月別 アーカイブ

HOME > 楽水庵ブログ > アーカイブ > 2014年9月

楽水庵ブログ 2014年9月

結局、腰椎5番も(^_^;)

自分の左足甲の痺れについてだが、第3腓骨筋テープを貼ってかなり良いかなと感じていたが痺れはまだ残っていた。

昨日の段階で腰椎5番は感覚テストで大丈夫かなと思っていたが、今日昼寝をしていた時に左ふくらはぎの感覚が少し薄いのに気付いた。

丁度、後脛骨筋の辺り。

そこで後脛骨筋テープと、左腰椎5番の神経根を触って少し違和感があったのでジェルフィッシュテープ。
自分でジェルフィッシュテープを腰に貼るのは結構難しいし、やはりピンポイントでは貼れないが、このお蔭で後でウォーキングに出たが痺れが全く出なかった。

少し腰も悪かったようだ。
何せ自分の身体の事は客観的になかなか診れないので難しいです。

しばらく、腰椎5番のジェルフィッシュテープと後脛骨筋テープは続けた方が良さそうかも。

痺れが引かないので...

昨日ウォーキング中に左下腿部の機能が低下したのでテーピングしたのをブログで書いたが、今日母趾側のジーンとした痺れが結構あった。

歩いている時とかは気にならないのだが、座っている時や横になっている時にかなり気になる。

長母趾伸筋が多少弱いのは確かだが、もっと他に原因がありそう。

と思い出すと、今朝第3腓骨筋テープが剥がれた。
そういえば昨日第3腓骨筋テープを貼った状態ではあまり気にならなかった。

皮膚感覚のチェックをしてみる。
下腿部外側の中間あたりでは左右とも同じような感覚だが、母趾の感覚が左が少し鈍い。

という事は、腰椎5番からの神経がどこかで圧迫を受けている。
やはり第3腓骨筋か・・・
という訳で、第3腓骨筋に貼ってみるとかなり症状が軽減した。

しかし、長母趾伸筋テープの足の甲部分が剥がれてしまっていたので、まだ時々ジーンと痺れが来る。
そこで、甲部分だけ貼り直し。

完ぺきではないが、かなり楽になってきた。

一見関係のないような処でも、身体というのは一つもの、どこかで繋がっているんですね。

昨日のヘベルケンのブログを見て

昨日のヘベルケン結節へのアプローチのブログを見た、以前通われていた女性から電話。

やはり、ヘベルケン結節に悩まされている模様。

昨日の女性は第2関節だったが、今日の女性は第1関節。
ただ、全体的には第1関節に症状の出る方の方が多いそうだ。
確かにより遠位になるので当然といえば当然かもしれないが・・・

冬になると特に辛いらしく、よく「霜焼け?」と訊かれると言っておられた。

痛い時は指でテープ(多分サージカル)をグルグル巻きで固めて指を曲がらないように、特に辛い時は中の3本の指を縛りつけているとの事。
気持ちは判らないでもないが、元々結構不良の為になってしまっているので、縛りつけると一時的には痛みから解放されるが、長い目で見ると余計に症状を悪化させてしまう恐れがある。

という訳で、昨日の女性に対してのと同様のテーピングをしてみる。
やはり楽になるみたいで、できれば家で自分で(もしくは家族に)貼ってもらい継続されると、元に戻るかどうかは保証しかねるがそれ以上の悪化は防げるだろう。


シンスプリントにスネークテープを試してみる

2日前に両下腿部を傷めて来られた女性。

日常ではそれほど痛みは出なかったが、試合ではまだ痛かった模様。

そして、あすもまた試合があるとの事で来院。

右は腓腹筋・ひらめ筋・長母趾伸筋に第3腓骨筋の機能が低下していた。
そしてシンスプリントの症状も出ているが、5㎝のテープを貼っても更に重ねなければ痛みは軽減しないので、逆にスネークテープという細いテープを使うテクニックでやってみた。

このスネークテープはコレクションテープという考え方が理解できていないと上手く貼れない。
自分も果たしてどこまでやれているのか少し疑問(^_^;)

ただ脛骨内縁に沿っての痛みだが、機械的にどちらに皮膚を寄せてという考え方では痛みをうまく軽減できない事があると、最近つくづく思い知らされた。

そこで、以前教えてもらったスネークテープのテクニックが役に立たないかと実験的に貼付。

結果はどうやら良好の模様)^o^(

これでかなりのシンスプリントの痛みが軽減できるのなら、重ね貼りをしなくても良いし何より皮膚の弱い方には朗報ではないだろうか?

