月別 アーカイブ

HOME > 楽水庵ブログ > アーカイブ > 2016年3月

楽水庵ブログ 2016年3月

地元会報誌への連載が始まりました!

当院も加入している、長岡京市も含む乙訓地域の勤労者福祉サービスセンター 『ピロティおとくに』 の会報誌 「ピロティニュース」 の『健康豆知識』 というコーナーを本年4月より1年間担当させていただく事になりました!

担当するにあたって、どういう事を書いていこうかと悩みましたが、自分の一番の持ち味はキネシオテープを用いた様々なトラブルの解消、それもスポーツ障害とか特定の人ではなく、ごく日常の悩みをサポートできれるようなものを載せてもらおうと決めました。

piloti_april_1.jpgpiloti_april_2.jpg
そこで、1回目が花粉症等で起こる 「鼻炎」 、それと今年はインフルエンザが今も流行しており罹った後喉の調子が戻らない方も結構おられるので 「喘息テープ」 、この2点を紹介しました。

毎月 5日が締切なので、次の原稿をそろそろ書かなければいけないのですが(^_^;) 書くネタがないというよりも文字数の制限の方に悩まされます。
文字数が多いのと、スペースの問題でフォントが小さくなって私らのように老眼が入ってきていると読みにくいですし・・・

如何に簡潔な文章で上手く伝えられるかの訓練にもなりますので、頑張ってみます!

楽水庵

バスケットをしている、他県の女子高生へのテーピング動画

こんにちは、スポーツ障害専門院の楽水庵です。

先週全国高校選抜ボート大会へサポートに行く為に移動中、他県のバスケットをしている女子高生からテーピングに関しての質問が来ました。

どうやら、半年ぐらい左内踝付近の痛みに悩まされていて、特に切返しの時に痛みが走るそうです。
写真も送ってきてくれました。

horie_ayaka.jpg

とは言っても、実際に診た方が良いと思い帰りに寄ろうかと尋ねたら、タイミングが悪く遠征に行くとの事。

こちらも京都に帰ってきて何度かメールのやり取りをしたら、原因がハッキリしてきました。

1年前に左足首の捻挫で外側を傷め、その為に左足外側に体重をのせたら靭帯がゆるいので、それを一所懸命切返そうとすると後脛骨筋の停止部分に負担が掛かっているようです。

そこで、電話で貼り方を教えたのですがもう一つ判らないとの事なので、ついでにこういう症状で悩んでいる方も他におられるかと考え、当院に通っておられる方にお願いし動画を撮影しました。

動画のリンクはこちらから

これで、痛みが軽減すれば良いのですが。

楽水庵


全国高校選抜ボート大会へサポートに

京都市の南西に位置する京都府長岡京市で、キネシオテーピング協会認定治療院をやっている 楽水庵です。

今月19日から21日まで浜松市天竜で開催されていた、「全国高校選抜ボート大会」へキネシオテーピング協会のテーピングサービスに行ってまいりました。

今年で2回目で、昨年は初日・2日目と3名でサポートする予定だったのですが、天候不良の為に1日で全日程を終えるという、少しこちらにとっても消化不良の事態になっていました。

今年は前日練習から4日間、メンバーが交代しながらフルにサポートしようとローテーションを組みました。
残念ながら1名風邪による発熱で来れなくなりましたが、何とかやれました。

私の担当は、18日と19日。
サポート会場は昨年同様選手の待機場所になっている体育館です。
窓口になっている天竜区役所まちづくり推進課のお蔭もあり、最大限やりやすいようにさせていただいています。

2016koukousenbatsu_1.jpg

ただ少し後悔しているのが、18日夕方にあった開会式会場に行って体育館に来ないチームにチラシを配って告知するべきだった点です。
前日夜に京都から車で移動して疲れていたのもあったので、宿舎に速攻して19時には寝てしまっていたので・・・(^_^;)

