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楽水庵ブログ 2015年10月 2ページ目

「モートン病」と思われる症状に対しての新しいアプローチ

お疲れ様です。
様々な痺れ等に対するアプローチを行っている、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

「モートン病」と思われる症状(立場上こういう表現しかできませんが・・・)に対して、今までは下のような「グローブホールテープ」をメインのテーピングで対応していまして、それも結構効果を上げていました。

ishida_20150826_2.jpg











ただ、50代の女性に対してはテーピング直後はある程度効果が見られるものの、その効果が長続きしない為にアプローチを変えてみました。
ネットで検索すると「背側骨間筋」と呼ばれる中足骨の間の深層筋が問題あると出ていましたので、それをチェックするとかなり痛がっていました。
また、足底側の「底側骨間筋」も同様に痛みが見られたので、まず下のようにその2つの筋肉をターゲットのテーピングをしました。

nakano_20151002_2.jpgnakano_20151002_1.jpg
これで、痛み・痺れが軽減しましたが、母趾を屈曲すると母趾球の辺りに残っていました。
母趾の神経を支配している腰椎5番には問題ない模様で、筋肉テストをしてみると母趾を伸ばす「長母趾伸筋」に問題があったのでテーピング。

nakano_20151002_3.jpg











ただ、これは直接「モートン」とは関係ない可能性の方が高いのでは、と考えられます。
ですから、この女性の場合のモートンに対するアプローチは背側骨間筋と底側骨間筋で十分だったのでは、と思います。

いつも思うのですが、同じ症状が出ていても、アプローチはその方の身体のコンディションによってアレンジしていく必要があるという事です。
杓子定規に「この症状だったらこういうアプローチ・テーピング」というのは、良い結果をもたらさないと思っております。


楽水庵

「使った事のない歯車が動き出したよう」

こんにちは、アスリートのスポーツ障害軽減を含めたコンディショニングをサポートしている、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

50代の男性、この方は別にスポーツをされている若ではありませんが、様々な身体のトラブルで通っておられます。

いろんなアプローチから改善を目指しています。
筋肉・関節・神経等。
筋肉に関しては、表層筋だけではなく深層筋、つまりインナーマッスルの筋機能アップを図っています。

そうした施術を繰り返していると、「使った事のない歯車が動き出したようになってきました」と、この間話しておられました。

靭帯の弛みがなくなってきたのもあります。
関節を動かしているのは大腿四頭筋や上腕二頭筋といった表層筋ですが、この表層筋の機能をフルに発揮させる為には、関節を繋いでいる靭帯に弛みをなくす事が必要です。
同様に関節を安定させているインナーマッスルも機能を上げなければいけません。

そうする事によって、身体のコンビネーションがよくなっていくのです。
「歯車」という表現でしたが、まさにインナーマッスルはそういう存在なのでしょう。
靭帯は「ワイヤー」だと感じます。

楽水庵


頚椎1番の調整をすると口が開きやすくなる・・・

こんにちは、京都府長岡京市で「口が開きにくい、口を開くと顎が痛い・カクカクする」等の症状でお悩みをお持ちで来院更た皆様に楽になっていただいている、スポーツ整体院 楽水庵です。

前回のブログで頚椎1番の調整の事を書きました(リンク参照)。
片側の背中や腰の皮膚感覚が薄い場合、頚椎1番の調整(私はアクティベータを使います)で皮膚感覚が戻る、というもうのでした。

更に、この頚椎1番の調整をすると、受けられた皆さんが直後に口を揃えて「口が開きやすくなった」と言ってくださいます。
この前も何回か通っておられる30代の女性に対して頚椎1番の調整をすると、やはり口が開きやすくなったようです。
今までは他の部分の症状が強かったので顎の事は言っておられなかったようです。
ついでに顎の施術もしておきました、より顎が楽になられた模様です(*^。^*)

とは言え、頚椎1番の調整だけで後は顎の調整をすれば良い、という程度の症状の方なら本当に楽ですが、そうは問屋が卸してくれません(^_^;)

仙腸関節の調整や頚部の筋肉の調整等も併せてやっていかなければ、本当に楽な状態はキープできないと考えております。

楽水庵



頚椎1番が悪いと腰や背中の皮膚感覚が薄い?

こんにちは、京都府長岡京市で「アゴ・首・スポーツ障害」専門院をさせていただいている楽水庵です。

これは恥ずかしながら、ついこの間気が付いた事です。
もちろん、全ての方に当てはまるかどうかは判りかねますが・・・

30代の女性の腰を施術をしている際に、左の腰から背中に掛けての皮膚感覚が薄い事に気付きました。
さては、腰椎の神経障害かと思いましたが、筋肉テストをしても問題なし。
神経障害を起こしていると、必ずと言っていいほど当該筋肉の機能は低下します。

それでは、何故皮膚感覚が薄いのか?
腰椎等には問題がないという事は、頚椎か?

という訳で再度頚椎をチェックしてみた処、出てきました!頚椎1番左横突起の異常が。
軽く押すとやはり痛みが出ます。
テーピングしたいところですが、頚椎1番辺りは髪の毛があるので貼れません(T_T)

しかし、アクティベータという便利なツールがあります。

activator.jpg











これで頚椎1番横突起を刺激すると頚椎1番を押さえた痛みも消え、そして腰や背中の皮膚感覚も正常に戻りました。

この方の跡に来られた方数名もやはりこのような症状で、やはり頚椎1番に問題があると腰や背中の皮膚感覚が薄くなっていました。

何故だかは判りませんが、現実にこういう症状が起こっているのは確実です。
もちろん、全ての方に当て嵌まるかどうかまでは判りませんが・・・

楽水庵


「今まで肩こりをしたことがなかったのに・・・」、いやいや肩頚腕です(^_^;)

京都府長岡京市のスポーツ整体院、特にキネシオテーピングに関してはエキスパート(を自負してます・・・)楽水庵です。

9月27日から30日まで、連日国体ボート競技へキネシオテーピングでのサポートの為に行っておりました。
ブースへ来てくれた選手には非常に喜んでもらえ、優勝・準優勝・入賞などの優秀な成績を収めてくれました。
本当にサポート冥利に尽きたと感じています。

私自身は若い頃に漕いでいた琵琶湖での国体(わかやま国体なのですが、ボート競技に関しては諸事情があり琵琶湖で開催)だったので、4日間ともフルに参加しました。
とはいえ、一人ではやれないので、毎日仲間に交代で来てもらいました。
そして、暇な時間帯にお互いに勉強会(のようなもの)をしていました。

その中で2日目に来てくれた静岡の仲間ですが、「今まで僕は肩こりを感じた事がなかったんですが、最近左肩から先が非常に怠い」と言っていたので、じゃあやってみようという事に。

調べてみると、頚椎に異常がありました。
ヘルニアというほどでもありませんが、左上肢への神経が少し詰まっています。
そこで、写真のようにジェルフィッシュテープを貼って神経の流れを良くした処、左肩から先のダルさは大幅に軽減しました。

yanagihara_20150928.jpg











これは、立派な肩頚腕症候群です。

ただ、腰にはジェルフィッシュテープは貼ろうと思えば貼れますが(自分も貼っています)、頚部はちょっと難しいかも。
ジェルフィッシュテープが一番効果が出ると思いますが、無理な場合は後斜角筋等の神経の流れを圧迫している筋肉にアプローチしても有効でしょう。
別に解決方法は一つとは限りません。
ただ、自分が他人にする場合は、このやり方が性に合っているし、即効果が出るので多用しております。

楽水庵

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