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楽水庵ブログ スポーツ障害等でお悩みの方に!!京都 キネシオテーピングのプロ: 2015年2月

「物を持ち上げると前腕の外側が痛い」

こんにちは、スポーツ障害専門院 楽水庵です。
京都府の西南部、乙訓地区の長岡京市でやっております。

昔の仲間で定期的に通ってくれている男性。
仕事で物を持ち上げたりすると左肘近くの前腕外側(撓側近位)が痛くなる、右もたまに痛くなるとの事です。

チェックしてみると首の筋肉、斜角筋(前・中・後)の張りが強いのでπテープを貼付。
そして、一番問題があったのが背中の広背筋でした。

物を持ち上げる時には背中の広背筋が働きます。
特に前屈みになって物を持ち上げる時には広背筋はかなり伸ばされています。
だから冬の寒い時期に物を持ち上げた際、広背筋が収縮しないのでギックリ腰になってしまう事が多いのです。

広背筋が弱った状態で物を持ち上げようとすると、腕の力だけで上げなければいけない状態になります。

そこで、先ず広背筋にテーピングして物を持ち上げてもらうと楽になっていました。
次に前腕の骨間膜の張りが強過ぎたので、ここもテーピングで弛めました。
同じく前腕の筋膜が内に寄り過ぎていたので、筋膜テープで外に戻しました。

更に物を持ち上げるのが楽になっていきました。
最後に前腕だけでなく上腕にも問題がないかチェックすると、肩の靭帯が少し弛んでいました。
筋肉とは違い、靭帯は弛みがあると周りの筋機能が正常に働きません。
そのお蔭で余計に前腕に負担が掛かっていたのでしょう。

右も少しだけ広背筋の機能低下がありましたが、左ほどではなかったので停止部に代替テープを貼って、左同様前腕に筋膜テープと骨間膜テープ。

これで物を持ち上げた時の痛みは大幅に軽減しました。

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「第2回 一般市民向けセミナー」の詳細について

長岡京市在住のキネシオテーピング協会認定指導員の水谷です。

第2回 一般市民向けセミナーのテーマは、「足首・膝等の靭帯」です。

まだまだ自分も勉強しなければいけませんが、これはやってみると非常に面白いですよ。

生まれてから一度も足首の捻挫をした事のないという方は、ほとんどおられないと思います。
そして腫れや痛みが引いたからといって、捻挫で弛んでしまった靭帯が元に戻ってはいません。

足関節周りは非常に多くの骨で構成されています。
多くの骨で構成されているという事は、その骨を繋いでいる靭帯も数多くあるという事です。
ですから、靭帯の一つや二つ弛んだままでも他の靭帯で日常生活は何とかカバーしてくれます。

しかし、激しい動きなどをした時にその弛んだままの靭帯、つまりグラグラした足首では更に新たな捻挫を起こしてしまう可能性があります。

よく平衡感覚のテストで「片足立ちテスト」をしますが、あれも足首が安定しているという前提でないと、本当に平衡感覚のテストになっているのか疑問です。

靭帯は一度弛んでしまうと元には戻らないと考えられています。
靭帯には血流がほとんどないので、修復機能がないからというのが理由です。

しかし、適切なテーピングで靭帯の弛みをロックすると、それにより周りの筋機能が正常化されます。
筋機能が正常化されると血流が増え、それによって靭帯に多少でも血液が巡っていきます。
すると、筋肉に比べ遅々たるものですが靭帯も正常化されていきます。

肘や膝などの靭帯にも同様の事が言えます。
今回は、特に足首や膝の靭帯を中心に、最小限のテーピングでどれだけ機能を正常化できるかを一緒に勉強していきます。

興味のある方は是非、ご参加ください。

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最近多い、広背筋が原因のギックリ腰

こんにちは、京都 長岡京のスポーツ障害専門院 楽水庵です。

少し暖かくなってきましたが、この間までは非常に寒かったせいもありギックリ腰の方が非常に多かったです。

以前に書いた「足元の冷え」から来るものは逆に稀で、ほとんどの方は何かを持ち上げようとしてやってしまわれます。

そして、その時にやってしまった筋肉のほとんどが「広背筋」。

下にある物を持ち上げようとすると広背筋は伸ばされます。
その時に伸びきってしまい傷めてしまったと推測されます。

下の写真の方も、灯油缶を持ち上げようとして発症されました。

では、何故寒い時期に広背筋が原因のギックリ腰が多いのかというと、やはり肩甲骨の動きとも関連があるでしょう。
広背筋は肩甲骨の外側を通り上腕の付け根に付着しています。

当然肩甲骨の動きが悪くなれば、広背筋の機能は影響を受けます。
どうもこれが一番の原因ではないかと思っています。

ギックリ腰にならない為にも肩甲骨はしっかり動くようにしておきましょう。

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やっと原因が判った(^_^;)

