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(おそらく)頸椎ヘルニアから重い頭痛

重い頭痛で来られた40代男性。

糖尿病で20㎏ほど体重が減り筋肉もかなり落ちた。
そのせいか、(本人曰く)首の筋肉も落ちたから頸椎5番から7番までにヘルニアが出ている。
こちらからだと、どういう原因で頸椎ヘルニアになられたかは判断しかねるが、そういう事もあるのかも知れない。

ただ、痺れやそういうものはない。
ヘルニアになっても、神経が圧迫されていなければ普通に生活できる方も結構おられるのも事実。

1回目は、腰から首・肩・頭とリリースを主体とした施術を行った。
施術直後は頭も楽だったようなのだが、直ぐに戻ったとの事。

それでは具合がヨロシクないので、2回目は一番ヘルニアの状態が悪い(棘突起が完全に凹んでいる)頸椎5番にジェルフィッシュテープ、頸椎7番にコレクションテープを貼って施術した。

それでもまた直ぐに頭痛が出てくるようなら、ちょっと今の自分では楽になってもれえないと判断、結果次第で次どうするかを決めましょうという事にした。

すると、今回はご自身で頭のマッサージをされているも良かったのか、頭痛がかなりマシになったと連絡があった!
テープの効果は5日ぐらいで低下していくので、しばらく5日毎に来てもらう事に。

そして、3回目来られた際に前日頸椎5番のジェルフィッシュテープが剥がれてしまい、そこから頭痛が戻ってきたと言われた。
やはり、あのテープは効いたようだ!良かった(*^。^*)

という事は、頸椎ヘルニアにより髄液等の流れが悪くなったのが、頭痛の一番の原因だったのだろう。

もう一度頸椎5番のジェルフィッシュテープ等を貼ったが、前回より頸椎5番棘突起の凹みはマシになっていた。

何時まで掛かるかは判らないが、光明が見えてきた。

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本当に急性か?「寝違い」、ギックリ腰との類似点

こんにちは、「キネシオ ローイング インストラクター」(キネシオテーピング協会認定ボート競技専門指導員)
京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵の水谷です。

ここ最近お越しになられる方のほとんどに、症状の大小に関わらず「寝違い」の症状が見られました。
ハッキリ「寝違い」でお越しになられた方もおられます。
自覚はないものの、チェックをしていたらやはり兆候が出ている方も多く見受けられます。

「寝違い」に一番関わっているのは、「肩甲挙筋」という肩甲骨を引き上げる筋肉です。
この筋肉は肩甲骨の内側から頚椎1番に向かって頚部の後ろを走っています。
ですので、寝違いの症状が出ている場合に真っ先にアプローチするのはこの肩甲挙筋です。

ただ、だからと言っていきなり肩甲挙筋を皆さん傷められたとは思えません。
傷めるには傷めるだけの理由があります。

そして、寝違いは皆さん「急に来た!」と思われていますが、そうではないと私は思っています。
少しずつ首周りや肩周りのバランスが崩れてきて、この肩甲挙筋にストレスが掛かってきていると思われるのです。
また、首周りや肩周りは仙腸関節を含む腰との関わりもあります。
肩や首だけが良くない人などおられません、そういう方は自覚症状の有る無しに関わらず腰の状態も良くないのです。

特にこの時期蒸し暑い日があったかと思うと、急に肌寒い日があったりと身体にはかなりストレスが溜まっています。
そのストレスがギリギリ持ち応えていた首に「最後の一撃」をしたものが所謂「寝違い」ではないでしょうか?
そういう意味では、「ギックリ腰」と症状の出方は同じですね。
幸い私自身はギックリ腰や寝違いを最近起こしていませんが、思い返せば3月・7月・11月と寒暖の差が大きい時期に起こしています。

ですので、寝違いやギックリ腰はギリギリ保っていたバランスが寒暖差でもう堪えきれなくなって起こしたものだと解釈しています。
急に来るものではありません。

気付かなくても、その原因は少しずつ身体に蓄積されていっています。


さて、対応としては肩甲挙筋へのアプローチは勿論、首・肩・腰のバランスを整えていくのが王道です。

ただ、そうはいっても急に痛みが出てそういう知識がない時は辛いですよね。
その時に絶対に避けてもらいたいのが、「お風呂」と「ストレッチ」です。
この2つをやって昔私は非常に痛い目に遭いました。

まだ前職で日曜日にテニススクールに通っていた頃、日曜の起きてみると首が痛い。
テニスに行かなければいけないので、慌てて風呂に入ってストレッチをしました。

すると、痛みが増幅し1週間ほど首を反らす度に痛みに悩まされました。

何故、入浴とストレッチがいけないのか?
急性の痛みに関しては、痛みが出ている部分にだけ血流を増やし組織の修復を図る必要があります。
この場合温めても冷やしても、どちらでも構わないと最近の学説では唱えています。

ただ、温める場合でもあくまで「患部だけ」です。
入浴すると全身の血行が良くなってしまうので駄目なのです。


ストレッチも同様の理由です。
本当は急性の痛みが出ている場合は、よほどでない限り(特に激しい)運動はしない方が良いのです。
野生の動物が怪我をした時、ジッとしているでしょう?
彼らは本能的にそれを知っているのです。
我々はその本能が薄れてきているのでしょう。

