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楽水庵ブログ 京都のスポーツ整体院 楽水庵のコンディショニングブログ: 2016年1月

寒い時期は広背筋の外側を傷めやすい・・・

京都府長岡京市の「アゴ・首・スポーツ障害専門院」 楽水庵です。

暖冬と言いながらこの数日前は非常に寒かったですね。
うちも外置きの洗濯機のホースが凍結して水が出ませんでした(^^ゞ
昨年の冬は結構寒かったのですが、こういう事はありませんでした。
まあ、こうやってバランスを取っているのでしょうか…

さて、やはり寒くなってくると腰を傷めている方が増えました(私も少しあるのですが・・・)
そんな中でも傷めた部位に特徴があります。
多くの方が広背筋のそれも外側を傷めておられます。

何故なのかと考えると、寒さでから体幹を縮めた状態で腕を前に伸ばすような動作をすると推測されます。
また、寒い時は俯き加減で、そうすると普段から広背筋が伸ばされっぱなしになっているのも関係しているでしょう。
その時に少し横に身体を捻る動作が加わると、広背筋の外側を傷めてしまいます。

とかく、冬は姿勢が悪くなりがちですが、寒い時こそ意識して良い姿勢を保つよう心がけましょう!

楽水庵

膝を伸ばす時に内転筋を意識すると・・・

こんにちは、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

この前に歩く時の腕の振りについて考察しました(リンク参照)。
ランニングについても全く同様の事が言え、これを普段から実践すると走りの質も変わっていくのではと感じます。

今回は膝の使い方についての考察です。
ただ、ウォーキングやランニングで膝を伸ばす時とは、つまり足が地面から離れる時で、足趾、特に母趾でしっかり地面を掴み、真っ直ぐ後ろに送る(もしくは、蹴り込むと言った方が良いか)動作と連動します。

この為には後脛骨筋に足底筋という筋肉が非常に大事になってきます。
特に足底筋は母趾で地面を抑え込むという動作をするのに非常に大事な筋肉です。
そして、これがしっかりしていたら大腿部の内転筋が有効に使えます。
この内転筋が膝を伸ばす(伸展)際に非常に重要です。

一般的に膝伸展では大腿直筋と考えられています。
確かにそうなのですが、大腿直筋を意識しすぎると、この筋肉は大殿筋との関連が強い為(拮抗筋)なので、膝関節伸展だけしたい時に余計な股関節の運動も起こしてしまいます。

歩行やランニングで脚を後ろに送る動作は、つまり股関節伸展です。
大殿筋はその動作の最初に使われるべき筋肉で、アウターマッスルの典型です。
アウターマッスルは瞬発力はありますが持久力では劣りますので、股関節伸展の最初に使って後半では使わない方が良いのです。
そして、股関節伸展で最後に膝を伸ばしきる時に内転筋を意識します。
内転筋もアウターマッスルですので、瞬発力はかなりあります。
そして、人間の大腿部で一番筋肉量が多いのは、実は内転筋群なのです。

ただ、悲しいかな、内転筋は余程意識しないと有効に使われません。
そして、内転筋と大腿直筋は同じ動きをしてくれるので、膝関節伸展時に内転筋を意識して使うと、自動的に大腿直筋も作用します。

このようにイメージして脚を動かすと、ウォーキングにしろランニングにしろ、今までとは違ったレベルになります。
是非、一度試してみてください。

また、ボートやウエイトリフティング等の膝を伸ばしきる動作がある競技でも、同様に内転筋を意識すると下肢のパワーをフルに発揮できるでしょう

楽水庵





鼠蹊部リンパの詰まりはどこに流す?