こんにちは、京都府長岡京市でスポーツ障害を抱えておられる方の為のキネシオテーピング協会認定治療院 楽水庵です。

昨年秋に腰を傷めて通っている、器械体操をやっている男子中学生。
腰椎4-5番間の椎間板を傷め、最初はじっとしても痛いレベルだったがそれはもうほとんど大丈夫。
もちろん、テーピングは続けています。
椎間板の保護と、彼の場合中臀筋が弱いので背中を反ると少し痛みが出るので。

それで、この1週間悩まされていたのが両手の平、親指の付け根辺りの圧痛。
平行棒の練習中に圧痛が出て練習できないレベルになるとの事。

しかし、他の鉄棒・鞍馬等ではそれは出ない。
以前から痛みが出た事はあったが直ぐに消えていたのだが、最近は常に痛い。
何故に?

正直この痛みを訴えて来ても初めはどこが原因か判らずじまい・・・
いろいろ試したが、ほとんど効果はなし。
念の為に近所の接骨院でレントゲンを撮ってきてもらったが骨には異常なし。

そして、原因不明のままもう一度トリガーポイントを調べてみると、円回内筋のトリガーを押すと痛みが引く(*^。^*)
お、これはとテーピング。
やっと両手共に圧痛が消えた。

まだ手が小さいので、太い平行棒を握るのに少し無理をしていたと推測。
まあ、自分のへぼをさらけ出すようで格好悪いのだが、教訓としてアップします。

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「尿意」と仙椎3番へのアプローチ

こんにちは、乙訓地区 長岡京市馬場のキネシオテーピング治療院 楽水庵です。

私事ですが、特に冬はおしっこが近いので11月ぐらいから両仙椎3番の仙骨孔、つまり仙椎3番から神経が出ているところにジェルフィッシュテープを貼っています。

仙椎3番から出ている神経は、泌尿器や性器のある箇所の皮膚を支配しています。
だから、仙椎3番の神経障害があると、詰まっている側の下腹部を触っても皮膚感覚が鈍い。

そうして貼っていると、心なしかトイレに行く回数が例年の冬より少なくなったような気がします。
本来は週に1度貼り替えたら良いのですが、自分の事となると結構めんどくさく感じて、左側が剥がれたまま数日過ごしていました。

そうすると、朝仕事をしているとやたら尿意が起こる。
まあ、コーヒーを飲むと利尿作用があり、どうも自分はコーヒーに敏感なようですが、あまりにも尿意が近い。

そこで、今朝左の仙椎3番にジェルフィッシュテープを貼付。

すると、今朝もコーヒーを飲んだのに仕事をしていても尿意があまり出ませんでした。
本当に効果テキメンだったようです。

まだまだ寒いので、暖かくなるまでマメに貼り直すようにします(笑)

舌骨下筋へのテーピング

お元気ですか?
京都府長岡京市で首の施術をメインに行っている、キネシオテーピング協会認定療法家の楽水庵 水谷です。

首の表側、特に喉仏周辺の張りを感じる方は舌骨下筋(ぜっこつかきん)という筋肉の機能が低下しています。
そして、その為にリンパの流れが滞り、首の浮腫みも起こります。

これは、その症状にアプローチしたテーピング。
真中の星状に広がっているものがそうです。

これによって喉仏周辺の皮膚がふんわり持ち上がるので、内部抵抗が減少します。
リンパ液が鎖骨下リンパ節に流れてくれるので、首もスッキリします。
また、この辺りの組織が柔らかくなるので、頸椎を伸展(後屈)させても痛みが軽減します。


結構こういう症状の方は多いので、これからは積極的に貼ってみようと思っています。

ただ、この時期は首を隠せるので良いのですが、暖かくなると目立つので・・・

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70代男性、肩がだいぶ良くなられました

お疲れ様です。
京都 長岡京市でスポーツ障害専門院をやっている楽水庵 水谷です。

昨年11月から通っておられる70代男性。
一昨年春にエクササイズをしている時に右肩を傷められ、1年半ほど痛みを抱えておられた。

傷めていたのは、右上腕二頭筋長頭腱にある靭帯。
ここが弛んでしまい腕を後ろに引いた時に痛かったので、できるだけそういう動作をしなかったお蔭で、肩甲骨周りの筋肉の収縮機能がかなり低下していた。

少しずつ良くなっていくのに伴い、テーピングも変わっていく。

今回は、棘上筋に上腕三頭筋、胸腸肋筋、それに腋下筋膜(広背筋の内側)にテーピング。

春にはゴルフをしたいとおしゃっていたが、多分大丈夫でしょう。

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「第1回 アスリート及び指導者・スポーツ愛好家向けセミナー」の詳細

