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楽水庵ブログ 2015年6月 2ページ目

ひょっとしたら『天職』かも(^_^;)

こんにちは、京都府乙訓地区長岡京市で「顎・首・スポーツ障害」を専門とするスポーツ整体院 楽水庵です。

早いもので、生まれ育った伏見で開業してもう直ぐ5年になります。

その間に様々な体験をさせていただきました。
それこそ初めはリラクゼーションと勘違いされるような施術をしていた事もありましたが、「治療系」に専念しようと決断して棄てた手技もあります。

お蔭様で金欠は相変わらずですが(笑)、Facebook等を通じて全国に友人ができ、会津や東京、または埼玉の戸田へ行った際にも知り合いの方にお会いでき、本当にそういう意味では幸せな人生なのかも、と感じています。

もちろん成功したとは言いません。どちらかと言えば落伍者でしょう。
しかし、こういう人生もあっても良いのでは、と感じます。

最近つくづく思うのは、前職の際は色んな趣味に手を出して、それらをほとんど中途半端に投げ出してしまう結果になったのに対して、もちろん仕事にしたからではありますが、他に趣味を持とうという気がドンドンと薄れてきている事です。

もちろん、ずっと院の中ばかりにいてると息が詰まりますが、かといって息抜きはと言えば他所でするテーピングサービスや講習です。
別に仕事人間だとは思っていません。
一応毎日少しでも体を動かしてはいますが、それも快適に仕事をする為の手段であり、またそれでどこか傷めた場合も自分でどう改善するかを試す「人柱」だと思っています。

こう言ったら何でしょうが、50歳を前に『天職』を手に入れた、そういう誰に対してかは判りませんが感謝の気持ちです。

楽水庵

広背筋の促通と抑制で『息が深く吸える』

お疲れ様です、京都府の長岡京市でアスリートのケアやコンディショニングをさせていただいている、スポーツ整体院 楽水庵です。

今回の20代男性は、現在は競技をしていませんが中高と陸上の跳躍をやっていました。
アゴや首・腰のトラブルがあり、通ってもらっています。

前日に走って背中の違和感が出てきたという主訴。
そして、また息を深く吸おうとしても、何かが邪魔して息が入りきらないそうです。

いろいろとチェックして、どこに問題があるか探していたら、左右共に広背筋の動きが良くありませんでした。

kobori_20150601.jpg











そこで、上の写真のように広背筋の内側の機能を上げるテーピングをしました。
これで興味深いのは、一般的に広背筋のテーピングは「抑制」という概念のテーピングをします。
「抑制」とは文字通り働きすぎて疲れている筋肉の機能を抑えるという意味合いで、筋肉の終点(本来は停止と言います)から筋肉の始点(起始と言います)に向かって貼ります。

そうする事によって、キネシオテーピングの「リコイル効果」、基部(貼り初めた箇所)に向かって皮膚・筋膜は動こうとする効果を狙うのです。
上の写真で言えば、左側が正にそれを狙ったテーピングです。
一応、皮膚・筋膜の動きを矢印にしておきました。


ところが、右はそれと逆に始点(起始)へ動かす方が力が出るし楽になるのが判りました。
今までやってきた中で、広背筋を始点(起始)から貼るのは初めてでした。

こちらは「促通」という概念で、何らかの事情で働いていない筋肉を刺激して稼働させる目的で貼ります。
ですから、右の矢印は左と反対に下を向いていますね。
そちらが広背筋の始点(起始)なのです。
広背筋は腰の方から始まって腕の付け根で終わります。

先ほども書いたように、広背筋の一般的な貼り方は終点(停止)からですので腕の付け根から貼ります。
ところが、今回の彼のような場合は、あくまでその人に合った貼り方をしなければいけません。

そういう訳で、同じ広背筋ですが貼り初めの位置は真逆になりました。

この貼り方をして身体も曲げやすくなり『息が入る』ようになった、と言ってくれました。
おそらく胸椎が安定したからでしょう。

跳躍をしていた時に(ちょっと自分は判り辛いのですが)「広背筋で跳ぶ」という感覚でやっていたそうです。
ひょっとしたら、その時から傷めていたのかも知れません。

あくまで特殊なケースとは思いますが、こういう方もいると思ってアップさせていただきました。

楽水庵

「脛のもぞもぞ」も坐骨神経痛?

