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楽水庵ブログ 京都のスポーツ整体院 楽水庵のコンディショニングブログ: 2017年6月

ボート選手、フィニッシュからリカバリー時の腰痛

こんにちは、楽水庵です。

腰痛と言っても腰だけケアすれば痛みが軽減する訳ではありません。
特にある動作をした際に限って発生するものに関しては、何故起こるのかをしっかり全身に渡ってチェックしなければ問題は解決しないでしょう。

大学のボート部選手。
腰椎ヘルニアや坐骨神経痛も軽減してかなり良い状態になってきたと思っていたのですが、少し漕ぎを変えたせいか先週ギックリ腰になりました。
そのギックリ腰もかなり楽になってきてはいるのですが、エルゴを引いた時にフィニッシュの際とリカバリーで上半身を前傾にする際に痛みが出たので先週末のレースは自重したそうです。

もちろん腰のバランスもあるのですが、それを整えても上に書いた症状は残っていました。
そこで、肩甲骨・肋骨のバランスをチェックして、まず左の肩甲下筋の張りが強いのに気付きリリース。
これでエルゴを引いてもらうとリカバリー時の痛みは引きました。

ただ、フィニッシュで引ききった後に腰が少し落ちるとまだ痛みが残っているので、再度チェック。
すると、右前鋸筋と季肋部の動きが悪いのでテーピングで整えて再度エルゴ。

kenkoukakin&kirokubu.jpgkomatsu.jpgすると、フィニッシュ時の痛みも消えました。

このようにある動作をして腰に痛みが出る場合は、腰が原因とは限りません。
首は腰と連動しているので、どちらかというと「一つもの」と考えた方が良いでしょう。
それよりも、肩甲骨や肋骨の動きをしっかりチェックした方が的確に原因を探る事ができるのではないでしょうか。
ボートはハンドルを持ってやる運動なので、肩甲骨や肋骨の状態が悪くなればどこかにストレスが掛かります。
この彼の場合は、腰にウィークポイントがあるので腰痛になったのでしょう。
『痛みの出る場所と問題を起こしている場所は一緒とは限りません』

このような場合エルゴでビフォー・アフターを確認できるので、やはり買っておいて本当に良かったと思います。

楽水庵





7月31日(月)に福島県喜多方市で筋膜リリースセミナー

こんにちは、楽水庵です。

7月31日(月)の夜に福島県喜多方市(おそらく山都)で筋膜リリースのセミナーを開催します。

29日・30日に福井県美浜で開催される全中(全国中学生選手権)のサポートをした後に、宮城県長沼で行われるインターハイボート競技へサポートに行きます。
その途中に喜多方へ寄らせていただきます。

20161126tokyo_2.jpg

いつもはテーピングのセミナーなのですが、5月に福島空港近くで行ったセミナーの内容を、今回はテーピングではなく筋膜リリースで行ってみようと思っています。
ですから、皆さんの様々な症状を改善するリリース(及びストレングストレーニング)だと思ってください。

特に最近肩甲下筋のリリースをキッチリすると、首・肩・腕が楽になる事が判りました。
その後に首のリリースを行うと、下半身の症状もかなり改善されます。
順番でいうと、肩甲下筋→首→下半身にリリースするのが良いと思います。

もちろんテーピングも一緒にやれば良いのですが、あまり詰め込み過ぎて理解していだけない・実践できない内容にしても良くありません。
ですので、今回はリリースのみでやりたいと思っています。

最近判ってきた不調のパターンを理解してもらって、どういう風にやっていけば『ニュートラルな状態』に整えていけるかをやります!

ご家族や部活で実践していただけるようなものにしたいと思っていますので、お近くで興味のある方は是非ご参加ください。

まだ会場・時間は未定ですが、お問い合わせくだされば判り次第連絡させていただきます。


楽水庵







特にオフィス勤めの方に、「腕が軽くなる」筋肉は?

こんにちは、楽水庵です。

タイトル通り腕全体が軽くなる筋肉は?と問われれば、イの一番に出てくるのが「肩甲下筋」です。
この筋肉はズバリ「腋」の筋肉で、肋骨と肩甲骨に挟まれています。
オフィス勤め等で同じ姿勢でいると、まずここが固まってきます。

この筋肉をリリースすると本当に腕が軽くなるそうです。
「そうです」と書くのは、私自身はリリースするばっかりなので来院された方の感想を聞くだけなのと、あまり自分自身腕が重いと感じないものですから。

この間女子高生に伴ってこられたお母さんにしてあげたところ腕はその場で軽くなり、普段肩がガチガチなのですが、翌日肩を触った知り合いが普段とあまりにも違うのでビックリしたそうです。

アプローチとしてはかなり拘縮が強い場合はテーピングもしますが、直接リリースする方が非常に効果的です。
ただ、このリリースですが最近になってかなり上手くなったと自分でも感じていますが、以前は少し強引だったもので受け手の方もかなり痛みを感じられましたが、やっている方の私も結構指をつりました(^_^;)
小さな女性でも肩甲下筋はかなりガチガチになっている方はおられます。