まあ、その点を差し置いて、18日はブースに来た選手は2名でしたが19日は流石に増えました。

2016koukousenbatsu_2.jpg

昨年は結構なスポーツ障害を抱えていた選手が多く見られましたが、今年はパッと見たところ少なそうでした。

でも、アップやエルゴメーターという機械で漕いでいる選手を見ていると、明らかに「ここ傷めているな」と見掛けられる選手は少なからずいました。
ただ、本人が痛みやパフォーマンス低下を自覚していないのにあまりこちらからヤイヤイ言うのも何なので、黙ってみてましたが結構ストレスが貯まります(笑)
明らかに捻挫をしていて自己流のケアをしていた選手には声を掛けテーピングしましたが・・・

そして、20日・21日は地元浜松にいる仲間にバトンタッチして帰路に。
20日は、私がテーピングした選手も訪れて、剥がれてきたテープの貼り直しを頼んだりしていたそうです。

2016koukousenbatsu_yanagihara.jpg

また19日の帰路は、その浜松の仲間に連れて行ってもらった鰻の「隠れ名店」でジャンボ鰻丼をいただきました。

2016koukousenbatsu_unadon.jpg

これで、来年の高校選抜まで鰻を食べなくてもよさそうです。
金があればこれだけ食べる為にまた浜松行きそう(^_^;)

少々しんどい道程ですが、自分のライフワークみたいなものなので、可能な限り続けていきたいと思っております。

楽水庵


「自分史上最高に口が開く!」

京都市の南西、京都府長岡京市にある「アゴ・首・スポーツ障害専門院」 楽水庵です。

この間のブログで紹介した、テニスでサーブ練習をし過ぎて首を傷めた20代男性の続きです。

彼は、それまで3ヶ月に一度の割合で顎が痛くなっていたそうです。
それが、昨年春から当院に通いだしてから症状は出てなかったそうなのですが、今回首をかなり傷めた事により症状が出てきました。
それも右顎。

いつも書いている事ですが、所謂 『顎関節症』 のような顎のトラブルは、そのほとんどが 『症状』 です。
どんな人でも身体の状態如何では起きえます。
ただ、顎の構造上起こりやすいか・起こりにくいか、だけの違いなのです。


今回の彼の場合、前ブログで紹介したように、上腕浅筋膜のねじれが強くなり首の痛みを誘発しました。
その原因を除いてからでないと、いくら顎に直接アプローチをしても根本的には良くなりません。

上腕浅筋膜を含む全身の調整→首・頭の調整→それで最後に顎へのアプローチに移ります。

結果は非常に良好で、「自分史上最高に口が開く」と喜んでくれました。

アスリートでもどこか体のアンバランスで顎が痛くなったりする事があります。
是非一度当院にご相談ください。


楽水庵 水谷

上腕の浅筋膜と首の痛み、サーブ練習のし過ぎ

「アゴ・首・スポーツ障害専門」の、京都府長岡京市の楽水庵です。

20代男性ですが、10日ほど前から右首が寝違いみたいな症状で苦しんでおられました。
寝る時に枕と首の間に何か挟まないと痛くて堪らない、という状態でした。

もちろん、首自体も傷めているところがあったのですが、一番問題があったのが 「上腕の浅筋膜のねじれ」でした。

正直言うと、私はそれまで「浅筋膜のねじれ」は意識していませんでした。
例えば、前腕でいうと大抵の方は日頃の動作のせいで浅筋膜が内にずれています。
だから、前腕全体の浅筋膜を外に戻してあげれば良いと考えていました。

ところが、よくよくチェックしていくと、前腕でも肘の方から真ん中付近までは内にずれていて手首付近では外にずれている、という「ねじれ現象」が起こっている場合が多いのに最近気が付いたのです。

ちなみに私も最近右手は親指・左手は小指付近が仕事柄傷めていますが、両前腕とも「浅筋膜のねじれ」が起こっていました。
これをテーピングで解消させると、まだ若干違和感は残っていますが結構楽になりました。

先ほどの男性に話を戻すと、この方は上腕の浅筋膜のねじれを解消してあげると痛みがかなり軽減しました。
仰向けで普通に寝ても痛みは出ませんでした。
後は、いろんな動きで確認しながら調整すると、首が本当に楽になられました。