後、左臀部と左足甲に痛みがあったが、各々腰椎3番と仙椎1番の神経障害があったので、各々ジェルフィッシュテープを貼ると症状は消えた。

nakano20140927_leg.jpg





ヘベルケン結節の初期か?

50代の女性だが、最近左右の指の第2関節を触ると痛いし曲げ難くなってきているとの事。

少し関節が膨らみかけていて、どうやら「ヘベルケン結節」の初期症状のようだ。

以前来られていた60代の女性が言われていたが、10年ぐらい前から変だなと思っていたが初期は進行がそれほど進まないらしい。
そんな訳で放置しておいたら数年後加速的に悪くなったとの事。

幸いにして、この女性は本当の初期段階のようなので、今から養生していけば悪化はしないと思われる。

男性に比べどうしても女性は水仕事が多いのと血行が良くないので、ヘベルケン結節は主に50代以上の女性が良くなる模様。

スリットテープで血液やリンパの流れを良くし、内側側副靱帯ロックテープで指を曲げやすくした。

nakano_hand01.jpg


自分の左下腿部前面の痛み

最近毎朝1時間程度歩いているせいか、腹はかなり凹んできたが左下腿部に違和感。

元々長母趾伸筋の昨日が少し低下しているようで、歩いている時足の甲に軽いジーンとした痺れが出る事があるが、今回はかなりのアップダウンのあるコースをハードに歩いたせいか、時折「カクン」としたように力が抜けるような感触があった。

長母趾伸筋に前脛骨筋、加えてヒラメ筋・第3腓骨筋も傷めたようなので、テーピング。

まだ違和感は多少残っているが、動きはかなり良くなってきた。

下腿部の前を傷めた時は大抵後ろも傷めている、というか後ろの機能が低下しているので前が引きずられてしまったというのが正解かも知れません。

myleg20140927.jpg

右ふくらはぎの違和感

ソフトテニスをされている女性。

先週日曜に練習中踏ん張った際に右ふくらはぎ内側にかなりの違和感が出て、それを庇って左のふくらはぎも痛くなってきたとの事。

まず、写真左のように右腓腹筋に対し熊手テープを2本貼る。
一番内側の1本は少しひらめ筋に効かせようとラインを変える。
ただ、後で見ると貼り方に少し難が・・・お恥ずかしい(^_^;)

そして、脛骨内縁に炎症が起きていたので、シンスプリントテープに狭間コレクションテープ。
脛骨の外側の長母趾伸筋も少し状態が悪かったのでテーピング写真中)。

左も腓腹筋と後脛骨筋の機能が低下していたので、テーピング(写真右)。

階段を下りる時、前日の高校生同様非常に楽だった模様。

nakano20140925_01.jpgnakano20140925_02.jpgnakano20140925_03.jpg

「ヒールストライク」を防ぐには・・・

不勉強だったせいかも知れません。
最近ランナーの間で、「フォアフット」というのが流行っているのを最近知りました。

何でも通常の踵着地をすると「ヒールストライク」、つまり衝撃が強いので爪先寄りで着地した方が良いとの考え方のようです。

従来の踵着地にフラット着地(足底全体で着地)、それにフォアフットといろいろ論議を呼んでいるようです。

一説によれば、ケニアやエチオピアの選手は子供時代に裸足で走って学校に通うのに、固い石の上とかを踵着地で走ると痛いので自然と爪先寄りで着地するようになったとも聞きます。

ただ、気を付けなければいけないのは、そういうケニアやエチオピアの人達はそういう風に裸足で走っている事によって非常に足底筋膜が強くなっています。
また、足のアーチも素晴らしいでしょう。
実際に彼らの足を見た事はありませんが、欧米人の足は以前にアルティミットの世界大会へテーピングサービスに行った時に見た事があります。
現在の日本人同様(というか、彼らの方が先達ですが)、小さい頃からの靴文化で皆さん足のアーチはよろしくありませんでした。

それを形だけ真似をしようとしても、恐らく逆に脛骨の前とかに強いストレスが掛かり傷めてしまう恐れがあると考えます。

自分なりの考えですが、「ヒールストライク」に何故なるかといえば着地した時の大臀筋の作用の有る無しではないでしょうか?