こんにちは、京都府長岡京市在住のキネシオテーピング協会認定療法家・指導員、キネシオテーピング療法学会員の楽水庵 水谷です。

2月19日(木)20時より、bambio(長岡京市中央生涯学習センター)会議室に於いて上記セミナーを開催します。

別枠で催している「一般市民向けセミナー」の方は、最初からテーマ(第1回は『首』)というようにを設定して行っておりますが、こちらのセミナーは、現時点で参加者の方がどういう問題を抱えておられるのか判っておりません。

ですので、第1回は最初ディスカッション形式でオリエンテーリングを行い、皆さんの意見をお聞きしながら、そのお悩みに関してキネシオテーピングでどういうアプローチができるかデモンストレーションさせていただきます。

そして、余談なのですが一部の方が持っておられる「キネシオは効かない」という認識を少しでも改めていただく事ができたら、と感じております。

ここ長岡京市を含む乙訓地区でもいろんなお話を聞いていると、特にスポーツ関係のところにキネシオテープを売込に来た業者さんが連れてきた講師(何処の誰なんだか、我々協会の者は販売業者の斡旋で講習に行く事はありません)の方によって、「キネシオってこんな程度」という認識があるようです。
「キネシオはスポーツ障害の予防には役立つが、スポーツ障害を発症したら役に立たない」というのが、その講習を受けた方々に印象を与えているようです。

しかし、そんな事はありません!
もちろん、どんな症状でもたちまち治せるとは言いませんが、整形外科等でが匙を投げられた症状をお持ちの方々が、私達キネシオテーピング療法家によって改善されている事例はそれこそ山のようにあります。

私は実際に臨床もやっておりますので、いろんなスポーツ障害をされている方のお悩みを解決していくお手伝いをさせていただく事ができると確信しております。

日時・場所は上記の通り、定員は10名(先着順)です。
参加費は、1,000円(税込)
2回目以降になると実技をやっていくのでハサミにテープ(お持ちでない方は現場でお分けします)が必要ですが、今回は必要ありません。

是非この機会にこのセミナーにご参加いただき、ご自身及び指導している選手のケア・メンテナンスの質を上げていっていただけたらと願っております。

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小学生の頃の骨折で左前腕の回外ができなかった男性

スポーツ障害を初めとする、様々な痛みや違和感にアプローチしている 京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

テニスをされている40代の男性。
利き手右手首の痛みと腰の違和感でお見えになりました。

ただ、小学校の頃に左前腕を骨折して以来、左前腕の回外がほとんどできないという事だったので、少しテーピングでアプローチ。

まず前腕の骨間膜(橈骨と尺骨の間)が結構貼っていたので、骨間膜テープ。
これだけでも少し回外できるように。

次に、(少し見づらいですが)回外筋テープを肘の外側に向けて貼付。
これで更に回外できるように。

そして、これはみえませんが最後に首の前斜角筋にテーピング。
腕や手の動きに首の筋肉は密接に関わっています。
そうすると、また回外できるようになりました。
右と遜色ないほどにまで動きました。

「もう諦めていました」と言われていましたが、やり方次第で動くようになります。

ただ、写真の撮り方があまり良くなかったみたいなので、違いが判り難かったら申し訳ありません。

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EDFテープ5枚貼り、かなり効果が出ました

お疲れ様です。
京都府の西南乙訓地区の長岡京市でスポーツ整体をしている、キネシオテーピング協会認定治療院 楽水庵です。

この写真の方は、約30年前に事故で右手の機能を喪失された方です。
長年左手だけで生活の全てを賄っておられたせいか、左腰背部にかなりの負担が掛かり重い腰痛になられていました。

一時は部屋に掃除機を掛けると、その後3日間寝込むような状態。
電車に乗るのも、座れなかったらと考えると怖くて出歩けなかったと言われていました。

一時、遠くへ引っ越されたのでお見えになっておられませんでしたが、膝の痛みが出たのでまたお越しになられました。

膝の方は直ぐに良くなりましたが、腰の痛い症状がまだあります。
チェックし直してみると、仙棘筋に拘縮した個所が。
この箇所に昨年のキネシオテーピング療法学会に出席した際に加瀬 建造キネシオテーピング協会 会長が発表されていたEDFテープを貼付。
痛い個所に重ね貼りをして、表面から身体の奥にまで刺激を届けさせます。

前回は3枚貼りで、それでもかなり楽になられたのですが、今回は5枚貼りにしてみました。
より一層楽になられたようです。

この拘縮部分に何時までテーピングしなければならないかは不明ですが、ここしばらくは10日毎に貼り替えていって様子を見るつもりです。

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