京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

最近寒いせいか、鼠蹊部の詰りを訴えられる方が増えています。

鼠蹊部の詰りの原因としては、腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)や薄筋・大内転筋・長内転筋等の内転筋群の機能低下があります。

特に右利きの方の場合、おそらく縫工筋との絡みで右薄筋の機能低下から来る右鼠蹊部の詰りが結構見られます。
この場合、右下肢を叩いた時の感覚が左のそれよりも鈍くなります。
しかし、これは薄筋の機能をテーピング等で戻してあげると即回復します。

上に挙げた筋肉が原因の場合は案外楽なのですが、中には原因不明の詰り、それも両方とも詰まっている場合は少し困りものです。
片方だけならテーピングで詰まっていない反対側に流すという手もあるのですが、両方ともならこの手は使えません。

では、どこに流すか?

鼠蹊部に流れてきたリンパ液は、次に腰椎4-5番間に流れます。
そこで、強制的に手技もしくはテーピングで鼠蹊部からそこに流してあげます。
そうすると鼠蹊部の詰りはかなり軽減します。
よく詰まる方で原因がご自身では見つけるのが難しい方も、入浴時にでも手でやさしく鼠蹊部から仙骨の上の方へ流してあげると楽になります。
一度お試しください。

楽水庵


歩く時でも腕の振りを意識、肝は広背筋 ノルディックからのヒント

京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

一昨年からノルディックウォークを少しやり出して、その腕の振りをそのまま普通のウォーキングでも使えないかイメージしながら歩いてみると、これが結構良い感じで、かなり腕のトレーニングにもなります。

ノルディックウォークは、普通のそれに比べ使われる筋肉が多いと言われます。
確かに体幹周り、またそれに伴う歩幅の伸びによる股関節周り等が一般のウォーキング時よりも使われている感じがあります。

また競歩の腕振りですが、これも後ろへ振った時に手を下げますが、ノルディックウォーキングでも同様に後ろ手を下げながらポールを地面に押します。

これを普通のウォーキングに使うとすると、腕をただ真っ直ぐ前後に振るだけではできません。
前へ振る際は、肘を曲げながら肩関節を外旋、そして後ろへ振る時に屋や肘を伸ばしながら内旋していきます。
完全に伸ばす必要はないですし、また伸ばしきるとかなりパワーロスになるでしょう。
そして、この内旋しながら後ろへ下へ手を伸ばす動作は「広背筋」を使う事になります。

広背筋は背中についている大きな筋肉で、また腰にまで繋がっています。
これにより腕の振りが有機的に下肢にリンクされます。

この腕の振りを意識的にすると、普通に歩いているだけでもかなり腕の筋肉が使われます。
いきなりランニングで同じように腕を振ると、おそらく腕から先に疲れるかも知れません。
それでも意識的にこの腕振りのトレーニングをする事によって、ランニングの質が上がる筈です。
その為にも、先ずはウォーキングから積極的に腕振りの練習をするべきと考えます。

楽水庵

反対側の頚椎を調整すると、臀部の痛みが軽減!!

こんにちは、京都と大阪の間にある長岡京市でスポーツ整体院を開いている 楽水庵です。

最近寒いせいか腰痛で来られる方が増えています。
特に臀部の痛みが多いですね。

もちろん、皆さん股関節や臀部に問題があるのですが、案外見過ごされがちなのが頸椎の詰り。
それも同側ではなく、反対側にある事が結構あります。

当院に臀部の痛みで来られている方々でも、結構な割合で反対側のC3 神経の詰りを調整すると(本当に小さなπテープを1枚貼るだけ)臀部の痛みが大幅に軽減される方がおられます。

ジンクパターンという、C1とL5、C2とL4、といった相関があるそうです。
C3ならL3 なんですが、それも普通なら同側の筈なのに実際は反対側を調整したら良くなっています。
それとも、私が不勉強で、ジンクパターンには反対側の法則もあるのかも知れません。

ただ言える事は、脊柱(仙骨も含め)は特に両端同士バランスを取り合っています。
どちらかに不具合が出れば、もう片方がそれを補おうとします。
それで余計に全体的にバランスが崩れていく、といった事が多く見受けられます。