着地してその反発力を直ぐに大臀筋の股関節伸展に変換する、つまり着地した下肢を後ろにやろうとする作用があれば、衝撃ではなく上手く推進力になります。
「ヒールストライク」になりやすい方はその大臀筋の使い方に問題がある、もしくは大臀筋等の筋機能が低下している可能性があります。

これはウォーキングでも同じ事が言えます。
如何に素早く後ろへ下肢を動かすか、ではないでしょうか?

人間の自然な着地は踵からと自分は思っています。
逆に爪先着地等で上手くいっている人は、上記のようにいろんな諸条件が整っているからできるのであって、流行だからとかでやるのは考えものです。

今一度、自分の歩行やランニングフォーム等を見直してみては如何でしょうか?


帝王切開の悩み

昨日テレビを見ていたら、帝王切開で出産された方々の悩みというをやっていました。

まあ、いろんな事で心を傷つけられた方々がおられる事を不勉強なもので初めて知りました。

そうは言っても男ですので、正直言って本当に共感できるのかといえば、スミマセン、それは無理ですm(__)m

ただ、身体の方は来ていただいている方でもおられますが、ある程度私でも判ります。

帝王切開をすると下腹部に手術跡が残ります。
そこが丁度子宮上の皮膚神経支配をしている仙椎3番状に当たります。

手術痕により皮膚の動きが悪くなり、その方も帝王切開後からずっと月経異常が起こっています。

こういう場合には、仙椎3番の神経根へアプローチするという方法もありますが、原因が手術痕によって皮膚の動きに制限が掛かっているので、手術痕の所の皮膚の動きを良くしてあげるだけでもかなりの効果が期待できます。



シンスプリントのかなりキツい高校生、足趾も整える

バスケットボールをしている高校生。
2年前からシンスプリントを発症し、いろんな処へ行くも改善されないという事で来院。

今までもシンスプリントをやった野球部の選手等にもやった事があったが、この高校生の症状はかなりキツめ。
かなり脛骨内縁部の癒着が強い。

シンスプリントテープ・後脛骨筋テープ・ひらめ筋テープ、それに左は腰椎5番の神経障害もあったのでジェルフィッシュテープ等を貼り、なおかつ狭間コレクションテープで脛骨内縁部の隙間を作ったが、まだそれでもそこそこ痛みは残っている。

やはり走ったりジャンプした際の痛みが走るとの事なので、足の横アーチが少ない開帳足・内反小趾・母趾も少し外旋気味と、まず足趾の形を整えて着地した時に足裏全体、特に足趾5本ともで支えられるようにすればショックは少なくなるので、先ほど書いた箇所をテーピングで矯正。

その後軽いジャンプをしてもらって感触を確かめてもらうと、かなり楽になったとの事。
また、階段を下りた際も楽だったそうだ。
やはり、足趾の動きが良くないと様々な所にボディブローのようにダメージが来てしまう。
その為にも足趾の形を整える事が非常に大事だと考えている。
この高校生は時折足裏も非常に疲れる事があるそうなので、尚更こういう事が必要でしょう。

当面は、脛骨内縁周辺の皮膚の動きを良くするテーピング、及び足趾を整えるテーピングを自分で貼ってもらう、そして機能低下をしているひらめ筋・後脛骨筋(及び梨状筋も)のエクササイズもしてもらっていけば時間は掛かるとは思うが、痛みは解消していくでしょう。

123

« 2014年8月 | メインページ | アーカイブ | 2014年10月 »

このページのトップへ