楽水庵ブログ

右手の、2指先の痺れ・4・5指に力が入らない・・・

こんにちは、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

以前に腰痛で来られていた男性。
腰は良くなったのですが、今回は首・肩の詰りに右手の、2指(人差し指)先の痺れと4・5指に力が入らない、といった状態でお越しになられました。

いろんな症状が考えられます。
胸郭出口症候群に肩頚腕症候群、それと手根管症候群等です。

どちらにしても首からの神経がどこかで詰まっている可能性が考えられます。
ですから、こういう場合はまず首からチェックしていく方が得策です。

そういう訳で、首からスタート。
すうすると頸椎7番に大きな詰りが見られました。
もちろんヘルニアかどうかまでは私には判りません、それはMRIとかで検査する必要があるでしょう。
どちらにしても神経の通りが良くないので、ジェルフィッシュテープを貼付。

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少し前までは、「神経が詰まっていたら、即ジェルフィッシュテープ」みたいにやっていて、自分の十八番みたいなものでしたが、最近では少々の詰りならπテープで対応しています。
確かにジェルフィッシュテープは効果がかなりあるのですが、貼るのに手間が掛かる・剥がれやすいといったデメリットもあります。
おまけに首辺りのジェルフィッシュテープは筋力の弱い方はしんどくなったりする可能性もあります。

頸椎7番にジェルフィッシュテープを貼って、他の少し詰まっている神経を通す為や弱っている筋機能の回復の為にπテープ。
πテープも今までは同じサイズのばかりを貼っていましたが、それでは刺激が強過ぎる事もあるので箇所によってはより小さなものを貼るようにしています。
これで2指の痺れはともかく、4・5指に力が戻ってきたが、まだ本来の6割程度。

続いて前腕部にアプローチ。
骨間膜(橈骨と尺骨間)が結構硬くなっていたので、骨間膜テープを貼ってみたがこれはどうやら逆効果だった模様で、左の肩が張ってきた。
身体のバランスの崩れが顕著な方には、こういう風に良かれと思って貼ってもどこかに歪みを起こしてしまう事も多いのです。
こういうケースだと直ぐに剥がしてしまわなければいけません。

では、個別に尺側手根屈筋・尺側手根伸筋・長掌筋、と小さなπテープで貼って少しずつ改善させていく。
そして骨間膜テープは駄目だったが、伸筋群の硬くなっているエリアにスリットテープを貼付。
これが結構効いていて、最初目論んでいた骨間膜も緩みました。

kinoshita_20151213_2.1.jpgkinoshita_20151213_3.1.jpgそれと共に、4・5指の力もしっかり入るように。

最後に左の四十肩は肩甲下筋と棘上筋に、それぞれπテープを1枚貼ったら肩がスッキリ。

結構、逆効果が出ないように慎重にやっていきましたが、お蔭でかなりの改善を達成する事ができました。

楽水庵



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