ですから、「あ、やったな」と感じたら氷やアイスノンで痛い処を5分ぐらいジッと押さえている方が痛みは軽減します。
最近常に首のバランスには気を付けてテーピングしてますので寝違いにはなってませんが、以前「やったな」と感じた時にそうしてアイスノンで首を押さえていたら、感覚的には痛みが半分ぐらいになりました。

次に食事に気を付けてください。
できれば刺激物を避けて(もちろんお酒も)、かつ量を減らす方が得策です。
量を減らすのは、消化の方に血流を持っていかれない為です。
また野生の動物を例に出しますが、本当に何も食べずにじっとしてますよね。
あれが本当に急性期には大事なのでしょう。

ついつい、日頃の忙しさの為に「直ぐ何とかしなければ」と考え、いろんなものに手を出してしまいます。
もう少し私たち自身の「動物としての本能」:に従って行動するべきでしょう。

*あくまで個人の感想です。
*効果には個人差があります。
 

「耳を軽く引っ張るだけで痛い」、原因は?

こんにちは、京都長岡京市の楽水庵 水谷です。

最近は頭を施術する際に軽く引っ張ります。
これも頭蓋の筋肉をほぐすのに役立つからです。

我々の祖先はもっと耳を動かせたと思います。
耳自体に筋肉はないので、こめかみやその周りの筋肉を使って動かしていたのでしょう。
今でも動かせる人がいるのがその証です。

ただ、元々耳を動かせたのが必要性がなくなり動かさなくなった事により言うなれば若干重い耳という感覚器官が頭蓋からぶら下がっている状態なので、少し強制的に動かしてみる事も頭の筋肉をほぐす助けになります。
下半分は結構顔を動かした際につられて動く事がありますが、上半分はなかなか動かないので軽く引っ張ったり回したりするのも良いでしょう。


そうやって耳を軽く引っ張った際、ほとんどの方は痛みを感じません。
しかし中には結構痛みを感じる方がおられます。

私も初めは耳の問題かと感じていました。
もちろん、そういった方もおられるでしょうが、そういった痛みを感じられる方のほとんどが顎の問題を抱えておられます。
特に顎関節周辺の「外側翼突筋(がいそくよくとつきん)」という下顎骨を開ける筋肉が固く癒着している場合に耳まで影響を受けるようです。
「耳鳴り」の原因も顎からという事もあります。
そして、そういった方に顎の施術をしてから再度耳を引っ張ってみると痛みが出ません。

「口が開きにくい」、「口を開けると顎が痛い」等の症状も勿論顎関節症の症状ですが、それほど顎に痛みが出なくても耳を軽く引っ張って痛みが出る場合、その痛みの出ている方の顎関節は状態が良くない可能性が考えられます。
気になる方は一度試してみてください。
そして痛い方の奥歯で自分の指を軽く噛んでみてしっかり圧が掛かっているかチェックされた方が良いでしょう。


楽水庵



顎が弛(たる)んでいるから、ダイエット?普段口が半開きの人は?

こんにちは、楽水庵です。

最近また顎の痛み等でお越しになられる方がボチボチ増えてきました。
その中で気になっている事柄があります。

おおむね顎の調子が良くない方の多くが、生まれつき(構造上)顎が小さい。
それだけなら親不知が上手く生えない等のトラブルぐらいで済むのですが、どうも生まれつき顎の小さな方は「顎二腹筋(がくにふくきん)」という、側頭部からエラの部分を経て頤(おとがい)に繋がっている筋肉のボリュームが、私のような顎のしっかりしている(えらが張っている)のに比べて圧倒的に少ないのです。

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よって、少しの体重増加や運動不足によって如実に顎のラインが弛(たる)んでしまわれます。
もちろん、自分の体調や体型の管理で顎が弛んできたらダイエットや運動されるのも良いでしょう。
しかし、過度にされるのも如何かと思います。

先ほども書いたように、顎二腹筋のボリューム不足によるものが一番の原因と思われます。
だから、少しでも顎二腹筋を活性化する必要があるでしょう。

顎二腹筋の機能は、「口を閉じる」事です。
この筋肉が弱ってくると、口を閉じたままでいるのがしんどくなり、自然と口が半開きになるようです。
今通っている中学生がこの状況でした。

やはりある程度口を開けた状態から口を閉じていく、というと何か難しい事を書いているようですが、要は食事の時に「よく噛んで食べましょう」で良いのではと感じます。

それと、口を閉じた状態で頤を前後させる運動も良いでしょう。
口を開けた状態でやると靭帯が弛んでしまう恐れがあるので注意してください。
その際にエラの貼っている部分を動きやすい方向に軽く誘導して(ほとんどの方が手前に引くと楽です)やると更に楽になるでしょう。

こうした事を地道にやって行くと顎のたるみは徐々に解消していく筈です。
そんなに太った訳でもないのに顎のたるみが気になる場合は、先ずこちらからやってみる事をお奨めします。
何でもかんでもダイエットは、少し乱暴な気がしますね。

