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楽水庵ブログ 楽水庵の顎関節症ブログ: 2015年5月

やはり、顎のトラブルには全身のチェックが必要

こんにちは、京都府の西南部 長岡京市でアゴのトラブルの専門院をやっている楽水庵です。

私が本格的に顎の施術をやりだしたから、2年半ほどになります。
殆どの方が症状が改善され、「楽になった」と喜んでいただきましたが、正直に言いますと若干「変化を感じられなかった」という方もおられたのも事実です。

それは何故か?
症状の強い方はもちろん1~2回で完全にスッキリとはいきません。
紆余曲折がありながら最終的に悩みが解消していくのですが、その過程も人様々です。
そして、一番大事な事は、顎の症状が何故出るのか?その原因をしっかりと見極めなければ、単に顎の施術をしただけで良くなる事は、(特に症状の重い方には)難しいからです。

アゴの症状(顎関節症)に一番関係が深いのは首の問題ですが、それも首だけ施術すれば良いのか、というとそうではありません。
私が顎の施術しだしてから上手くいかなかったケースなどは、まさにその典型なのです。

興味深い事に、腰や他の悩みで通われている方々に、「顎もやるよ」と言って、そういう方々が「実は顎も悪いんです」と言われてさせてもらった分は皆さん良くなられました。
ところが、顎の悩みだけで来られた人の中で改善が見られない方が若干おられたのです。

では、その理由は何か?と考えた時にやはり、「全身のチェックをしていなかった」という点がありました。

この頃口癖で言ってますが、『首の悪い人は腰も悪いし、腰が悪い人は首も悪い」という事を実践できていなかったのです。

それに気付き、以後は顎の悩みだけでお越しになった人でも必ず全身の調整をするようになりました。
もちろん、先ほど書いたように時間が掛かる方もおられますが、以後は皆さん最初から変化を実感していただいています。


その典型的な例を紹介したいと思います。

ご主人共々通っていただいている30代の女性ですが、この方も私が顎をやりだした時に施術させてもらい、それから顎はずっと楽なままでおられました。

ところが、家で姑さんの衣服を整理していたら急に顎が痛くなって口が開け辛くなったようで、丁度ご主人の施術をしていた夜に電話が掛かってきて「今からやってほしい」との事。
こちらも夜遅くなので、そんなにできないし取り敢えず首から上だけでもという気持ちで受けました。
向こうも、ちょこっと顎をやってもらえれば楽になると思っておられたようです。

ところが、あまりにも首の張りが強く、施術前に比べれば楽にはなりましたがまだまだスッキリできない状況。
これは首の問題だけではなく、腰もしっかりやらなければいけないと感じ、数日後にまた来てもらいました。
本人に翌日聞いたところ、また姑さんの衣服の整理を再開したら段々と痛くなってきたと言われていました。

そして数日後、下半身からしっかり調整していくと、それだけでも首が楽になってきて顎も然りになりました。
それから、首やアゴの調整をするとスッカリ良くなられました。

一番の原因は「腰」だったのです。
恐らく片付けしている姿勢の問題で腰のバランスが崩れ、それが首に影響を及ぼし最終的に顎の痛みになったのです。

やはり、顎をする時は時間を掛けてしっかり全身の調整をしなければいけないと再認識させられたケースでした。

楽水庵


「声が出しやすくなったので、よく他人と話すようになりました」

皆さん、お元気ですか。
顎の痛みや口が開きにくいとのトラブルに対する施術を行っている、京都の長岡にある整体院 楽水庵です。

左顎がカクカクして、更に声が出しにくいとの症状があり通っている女子大生。
口が開きにくい事はないのですが、顎のカクカクは3回目の施術までは続いていました。

3回目の施術の際に側頭部の緊張をかなり解くと、今回来られた際にはカクカクはかなり小さくなったとの事でした。
そしてまた施術を行うとまた更に音が小さくなりました。
まだまだ良くなるでしょう。

そして、1回目の施術で「声が出しやすくなった」と言ってくれた(リンク参照)のですが、聞いてみると益々声が楽に出るようになったそうで、最近は良くバイト先とかでも他人と話をするそうです。

少し塞込む事も多かったそうですが、こういう事で解消していってもらえれば嬉しいですね。

楽水庵

側頭筋の張りがかなり強いのが「顎がカクカク」の原因?

お元気ですか、京都の長岡京市でアゴの悩みを解決しているスポーツ整体院 楽水庵です。

20代前半の「左顎がカクカクする」、「声が出にくい」といった症状で通われている女性の3回目の施術を先日行いました。
全身的にいろいろトラブルを抱えておられる方なので、それらを少しずつ解決していっています。
外反母趾もあり、テーピングをアドバイスし自分で貼ってもらっています。
非常に歩きやすいとの事です。

さて、肝心の左顎の方ですが、結構手強いです(^_^;)
声は出やすくなっていますし、噛む力もかなり回復しています。
最初来られた時は、他の顎関節症で悩んでおられた方々同様に食事にかなり時間が掛かっていたようですが、それも今ではほぼ戻っています。

ただ、まだ『カクカク』がなかなか・・・
若干口を開けた時に左右差が見られます。
う~ん、確かにこういう症状の方はカクカクするのが治まるのに時間が掛かりますが、そろそろカクカクしなくなってほしい処なんですが・・・

この方の場合は、非常に側頭筋の張りが強く、その為に「側頭骨下顎骨靭帯」という靭帯が引っ張られかなり弛んでいます。
頭部全体に張りがありますが、頭頂部と左側頭部の張りが特に強いのです。
その為に、側頭筋の張りが靭帯を引っ張り、なおかつ外側翼突筋という顎関節奥の筋肉を引っ張っています。

なかなかスッキリした結果を出せずに私自身も歯がゆいですが、下半身の状態はかなり改善してきています。
頭部・肩・首にネガティブな影響を与えている要因は少しずつ減少してきています。
単に顎関節の調整だけでなく、周辺の環境を整えつつ更に良くなっていただいて『カクカク』も出なくなるようにさらに努力していく所存です。

楽水庵

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