こんにちは、手の痺れや、坐骨神経痛等の下肢の痺れを専門に施術している、京都府長岡京市の整体院 楽水庵です。

今回は自分自身のケースです。

時々ですが、寝付こうとした際に脛がもぞもぞとして何か落ち着かない時があります。
正直、この仕事に着く以前は何か脛のトラブルかと思っていました。
知り合いの鍼灸院で診てもらった事もあります。
その時はあまり効果はありませんでした。

現在こういう仕事をさせていただいて、なおかつ痺れに関していろいろ知識を得た上で、この症状は軽い坐骨神経痛と感じています。

自分がなるのは脛の前脛骨筋という、下腿部の上部外側から内果に向けて走っている筋肉上です。
ですから、以前は前脛骨筋に何かあるのでは?と感じていました。

しかし、この前脛骨筋は腰椎5番からの神経が走っている場所であり、もぞもぞするのは大元の腰椎5番の神経が出ている横突起周辺に問題があるのでは、と感じています。

それでも、自分の場合時々しかこういう症状が出ない、また症状が重くなれば「もぞもぞ」どころではなくハッキリした痺れ等には移行せずに単発で終わってしまうのは、単に梨状筋とかの問題ではないと思われます。

そうすると、何が原因か?と考えた時に、一番疑わしいのが仙腸関節上部。
ここの動きが悪くなっている時に、そういう「もぞもぞ」が起こっていると考えています。

まだハッキリとは断定できませんが、次回そういう症状が起こった際にはアクティベータで仙腸関節を調整してみようと思っています。

まあ、あまり嬉しくない症状ですが、またその内に出ると思いますので、その時はまた報告させていただきます。


楽水庵

その肋骨(横)の痛みは、本当に肋骨の痛み?

お疲れ様です。皆様に元気な生活を送っていただけるよう、京都府長岡京市でスポーツ整体を営んでいる楽水庵 水谷です。

先日メンテナンスでお越しになった40代男性ですが、左右共に肋骨の横を押すと痛みが出るとの症状を訴えられました。
しかし、本当に肋骨の痛み、例えば肋間神経痛なのか疑わしかったのです。

ひょっとして「脳の錯覚」では?と感じました。
これはエビデンス(医学的根拠)がしっかりした話ではありませんので、眉唾で読んでいただいても(-_-;)良いのですが、臨床的には結構効果を出している方法です。
脳は同じ高さにある別の部位をハッキリ認識できないようなのです。

よく私がやる方法ですが、中臀筋、お尻の横にある筋肉です。
この中臀筋の状態が悪い時に、例えば戸外でのコンディショニングブース等で肌を出せないような状況で、どうすればこの中臀筋に利かすテーピングをするかと言えば、前腕に貼ります。
普通に立った場合、前腕はお尻の横に来ますね(多少、腕の長さは個人差があり異なりますが)。
そうすると、中臀筋と同じ高さにある処に必ずと言っていいほど筋肉の状態の悪い個所があります。
ここの動きを良くしてあげると完璧ではありませんが、中臀筋の状態はかなり改善されます。
筋機能も回復します。

もしかすると、元々中臀筋が悪いのではなく、前腕の状態が良くないので中臀筋に影響を与えているのかも知れません。
ただ、これは今の私の知識では判りません。
おそらく、これも「卵が先か、鶏が先か」という問題なのでしょう。

肋骨の痛みも全く同じ事が言えます。
その男性の上腕三頭筋はかなり張りが強い状態でした。
それをアクティベータで弛めるだけで、かなり肋骨横を押しても痛みが出なくなりました。

左肋骨横下部に少しまだ違和感がありましたが、円回内筋という前腕の筋肉に少しリリースをするとこれも解消しました。

もちろん肋骨の横が痛い、肋間神経痛等の方にこれが有効とは思っておりません。
ただ、こういう事で痛みが解消される方も多いのではと感じます。
また、ほとんどの方が上腕三頭筋の状態が良くないのも事実です。
人間の日常動作で肘を伸ばすという動きはあまりないので、ともすれば機能が低下しがちです。
施術まで行かなくても、毎日しっかり肘を伸ばすというエクササイズをするだけでも肋骨横の痛みは取れるかも知れません。

お金の掛からない事なので、思い当たる方は是非実践してみてください。

楽水庵

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