この方の場合、中臀筋前部の機能低下が腰椎4番へのテーピングで回復されたのが、その理由でしょう。
中臀筋前部には股関節を前方中央へ締める(内旋)機能があります。

O脚矯正で内転筋を鍛えるという方法も考えられますが、実は内転筋は外旋筋なのです。
内旋させるには中臀筋前部や大腿筋膜張筋を働くようにした方が良いのです。

このように、特に意図したもの以外の日常の動作でも楽になっておられるのを聞くと嬉しい限りですね(*^。^*)

楽水庵





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