今のやり方ですが、肩甲下筋のストレングストレーニングを行った後に腋に指を入れ、同時に肩甲骨の筋膜を肩口の方に誘導してしばらく待ちます。
少し経ってくると徐々に緩んできますので、更に肩甲骨の筋膜を動かしていくと指が肩甲骨の奥まで届きます。
決して指の方を先に突っ込もうとしない方が良い結果を伴いますね。

以前は施術の流れで最後の方に行っていましたが、最近では前半の方で行っています。
その方が腕のリリースとかを行っても解れ具合がかなり違うからです。


また腋を触られて「痛い」のではなく、「くすぐったい」人も大抵は肩甲下筋が固くなっています。
以前も書きましたが、「くすぐったい」というのはその箇所の不調を物語るバロメーターでもあるのです。


楽水庵



午前中の頻尿が大幅改善、私です(^_^;)

こんにちは、楽水庵です。

私自身の事ですが、仙椎にジェルフィッシュテープを貼る事により午前中の頻尿が大幅に改善しました。

夜間頻尿はないのですが、ここ最近は朝仕事をしだして1時間ほどすると尿意が強くなり、施術を中断してトイレに行く毎日でした。
仕事前にもトイレを済ましているのにです。
ましてやそんなに寒い時期でもないし、朝摂るコーヒーのせいかなとも思っていました。
しかし、昼からはコーヒーを飲んだ後でもそんなに尿意は感じません。
普段は自分の処でやっているのでまだ良いのですが、戸外だったりしたら辛いですよね。

それがこの間胸椎12番ー腰椎1番の椎間板へジェルフィッシュテープを貼り替えた際に、ついでに仙椎2番ー3番の椎間板にも貼ってみたところ、状態が大幅に改善しました。
ここへは他人にはよく貼っているのですが、自身に貼るのは初めてでπテープを左右それぞれS3神経の通り道へ貼るぐらいでした。
しかし、ここの椎間板を触ってみるとやはり違和感があり、一度試してみようと思いました。

貼った事を忘れて次の朝仕事をしていても昼過ぎまで全然大丈夫だったので、「何でかな~?」と感じていたぐらいです。
それからは、朝仕事をしていても途中でトイレに行きたくなるような尿意を感じる事はなくなりました。

仙椎2番ー3番の椎間板が詰まっていると、女性では月経痛がひどくなり、男女共通して腹筋(腹直筋・外腹斜筋)が機能低下してその結果鼠蹊部が詰まったりする事がよくあります。

私の頻尿に関して言えば、前立腺の可能性もあるのかも知れませんが、結構若い頃からトイレは近い方だったのでよく判りません。
ただ、夜に何度もトイレに行くという事はなかったので、単に椎間板が少し詰まっていた事が前立腺を刺激していたのかも。
テープを定期的に貼り替えてしばらく様子を見てみます。

楽水庵




なんと、280円で!!

こんにちは、楽水庵です。

近所にあるリサイクルセンターに行ったところ、この「レッグマジック サークル」というのが何と280円で売ってありました。
それも5台も!なんかの放出品だったのかな?

legmagic.jpg

以前から普段人の動きで、余程の事がない(またそういう類のスポーツをしていない)と「横の動き」がないので内転筋等の内腿の筋肉が鍛えられないし仙腸関節も動きが悪くなると言っておりました。
私自身はサイドランジやサイドステップ、それに四股を日課でやっていますが、元々この器具には興味があったので買いました。
無茶苦茶安いですもんね~、おまけにマットももらいました(笑)

早速昨夜も少しやってみましたが、結構難しい・・・
パワーバンドに替えたら強度をもっと上がられると書いてありますが、まだ動きもしっかりしていない段階でそれは無茶。
早く慣れようと、今朝ノルディックジョギングを短めにして再度挑戦してみました。

結果は上々で、やはりノーマルでも結構効きます。
取説やDVDで、私自身は横に動かす「ラテラルグライド」という動きしか知らなかったのですが、いろんな運動ができるのですね。
結構面白いです(*^。^*)
おまけに上半身の運動もできるキットも付いていて、これもやってみるとかなり効きます。

うちに来られている皆さんに話を聞いていると、かなりの方が購入したものの使われていないようです。
こんな値段で売っていた事自体あまり需要はないのでしょうかね。
私は凄く良いトレーニングツールだと思うのですが。
体幹を鍛えるにはうってつけですね。

楽水庵




仙腸関節に効く、「四股」の考察

こんにちは、楽水庵です。

仙腸関節の動きが悪い方は結構おられます。
普段の生活で「横へ動く」という事はあまりないからです。

バスケットボールみたいに横へ結構動く競技とかは別にすると、特にボートや自転車等の競技は前後の動きしかないので普段から気を付けていないと仙腸関節の動きが段々と悪くなっていって、最終的には股関節の可動域を下げパフォーマンス低下を招きます。

