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楽水庵ブログ 過去のコラム: 2012年5月

バッティングと中臀筋

前回の「足首の捻挫について」にでも少し触れた中臀筋です。

少年野球をやっていて、投げる際に反対側の肩が大きく下がる子の筋機能をチェックしていたら、
やはり左の中臀筋の機能が落ちていました(右投げ)。

その他諸々の低下している筋機能をテーピングで回復させて、
シャドーピッチングさせると見違えるようなフォームに変わりました。

それで、他の悩みは?と聞くとバッティングでジャストミートできないとの返事。
芯に当たらず、いつも上か下に当たるそうです。

さすがに、当院で実際にバッティングさせる訳にはいかず(笑)、これは今度のお楽しみになりますが、
私は多分左中臀筋の機能が上がれば(右打ちの場合)、ジャストミートできる確率は上がると考えています。

というのも、踏み込んだ脚を踏ん張る筋肉が中臀筋で、
その機能が低下していると踏み込んだ脚が沈み込んでしまって上体も沈んでしまって、
視点が狂ってしまうからです。

バッティングでスランプになる場合、このようなケースが多いものと推測されます。

足首の捻挫

足首の捻挫について。

内側に捻る内反捻挫と外側に捻る外反捻挫とがあり、
どちらかと言えば外反捻挫が多いと見受けられます。

特に外反捻挫の場合、起こした側の中臀筋などお尻の横の筋機能が低下していて、
横に振られた際に耐えることができずに足首を捻ってしまう事が多いのです。

また、治療に関しても、足首だけでなく下腿部全般の筋機能が低下しているので、
そういったところもサポートしなければいけませんし、上述の中臀筋等の股関節周りの筋機能も
チェックしておかなければ歩き方がおかしくなって腰痛を併発してしまいます。

高校生のコンディショニング

最近、今年高校に入って野球部で活動している子が来ています。

彼はハムストリングを頻繁にツルらしく、その悩みで来ました。

結果としては、ハムストリング自体よりも周りの筋肉の機能が低下して、
そのしわ寄せがハムストリングに来ているとの判断をし、そういうテーピングを行いました。

1週間後に来た時には、劇的に症状が改善し、打球も今までより飛ぶようになったと喜んでいました。

こういうコンディショニングを出来る人が一人でも増えれば、そのチームの成績は必ず上がります。

その彼は肩も少しやっているので、しばらく通ってもらう事になりましたが、
遠投とかも得意になるでしょう。

勉強会

昨日、大阪で開かれたキネシオテーピング協会関西支部の勉強会に行ってまいりました。

今回は指導員向けの検査法の変更、そしてマッスルユニットトレーニングという筋機能の収縮を良くする
運動の実践、及び皮膚運動学から診た関節の可動域向上法とそれをキネシオテーピングで実践する、
というものでした。

どれもかなり重要なもので、自分の施術にかなり役立ちます。
もっともっと来られた方に良くなっていただきたいと思っております。

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