月別 アーカイブ

HOME > 楽水庵ブログ > アーカイブ > 過去のコラム: 2013年10月

楽水庵ブログ 過去のコラム: 2013年10月

「体が硬い?」

顎関節症で来られている方の施術中です。
肩の施術をしている際に「肩が柔らかいですね~」と言ったら、
「私、前屈もできないし開脚もできないので、体が硬いんじゃないですか?」との答え。

それは下半身の関節稼動域が狭いだけです。
体全体が硬いなんて幻想です。ある一部の関節稼動域が狭いだけなのです。
前屈ができても開脚のあまりできない人、開脚できても肩関節の硬い人、等いろいろあります。
股関節・膝関節の関節稼動域があっても足関節の硬い人もいます。
前屈ができない人を「体が硬い」と一般的に言ってしまうので、言われた人もそう思い込んでしまっているだけです。

最近生まれてこのかた前屈で指が床に着いた事がないという人へ、
下半身の皮膚・筋膜を調整してかなりの効果を出しています。
昨日もそういう中学1年の女の子に施術して、5分ほどで指の第2関節まで床に着くようになりました。
関節が硬いというのはその周辺の皮膚・筋膜の動きが悪いだけの事が多いようです。
少しその動きを調整して上がれば良いだけなのです。
無理な柔軟運動やストレッチングは逆効果だと私は思います。

「これでええねん」

明らかに腰等を傷めている・痺れ等が出ている人の中に、
「仕方ないねん」とか「これでええねん」とかいわれる方がおられます。

その症状がずっとそれぐらいで収まってくれていたら、まあそれで良いのでしょうが、
特に腰椎・仙椎の神経圧迫(ヘルニアも含む)の場合、それがどういう症状になっていくかは判りません。
痺れや痛みなどの自覚できる症状だとまだ何とかなりますが、感覚麻痺になった場合下手すると歩けません。
実際そういう症状の方を見ていたら、先ほどのような発言をされる方には
「世の中そんなに甘くない」と言いたくなるし、また煙たがられても言うべきだと思っています。

時には「整形の先生がそう言ったから・・・」とか言われる方がおられますが、
その方はハッキリ言って自分の可能性を他人の言葉で諦めたお気の毒な人だと思います。
人間の可能性はまだまだありますし、いろんなやり方があります。
自分も無理なものは無理と言いますが、分野によっては他の医療・療法より効果を出しているものもあります。
肩書きや権威というファクターを外し、素直な目で周りを見てみると
貴方の悩みに役立つものがある筈です。それがもし私だとしたら、この上ない幸せです。

小学生でも神経圧迫

先日、地元の区民運動会へテーピングサービスに行った際、小学生の女の子を診ました。
右脚だけかなり内股になっており、この原因は何かと探っていたら、
実は右の腰椎に神経圧迫があって主に右股関節周りの筋肉が上手く働かない、というのが判明しました。
腰椎2番と3番にテーピングをするとちゃんと筋肉が反応しました。
右脚だけ内股になっていたのも、それが原因と思われます。

その子の母親曰く、「この子、よく転ぶんです」。
咄嗟に力が入らないとそういう事になると思われます。
別にボーっとしているからとか、鈍いからではないのです。
ただ、端から見ているとなにかそういう風に見られがちです。
今来ている野球をしている中学生も股関節に力が入らず練習中に転んだりして、
コーチに「真面目にやれ」と叱られていたようです。
これは一生懸命やっている本人の気持ちを深く傷つけてしまいます。
申し訳ないけど、日本の指導者にはこういう事しか言えないような人が多過ぎます。
何故転ぶのか、また別の事でも何故その動作が上手くできないのかを
しっかり説明してあげてこそのコーチです。
見た印象そのままを言うだけなら素人でも言えます。
コーチをするなら、その辺りも勉強してほしいと思います。

話は先ほどの女の子に戻って、小学生でも神経圧迫があるのは正直驚きでした。
ひょっとしたら、よく転ぶ子の全てとは言いませんが、かなりの割合でこういう子がいるのかも知れません。
運動会の際に小学校の校長に駅伝大会のサポートを提案しましたが、
この事についても言及してみたいですね。

過去の自分に対する過信

先日テニスをされている女性がアキレス腱痛で来られました。
自分で運転するのが辛いほど重い症状でした。

この方は中高時代部活でテニスをされていて、10年ほど前からまた試合に出られるようになりました。
ただ、正直言って競技を続ける為のエクササイズを怠っています。
とりあえず毎日20分歩くようにアドバイスしました。
ハードな競技をするのにウォーキングなど役に立たないと思われがちですが、
それは間違っています。

よりハードな事をする為には、そのベースがしっかりしていなければできません。
ジョギングでも良いのですが、下腿部ができていない人はまず歩くべきです。
ジョギングしたければ、ウォーキングの中で少しずつ入れていけば良いのです。
「2週間仕事が忙しく全然何もしていなかった」人が試合に出ていた、と話されていましたが、
それは決して褒められた事ではありません。
申し訳ないが、そういう方はいずれ何かしらの要因で競技できなくなる可能性が高いです。

特に中年以降で、体育会系出身の方は過去に捉われがちです。
「昔、これぐらいできた」、「20年前の体力に戻れれば」とか回帰主義が甚だしいのです。
時計は元に戻せません、今からの自分を創っていかなければいけないのです。
今の自分をしっかり見つめ、今の自分に見合ったエクササイズをするべきです。
昔と同じトレーニングをしても得られる効果は少なく、また挫折してしまう事も多い筈です。

1

« 過去のコラム: 2013年9月 | メインページ | アーカイブ | 過去のコラム: 2013年11月 »

このページのトップへ