楽水庵ブログ

頚椎1番の調整を腰椎5番で、かなり効果的!

この度、キャッチコピーを "kinesio ≒ painbuster (ペインバスター) にした、京都府長岡京市の「アゴ・首・スポーツ障害」専門院 楽水庵です。

多くの全身にいろいろなトラブルを抱えた方を施術させていただいてますが、そういう方々の多くに共通の特徴がある、そしてその対応策を見つけました。

それは、頚椎1番が傾いている、というトラブルです。
頚椎1番は、別名《環椎》と呼ばれる横に長い椎体です。
だからでしょうが、結構何かの原因で傾きやすいようです。

そうすると、だいたい(逆もあるかも?)下がっている側の頚椎1番の上下から出ている C1:C2 という神経が圧迫されます。
この神経が圧迫されると、背中や下肢の感覚が鈍くなりますし、当然ながら筋機能が低下します。
ハッキリ痛みで出る事もありますが、「何となく右(左)側ばかり調子が悪い」という場合、こういう可能性が考えられます。

では、こういうケースにどう対応すれば良いか?
確かに頸椎1番の調整をする機械を置いてある治療院もあるようです。
ただ、これもカイロプラクティックの多くの場合同様効果が長続きしないようです。
ほとんどの方が筋肉のバランスが崩れている為に身体が傾くのです。
だからいくら骨を整えても「筋バランス」、そして『浅筋膜の流れ』を調整してあげなければ「その場しのぎ」になってしまうのです。

何故、カイロプラクティックがアメリカであれだけ流行ったかというと、やはり向こうの方は筋肉が強いからだと思います。
彼らに比べれば筋肉量が少ないし弱い日本人は、なかなかそれだけでは良くならないのです。

話を頸椎1番の調整に戻します。
直接、頚椎1番附近の浅筋膜の調整をしようにも、髪の毛(いくら薄毛でも)がありできません。
坊主頭の方にやってみましたが、やはり髪の毛が伸びるのでせいぜい2日ぐらいしか持ちません。

C1_wakai.jpg

では、どうするか?
ここで、「ジンクパターン」(別名で呼ばれる事も)というものを利用します。
詳しくは書きませんが、要するに「頸椎1番と腰椎5番はリンクしている」という法則です。
ひょっとすると、仙腸関節の動きの悪い人はこれが関係しているのかも知れません。

この間来られた男性は、慢性的に後頭部の詰り、それと鬱症状を訴えておられます。
月に一度のペースで通われているのですが、前回の際に右耳が約1㎝程下がっているのに気づきました。

C1_shima_1.jpg

以前に気が付かなかったのは、本当に迂闊でしたm(__)m

まず、腰椎5番の傾きを修整するテープを貼ります。

C1_L5.jpg

次にこういう方はL5神経の流れが圧迫されています。
直ぐにスネが張ってしまうような方はその可能性が高いですね。
L4-5間の椎間板の動きが悪くなっているのです。
そこで、ジェルフィッシュテープを貼ります(この写真はなし)。
また、C1 にπテープを貼ります。

そうすると、かなり耳の位置が変わってきました!

C1_shima_2.jpg

その後続けて仙腸関節を含め全身の調整をすると、ほとんど耳の位置が変わらなくなりました(*^。^*)

C1_shima_3.jpg

男性も、「今までで一番楽になった」と喜んでおられました。

その後他の方の施術でも、やはりこういうケースが非常に多い事が判りました。
特に『顎関節症』を含むアゴの痛み・不具合を訴えられる方は、イの一番にチェックしなければいけない処でしょう。


楽水庵





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