また、昨年11月のキネシオ国際シンポジウムに参加した際に、「アクティブテスト」の概念を少し学んできたのも役に立っている気がします。
今まで私がやってきた「スクリーニングテスト」はどちらかといえば、動かすのが検者である私で、お越しになられた被験者は「受け身」の立場でした。

もちろん、スクリーニングテスト等で痛みが出て、それを微分した筋肉テストでまた出る、といった事もありますが、一番判りやすいのはその痛みが出る動きをしてもらって、その中でどこをどうすれば痛みを軽減できるかをチェックする事でしょう。
それも、痛みの出る個所周辺だけでなく、全身に渡ってチェックする必要があると感じます。

楽水庵

冬こそしっかり水分補給を!!

こんにちは、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

当院では最新のキネシオテーピングテクニックも用いて行っておりますが、私が開発した MUST (マッスル・ユニット・ストレングス・トレーニング)というエクササイズも施術の一環として行っております。
これは、ターゲットとする筋肉に負荷を掛けて収縮するのを頑張ってもらう方法で、単なるストレッチング等に比べ筋肉の収縮力が向上します。
収縮力が向上した筋肉は、また非常にリラックスできます。
この MUST と筋肉・筋膜リリースを併用すると、本当に驚くほど関節可動域が向上します。

ただ、この MUST 、結構なトレーニングになります。
もちろん負荷はその方に合わせますが、通われている女性が 「今日はジムに行かなくても良い」 と言われるほど内容は少しハードかも知れません。

今までも時折ハムストリングとかのMUSTで攣った方はおられましたが、それは先に中臀筋をしてから行うと、ハムストリングと中殿筋の関連性が強い為にある程度防げるようになりました。

しかし、この2日ほど結構攣ってしまう方が多く、その原因は皆さん当院に来られるまで水分補給が足りていない事が判明しました。
冬はあまり汗をかかないのであまり自覚できないのでしょうが、これは軽い脱水症状だと思われます。。

そして、皆さん少し水分補給をされると、それ以降攣る事はなくなりました。

思っているよりも水分はしっかり摂った方が良いでしょうね、特に運動する際には。

楽水庵




右内腹斜筋の機能低下、原因はお疲れで・・・

こんにちは、楽水庵です。

年明け来院された60代男性。
秋に腰痛で来られ、先月初めに右手の痺れと4・5指に力が入らない症状で来られ、その時はかなり改善した。
だが、その後お忙しく次回の施術が年越しになってしまった。

右手の症状はかなり楽になってきている模様。
今回はお仕事(鮮魚加工)が年末非常に忙しく右腰が痛いとの事。
自分も前職でやっていたので、よく判ります。
立ちっぱなしで冷えもきついですからね(^^ゞ

どうも神経的な痛みと感じたので、足趾のテストをするとS2が陽性。
骨盤の傾きも結構あり、梨状筋で骨盤のアジャストメントをする際に、右梨状筋とS2を被せてテーピングすると上手く二兎を追えました(*^。^*)

その後頚部や背部の調整をすると腰の具合はだいぶ良くなりましたが、まだ右腹部の動きが重い。
どうも内腹斜筋のようなのだが、皮膚を誘導しても出力が弱い・・・
ひょっとしてと思い、肝臓の反射区を刺激すると案の定陽性、これでは右内腹斜筋は入りません。

そこで、肝臓マニュピュレーションを実施。
実施後、内腹斜筋のテストをするとやっと入りました(*^。^*)

一概に「肝臓が悪い」とも言い切れない。
肝臓等の内臓も骨格筋等と同様筋肉で構成され(支配する神経は異なるが)、筋膜で覆われている。
肝臓マニュピュレーションは肝臓の筋膜の動きを良くする事しかできないので、肝炎とかの症状に対しては効果は疑問である。

ただ、疲れとかで肝機能が低下している場合には、筋膜の動きを良くするのはありだと思います。
またそれによって、腹筋の機能も回復しているので、こういう方法は有効だと感じます。


楽水庵

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