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楽水庵ブログ 楽水庵の顎関節症ブログ: 2015年1月

50歳の女性、耳鳴りと顎の関連

50歳になられたばかりの女性。
2月の京都マラソンを走るのに際し腰の不安等があるので通われている。

どうも以前から左の耳鳴りが強いらしい。
首をほぐしたり、足にある反射区を刺激したりしても変化なし。

そしてもう一つ可能性があった。
それは「顎」。

前回の時にそれを感じていたので、今回来られた時に口開けのチェックをしてもらう。
やはり左側の開くタイミングが若干遅れている。
外側翼突筋が固くなっていると思われる。
顎関節の外側翼突筋の辺りを上から触ってみても、やはり右より固くなっている。

まあ、施術のついでなので試しにやってみましょうと直接手技をやってみる。

結果は、耳鳴りは変わりませんでした(泣)

ただ、軽い顎関節症であったのは確かで、特に外側翼突筋をほぐしている際には、右は「痛気持ちいい」だったのに左は「気持ち悪い痛さ」だったと言われた。
「気持ち悪い痛さ」という事は、かなり状態が良くない証拠。

それでも口の開き自体にはそう問題はないし、自覚症状もないので来院された折に後何回かさせてもらえば大丈夫でしょう。

耳鳴りも良くなってくれたら良いのだが、どうも別の原因かも?



年末年始にスマホ・ゲームのやり過ぎで・・・顎が痛い

先日夕方にチャイムが鳴り、表に出たら「お休みですか?」
「完全予約制です」と言うと、ご近所の方らしく息子さんが顎が痛くて口が開かない、と。

次の方まで少し時間があるので診させてもらう事に。
中学3年の受験生なのだが、年明けから顎がカクカクしだし10日ほど前から口が開きにくい、顎が痛いという状況になってきたそう。

年末年始塾も休みだったので、いつもよりスマホやゲームをやり過ぎたのだろうと聞くと正にその通り。
変な姿勢で長時間スマホやゲームをやっていると首の筋肉を傷めやすい。
特に頸椎1番に近い筋肉を傷めると顎の靭帯が引っ張られ弛んでしまう。
顎がカクカクするのは、ほとんどが側頭骨と下顎骨を繋ぐ靭帯が弛んでしまう為。
そして、その次に顎の付近にある外側翼突筋等が拘縮してしまう。
これが、顎の痛い原因の主たる原因。

この中学生も中斜角筋や後斜角筋、それに上僧帽筋を傷めていた。
ただ、筋肉自体は野球をやっているせいもあり非常に弾力姓のある良い筋肉だったので、テーピングをしてリリース。
顎の靭帯も弛みをロックさせるテーピング。
それだけで状態はかなり改善。

そして、顎の筋肉を直接弛める手技。
かなり痛がっていたが、終わった後「もうやめとくか?」と尋ねたら「何か良いので続けます」との返事。

先ほども書いたが、良い筋肉をしているので後1~2回で顎の症状はすっかり良くなるだろう。
もちろん、スマホやゲームをやり過ぎたらその限りではないが、受験前なのでそんな事はないでしょう(笑)


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