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楽水庵ブログ 過去のコラム: 2012年7月

顎関節症

今月1日の高倉セミナーで顎関節症へのアプローチを学んだところ、
この間その症状で来られた方がありました。

顎関節症は歯科医と整形外科、そして私のような軟部損傷専門では
それぞれ見立てが異なります。

どれが正しい・間違っているとは申しませんが、
私のところでは頚部や頭蓋骨の筋肉の状態を見て
具合の悪いところを改善するようにしています。

この前の方はそれでかなり症状が良くなられました。
もちろん長年悩まれていた症状ですのでしばらく掛かるとは
思いますが、光明が見えて喜んでおられました。

キネシオテーピング臨床研究発表会

6日から2泊3日で、東京海洋大学に於いて開催された
キネシオテーピング協会臨床研究発表会に参加してきました。

結構ハードな日程でしたが、良い勉強及び刺激になりました。

毎年新しい貼り方が紹介され、それに目を通し吸収していくのは本当に大変です。

しかし、今回一番思い知らされたのは、
もっと基本に戻ってみるという点です。

やはり、いい格好しようと痛みを最初からゼロにするという思い上がりがあったのは事実で、
本来は三分の一、もしくは半分以下にしてあげて、
痛みを徐々に減らしつつ根本原因をちゃんと根絶やしにする、
このことが一番大事なことであるのを逸脱したような気がします。

大いに反省し、これからの施術のコンセプトとしていきます。

頚部の回旋

最近、マッスル・ユニット・トレーニングという、
筋機能をフルに発揮できるようにその準備段階として、
体幹から遠い筋肉から徐々に収縮させる運動16種類を
毎朝しております。

その中で頚部を回旋(横に回す)運動がありますが、これは意識していないとなかなか効果が出ません。

というのも、例えば右に回す時には普通首の右側の筋肉が収縮すると
思うのですが、実は反対の左側の筋肉が収縮して右に首を回します。
その際には右側の筋肉は緩んでいます。
右側を意識して回すとこれはストレッチングの考え方になります。
どちらが良い悪いとはいいませんが、少なくとも収縮させる目的なら間違っています。

めまい・偏頭痛をよく起こされる方は
こういう回旋運動を毎日されるだけでも
頚部の血行が良くなる事によって症状が改善する事もあるので
一度やってみてください。

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