最後に、顎二腹筋は側頭骨に繋がっている関係からこの筋肉が固くなると側頭筋も張ってしまいます。
逆に顎二腹筋を緩めると側頭部は柔らかくなりますので、片頭痛でお悩みの方も一度試していただけたらと思います。

楽水庵








数年前までこの時期になると・・・

こんにちは、楽水庵です。

流石にこの時期(9月19日)になると、昼間日差しが強い時はまだ少し暑いけれど朝夕は結構過ごしやすくなってきましたね。
ただ、私は数年前までこの時期になると鼻炎を起こしていました。

今でしたら半袖Tシャツ1枚「涼しい!」で過ごせるこの快適な時期なのですが、鼻炎を起こしていた時期は重ね着をして少し汗ばむぐらいにしておかないと鼻がムズムズしてクシャミばかりしていましたね。
ですから、この時期(特に秋)は鼻炎薬が欠かせませんでした。
もしくは、「ブリーズライト」を貼っていましたね。
キネシオの鼻炎テープはその頃知りませんでした。
ただ、知っていたとしても結構派手なので前職には使えなかったかも。

そんな私だったのですが、現職に就いたぐらいから毎朝「エアー縄跳び」をするようになってからピタッと鼻炎が出なくなりました。
もちろん、風邪を引いたりすると鼻汁は出ますし、案外施術中は前屈みの体勢が続くので途中で鼻が詰まったりはします。
しかし、冒頭のような鼻炎は治まっています。

これはやはり「エアー縄跳び」を毎朝する事により足趾の鼻(前頭洞)の反射区に良い刺激を受けているからと解釈すべきでしょうね。
それもただ跳ぶだけではなく、しっかりと足趾で踏ん張って跳ばなければ効果がありません。
この反射区は5本の指全てにあります。

この時期に鼻炎でお悩みの方、私も「気温差アレルギー」だと勝手に思っていたのですが、こんな簡単な事を続けるだけで症状が出なくなったりする事もあります。
もちろん健康にも良いので、騙されたと思って1ヶ月試してみては如何でしょうか?


楽水庵






首にテーピングしただけで眩暈やムカムカ、迷走神経?

こんにちは、楽水庵です。

これは非常に稀なケースだと思います。
私も非常に戸惑いました。

先月末に初めて来られた20代後半の女性です。
首のコリや頭痛で来られたのですが、首にテーピングをしてその他調整をしていたら急に気分が悪くなられました。
吐き気やのぼせの症状がありました。

結婚して1年と聞いていたので、ひょっとして妊娠?と思いましたが、そうでもなさそう。

結局、少し休んでお腹にテーピングしたら気分が回復されました。
心配だったので様子を聞いたら、首の調子が非常に良いとの事。
そして、その気分の悪くなったのを友達に聞いたら、ひょっとしたら迷走神経のせいではないかと言われたそうです。

この仕事をしていて今まで迷走神経に関わった事がなかったので、本当にそうなのかなというのが私の感想でした。

そして、先日2回目の施術に来られたら、やはり首のテーピングをしたところで前回同様気分が悪くなり、今回は吐かれました。
どうも座っていたら気分が悪くなるようで、俯せ・横向き・仰向け、どの恰好でも寝ている分には大丈夫な模様。

ちょっと休んでいただいている間にネットで迷走神経を調べました。
延髄下部の刺激というのが書いてあったので頚椎をチェック。
そうすると、頚椎6-7番間がかなり狭くなっていました。
ひょっとするとこれなのか・・・
テーピングする前は胸鎖乳突筋や斜角筋等が非常に筋低下していたのですが、テーピングする事によってそれらが機能回復し、残っているこの部分にしわ寄せが来たのかも知れません。
だから、座っていると気分が悪くなるのかも。
それで迷走神経を刺激した可能性はあります。
ただ、正直そういうのを勉強した事がないのでハッキリとは判りません。

原因が判ったら対策。
頚椎6-7番間にジェルフィッシュテープを貼っても良いのですが、20代の女性でお仕事に行かれる、ましてや薄着になっている時期に流石に目立ちすぎます。

そこで、ジンクパターンを用いました。
ジンクパターンでは、頚椎1番が腰椎5番に対応しています。
頚椎2番が腰椎4番、、、という風に順繰り(これ書いていかないと判らなくなりますね・・・)で頚椎6-7番に対応しているのを計算すると、これが胸椎11-12番間になりました。
胸椎をチェックすると、正にその椎間板が詰まっていました。
そこにジェルフィッシュテープを貼って座っていただいたら、もう大丈夫でした。

その後座ったまま腕・首・肩甲骨等の筋膜リリースを行いましたが、気分が悪くなるような事はありませんでした。
正解だったようです。

これで判ったのは、この方の場合最初にこの部分へテーピングするべきという事でしょう。

筋力的に弱っている方等は、たまにテーピングすると他の部分が痛くなるとかそういうのありました。
ただ、今回のように気分が悪くなるというのは本当に初めて体験する事でしたが、何とか対応できたようでホッとしております。

楽水庵





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