ですから、サイドステップや四股を普段から行うように推奨しています。
その中で、今回は「四股」について考察してみます。

先月福島に行った際に受講者の中で相撲の指導者の方がおれたので、四股について少し指導していただきました。
自分も毎日少しずつやってはいるのですが、その方が四股を踏んでおられるのを見ていると全く自分の毎日踏んでいるのと違う。

何が違うか?
その時は理解できませんでしたが、最近こういう事なのだと判りかけてきました。

また下手な図ですm(__)m

shiko.jpg

その福島の相撲の方も、以前京都でお会いした相撲の指導者も口を揃えて「四股は片脚スクワットです」と言っておられました。
あ、なるほど!
今までの自分は、1のように腰を落とした状態からそのまま脚を挙げていました。
ところが、それでは単なる「横蹴り」になってしまうのですね。
お尻の横、つまり中殿筋とかには効きますが、「片脚スクワット」というからには「大殿筋」や「大腿四頭筋」にも効かせたい、そうすればもっと運動量が上がります。

つまり、2のように腰を落とした状態から少し上げる方の脚を浮かせ、そのままその脚を挙げていくのではなく、一旦そこで支持脚の方を下してから挙げる、これで相撲の方達が言っておられた「片脚スクワット」になります。

確かに相撲の方が四股を踏んでおられるのを見ると、非常にユッタリとしたリズムでやっておられます。
微妙な動きなのでなかなか見つけられませんが、自分でやってみて確かにこうだと確信しました。

もちろん、それはそれで難しいですけどね(^_^;)

楽水庵

「腹筋するのが嫌になりました」競輪選手

こんにちは、楽水庵です。

先日久しぶりにお越しになった競輪選手。
一番の望みはライディングフォームを撮った際に首周りが安定してほしいとの事。

チェックしてみると、頚椎5-6番間に詰りが見られました。
これはそのカウンターパートに当たる胸椎12番-腰椎1番間にジェルフィッシュテープを貼付して解消。

他に何か問題はないかとチェックしてみると、鼠蹊(そけい)部が結構詰まっている。
この場合、S2-3番間が詰まっている事が多く、彼の場合もそうでした。

そして、このS2-3番間が詰まっていると、腹筋のうち腹直筋と外腹斜筋が機能しません。
何故かというと、S3神経の流れが悪くなっているからです。
S3神経は恥骨周辺の皮膚を神経支配しています。
そして、皮膚の神経支配をしているという事はその内部の筋肉等にも影響を与えているのです。
腹直筋に外腹斜筋は恥骨に繋がっており、その為に機能低下を起こします。

よく「・・・筋が弱い」という表現を我々もしてしまいますが、実際の処筋肉自体が弱っているというよりも、皮膚や筋膜の流れが悪くなっている為にその奥にある筋肉が持っているパフォーマンスを出せないだけのケースがほとんどなのです。
ですから、キネシオテーピングで皮膚・筋膜の流れを整えてあげると、筋肉はポテンシャル通りのパフォーマンスを出せるのです。
逆に「ただ貼っただけで筋出力がアップする」のであれば、それはドーピングですから全競技でキネシオテーピングは禁止されている筈です。
キネシオテーピングができるのは、あくまで「ポテンシャルを引き出す」事だけです。
それで整えて、更に鍛えハイパフォーマンスを出す事によってポテンシャルをもっと高める、この繰り返しが「勝利の王道」だと確信します。

競輪選手の話に戻すと、元々野球をしていて腹筋運動なども所謂「回数をやらされる」ものばかりしていて、それも楽をする為に脚の筋肉を使ってやっていたようです。
S2-3間の詰りを取って、腹筋、特に腹直筋が効きやすいようにした状態で腹筋運動をしてもらうと、数回でパンプアップしました。
「もう腹筋をするのが嫌になりました」と笑いながら言っていました。

それでも、こういう地味な調整とトレーニングをしていくと、彼は益々強くなるでしょう。
断っておきますが、「腹筋が効いた」からと言って常に腹直筋に力を入れている訳ではありません。
逆にどちらかというと、腹直筋は運動中にリラックスしている時間の方が圧倒的に多いのです。
瞬間的に力を入れているだけです。
ただ、ちゃんと力が入らないという事はちゃんとリラックスできていない事です。
その為に近くにある腸腰筋なども機能しなくなってきて、パフォーマンス低下や腰痛などを引き起こしてしまうのです。

本当に「効いている」と数回でパンプアップします。
だから、「腹筋運動を何百回できる」とか言っている方は真の意味での腹筋運動をしていない可能性が高い。
もちろん、ちゃんと効いているのをその回数できるのなら凄いですけどね。

競輪などは瞬間的なスピードがないと勝てません。
それが収入面で数百万、場合によっては千万単位の獲得賞金の差になって表れるシビアな世界です。
その為にも「嫌になってしまった」腹筋運動でも、コツコツとやってほしいですね。

楽水庵




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