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楽水庵ブログ 原因が判れば結果も!京都 楽水庵の痺れブログ: 2016年11月

手の小指に痺れや感覚異常がある場合

京都府長岡京市、『痛みの探偵!』 kinesio ≒ pain buster & performance upper 楽水庵です。
痺れも得意としており、今まで腕・手や足の痺れで来られた方々の施術をさせていただいております。

今回取り上げたのが、手の小指に関するものです。
自分の体験では、ここのハッキリした痺れを訴えられる方はおられなかったと記憶しています。

どちらかというと、健側(左右で大丈夫な方) に比べると感覚が薄い・何だか触られてもボヤ~としている事が多いのです。
これをチェックする側が何で気付くかというと、腕を後ろに引くテストをした時に、何か前腕の尺側(小指側)の動きが重いのです。
動きが重いので、左右の小指の感覚をチェックするとやはろ患側(良くない方) の感覚が薄いのです。

ただ感覚が薄いだけで済むのならそのままでも良いのかも知れませんが、実際はそうはいきません!
小指を動かす筋肉も機能が低下しているのです。

バットやクラブ・竹刀、その他の道具を使う競技もですが、ランニングやウォーキング等の道具を使わないスポーツ、それに日常生活においても小指の使い方は非常に大事です。
私はサックスをしていましたが、あれなんか左手小指がしっかり動かないと吹けません!
この間コンサートの練習で音出しの為にサックスを吹きましたが、やってみると左手小指をよく使うので、その後パソコンのキーボードを使うと打ち込みの速い事速い事(笑)、ホンマ身体は正直ですね。

このように小指の動きが悪いとパフォーマンスが大幅に低下するので、アスリートの方もこのチェックはされた方が良いでしょう。

さて、対策としては患側のC8神経に直接アプローチするのも効果的ですが、そのC8神経は「後斜角筋」という筋肉の動きに影響されます。
ですから、まず後斜角筋のリリースをして小指の感覚が正常化されていればそれで良し、まだ戻っていなかったらC8神経に直接アプローチで良いのでは、と考えます。


楽水庵






指先の痺れに対してのアプローチ例

京都府長岡京市の、『痛みの探偵!』 kinesio ≒ pain buster & performance upper 楽水庵です。

ふくらはぎや指先の痺れ、腕の痛みで通っていただいてる60代の男性。
この男性の腕の痛みの原因は頚部からで、斜角筋等を調整していくと夜寝ている間に起こっていた痛みはスッカリ消えました。
結構良くなってきておられるのですが、右中指の先に少し痺れが時折出ます。
前回から2週間後の来院で、その3日前ぐらいから少し痺れてきました。

中指先の皮膚の滑走が良くなく、それをテーピングしてもらっています。
ただ、チェックしてみると前腕背側の状態が良くなく、それはC7神経の流れが悪いからと見受けられました。

それと多少関係があるのですが、指伸筋停止部の動きが悪いのでπテープを1枚貼付。
及び3-4間の背側骨間筋の動きも悪いので、これも細いテープを貼付。

iwasaki20161030_2.jpgiwasaki20161030_1.jpg
ここで痺れは収まってくれました。
後は、上肢及び頚部の筋膜リリースで更に状態を良くしました。

全ての指先の痺れがこの方と同じ原因から起こっているとは言いません。
ただ、痺れを起こされている方お一人お一人の原因をしっかり探っていくと、原因と対策が判る事も多いのです。


楽水庵






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