楽水庵ブログ

ずっと足底筋膜に痛みがあったランナー、たった1枚のテープで・・・

こんにちは、京都府長岡京市の楽水庵 水谷です。

結構足底筋膜を傷めておられる方は多いようです。
長期間足底筋膜の痛みを抱えておられる、そんな方々に「ひょっとしたら?」という事がありました。

3年ほど前に知り合った20代の男性、趣味でマラソンやトレイルランをされています。
時々レース前に調整で来られるのですが、一昨年ぐらいから左の足底筋膜に痛みが出てくるようになりました。
今回も4日前にフルマラソンを完走されたのですが、後半にまた左の足底筋膜に痛みが出てかなりズキズキしたとの事。

足底筋かな?と思って左の土踏まずから爪先寄りの中央部分を触るとやはり関連痛が。
しかし、この間のリスフラン関節の女子高生の件(リンク)があったので、そこを触ると違和感が。

念の為立ってもらってレッグランジの体勢を作ってもらいました。

20171127kato3.jpg

すると、右足を前に体重を変えても問題ないのに対し左を前にするとフラフラ。

これはやはりリスフラン関節の靭帯が弛んでいると判断して、このテープを1枚貼付してもう一度左前でランジをしてもらいました。

20171127kato2.jpg

期待通り体勢がピタッと決まりました。
「え、このテープ1枚で!」と驚かれていました。
この間の女子高生で苦労した甲斐がありました(*^。^*)

全身のチェック&調整をして、左下腿部もリスフラン以外の機能も整えました。

20171127kato1.jpg



話を詳しく聞いてみると、足底筋膜を傷めて直ぐに実家近くの病院で診てもらいインソールを作ってもらったそうなのですが、それでも痛かったのでしばらく休んでいたそうです。
しかし、また再開してもやはり痛みがぶり返すので来院されたという次第のようです。
後から考えるとその期間が惜しいような気がしますが、多分その時期に私にそれが見分けられたかというと疑問です(^_^;)
ただ、これからは足底筋膜の痛みからは解放されるでしょう。

これが昨日の事で、今日来られた方々もランジをしてもらうとやはり両方、もしくは片方がフラフラしていたのでリスフラン関節を調整するとやはりピタッと決まりました。

自分が知らなかっただけで、案外リスフラン関節に問題がある方は多いのかも知れません。
ラクロスは競技の特性でかなり深い前傾姿勢を取り、かつ重心が前になります。
その為に足の甲に痛みが出るので、一般の方はランニングとかをされていてもそこまで深い前傾姿勢をとらないので、足の甲に痛みは感じず足底筋膜の方に負担が掛かっているだけなのかも知れません。
たまにレッグランジ等をした時に「どうも安定しないな~」ぐらいの認識で終わっている可能性が高い。
これからは踵が痛い・足底筋膜が痛いという方、またそれ以外の方にもこういうチェックをしていかなければと感じました。

傷めた原因は様々でしょうが、冒頭の男性はトレイルランで不整地を走った際になられた可能性が髙そうです。


楽水庵







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