この「浅筋膜のねじれ」はいろんな場所に発生し、特に関節に近い処の痛みに密接に繋がっているのでは、と感じます。


楽水庵






自身の寝ているとムズムズする右脛の痺れ

京都市の南西隣、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。
様々な痺れの解決を得意としております。

私自身も少し足に痺れが出る事があります。
特に左の中指(3趾)です。
何故出るかといえば、ズバリお尻のデキモノです。
これが寝ている時や座り具合によってS2神経のラインを圧迫してしまうのです。
ですから、一番の解決法はお尻のデキモノの除去なんですが、これが結構しつこい。
普通に座ったりしても痛くないし、過去にデキモノを病院で除去してもらった事があるのですが直ぐ再発したりしたので、しばらく様子見ですか。
甘いものや刺激物を摂らないようにするのも大切なようです。

それはそうと、しばらく前まで寝ていると右の脛がムズムズする症状が出ていました。
安眠妨害になりますね。
これはL5ラインの神経圧迫です。
以前ならジェルフィッシュテープを貼るという大袈裟な事をしていましたが、今はπ(パイ)テープというキネシオテープを丸く切ったものをL5神経の出ているところからライン沿いに皮膚の流れが良くないところに一つ貼るだけです。

それからは脛のムズムズは起きていません。
また出るようならテープを貼り替えます。


楽水庵

右脇の痛み、「乳がんかも?」

こんにちは、京都府長岡京市の「アゴ・首・スポーツ障害専門院」 楽水庵です。

『痛み』 というのは、その痛いと思う箇所が「痛いですよ」と脳が認知しなければ痛みとして感じません。
そして、脳は案外いい加減なもので、どこの痛みかハッキリ認識できていない事が多いのです。

特に腕と体幹は関連性が高く、立った状態で同じ高さにある部位を傷めると、「脳」はどちらの痛みか判断ミスをして間違った方に痛みを感じるサインを送る事があります。
また、厄介な事にそのサインが出てしまうと、本来はそんなに悪くない箇所も状態が悪くなってしまいます。

ただ、「捨てる神あれば拾う神あり」で、それを逆手にとって施術したりする事もあります。

今回のケースは60代女性。
何か右脇の大胸筋付近にコリのようなものがあり、「ひょっとして乳がん?」と気にしておられました。
大胸筋は既にほぐれていたので、このコリは大胸筋由来のものではないと判断しました。

では、どこか?という事で、ここに悪戯しているところを探しました。
同じ高さという事で、最初は上腕二頭筋を疑いましたが、ここは関係なし・・・
そこで、次に上腕三頭筋上の皮膚を誘導してあげると、これが正解だったようでコリが消えました。

考えてみると、大胸筋の外側の問題だったので、腕も外側と疑わなければいけなかったのです。
これは、私が臨床でやってきた数々の例から関連性が非常に高いと思っております。

お医者さんではないので断言できませんが、これでコリがほぐれたので「乳がん」の可能性は低いでしょう。


楽水庵



「腰椎4番からの神経を刺激すると内踝付近がジーンとする」

大阪府高槻市と京都市の間にある、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

この間名古屋ウィメンズマラソンへ当院に通われている3名の方が参加されました。
そして、嬉しい事に皆さんベストタイムを更新してくださいました。

ただ、お一人ベストタイム更新どころか2日前までかなり調子が悪く、果たして走れるのか心配だった方がおられました。

いろいろなトラブルがあったのですが、その中でも「走っていると右内踝付近の力がすっと抜ける」というのがありました。

これはあきらかな神経障害です。
調べてみると、腰椎4番に問題がありそうなので横突起を押してみると案の定反応があり、「そこを押されると内踝付近がジーンとする」と言われました。

これで原因がハッキリ判ったので、腰椎4番からの流れを良くするテープを貼った処、症状は出なくなりました。

とにかく本番に間に合って、本当に良かったです。


楽水庵


自分の右親指・左膝の痛み、その原因と対策

京都市の南西に位置する長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

どんな仕事でも職業病というのがあります。
現代社会においては、デスクワークの方の首や肩のコリなどは正しく職業病と言っても良いでしょう。

私の場合は、パソコン等を使う事はあっても、デスクワークの方達と違い1日中パソコンと睨めっこという事はないので、首や肩のコリはそれほど感じません。

私の職業病は、右親指と左膝に出ます。

まず、右親指は腱鞘炎、もしくはバネ指のような症状で出す。
特にテープの剥離紙を剥がすような動作をすると痛くて堪らない。

じゃ、何故?というとやはりテープを貼ったり剥離紙を剥がしたり、また筋肉・筋膜リリースで「グっ」と押したりする事が多いからと思われます。

そして、その原因となっているものを見つけるのが結構骨でした。
最初は、骨間膜かなと疑っていたのですが、テープを貼っても改善せず、
次に腕橈骨筋もやってみたのですが、これも効果あまりなし、
前腕の浅筋膜は、元々私はそんなにずれていないので、これも駄目でした。

ふと、「もしからしたら回外筋?」と思い筋肉の走行を擦ってみると、確かに皮膚の滑走が良くない。
それで回外筋テープを貼ってみると、さっきまでの親指の痛みが嘘のように軽くなりました。

確かに普段仕事をしている時の手の動きを分析してみると、テープを貼ったりする動作では回内の動きになっており、なるほど拮抗筋である回外筋に負担を掛けていたのだなと感じました。
断っておきますが、私の場合は回外筋に症状が出ましたが、同じ事をしていても人によっては円回内筋に症状が出る場合もあります。

左膝に関しては、私が行っているMUST(マッスル・ユニット・ストレングス・トレーニング)という筋肉・筋膜を刺激する運動療法を行う際、ベッドでうつ伏せになったいる方の腰を押さえる為に私の左膝で支える動作を行っているからと思われます。
これによって膝窩筋を傷めてしまう事が多く、鵞足(左膝下部内側)が痛みます。

どちらもテープを貼るとかなり楽になります。
特に左膝に関しては、痛かったのを忘れてしまっています。

このように自分の仕事の癖を把握していると上手く『痛みと付き合う』 事ができるようになります。

楽水庵

「脳の錯覚?」 肋間神経痛のような右横隔膜の痛み

京都市の南西に位置する、京都長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

人が痛みを感じるのは「脳」によってです。
いくら大きな怪我をしたとしても、その情報が脳に伝わらない、もしくは脳内の情報が乱れたとしたら、痛みを感じない・別の痛みとして感じられる可能性もあります。
失った手足の痛みを感じる 「幻肢痛」などはまさにその典型と言えるかも知れません。
まあ、幻肢痛の場合は、その末梢に繋がっている神経のどこかが刺激されたとも言えますが・・・

現代医学でも「脳」の全容はまだ20%ぐらいしか解明されていないそうです。
そして私のような凡人だと、脳のポテンシャルをほんの数%程度にしか使えていないのでしょうね(T_T)
もう数%使えたら凄い事になっていたかも(笑)

ただ、人間の脳はスーパーコンピュータ並のポテンシャルはあるにしても、「痛み」に関しては本当にそこが痛いのかどうかを判りかねるのではないかと思われます。
コンピュータのように「Dの5番に問題があります」というようにはできていないのです。

例えば、現在通われている女性が右脇腹の痛み,肋間神経痛のような横隔膜附近の痛みを訴えておられましたが、その原因の一つが立位で同じ高さにある『右肘』(回外筋)でした。
同じ高さにある処の痛みを別の場所の痛みと『脳が錯覚』してしまうのです。


こういう現象は、特に体幹部に起こりがちです。
反対に、この現象を逆手にとって代替テープを貼る事もできます。
今ではπテープを使うのであまりしませんが、屋外で中殿筋に効かしたいがお尻を出してもらいにくい時に前腕にテーピングするような事もできるのです。

まだまだ勉強しなければならない事が多いのですが、そういう発想もなければ本当の意味での「痛みの解消」は難しいでしょう。
ロキソニン等の痛み止めは、脳の「痛い」という感覚を麻痺させているだけですから。


楽水庵

12

« 2016年2月 | メインページ | アーカイブ | 2016年4月 »

このページのトップへ