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楽水庵ブログ 2014年4月 3ページ目

50代女性 ぎっくり腰

先週来られた女性から電話があり、腰がかなり痛いからテーピングだけでもしてもらえないかとの事。

遠方から車で来られるので、「大丈夫ですか?」と尋ねると「降りる時は辛いけど座っている限りは大丈夫です」との返事。

自分もその手のぎっくり腰をよくやったので、辛いのはよく判ります。


車から降りて歩いて来られるのを見て、臀筋が悪いのは直ぐに判った。
話を聞いてみると、3日前にテニスをしている最中に転倒し膝を強打した時に臀筋を伸ばした模様。
それと、前日に滅多にしない、脚を投げ出したような姿勢でしばらく座っていたとの事。
腰椎・仙椎の神経圧迫もある模様。

症状を聞いてみると、椅子に座る時や立ち上がる時、そして寝返りを打つ時にかなり仙骨周辺が痛いとの事。

各種検査をしてみると、右の外腹斜筋、左胸腸肋筋の機能が低下していたので、まずテーピング。
次に腰椎・仙椎の神経圧迫を調べると共に鼠蹊部リンパ節の詰まりをチェック。
左鼠蹊部の詰まりがあったのでバイパステープを貼り、神経圧迫のあった神経根にジェルフィッシュテープ。

そして、左大臀筋・右中臀筋の機能がかなり低下していたのでテーピング。
関連痛からして、これらの筋肉が一番の原因だろう。

最期に左ひらめ筋と右後脛骨筋にテーピング。
特にひらめ筋の機能低下は仙骨周辺に関連痛が出る事がある。

これで一応終了。
仙骨の下の方に軽い違和感は残っていたようだが、
座っても立っても、寝返り打っても痛くならないし、何よりかなり軽く歩けると喜んでおられた。


本当にぎっくり腰は症状・原因が人それぞれなので、連絡をもらうといつも緊張します(^_^;)
それでもかなり良い結果を出せたので、ホッとしています(*^。^*)




「脇を締めすぎているのですね」

「ほとんど口が開かなかった女性」、段々とお腹が目立ってきましたね。

若干左の下顎骨蝶形骨靭帯の弛みはあるが、以前と比べれば段違いに口が開くようになった。


と、ここまでなら顎関節ブログになるのだが、
この女性を含め、他の方もご自身で肩甲下筋をほぐしてくださるようになってきた。

まあ、リリースした時の激痛に何とかしないといけない、と自覚されたものと解釈しています。
そして、上の女性がしみじみと言われたのが、上のタイトルの言葉。

そうなんです!
人の仕事ってほとんどが脇を締める、肩関節を内旋させる動きなんですね。
それによって肩甲下筋が拘縮してしまいます。

また、その結果肩甲下筋の拮抗筋(反対の動きをする筋肉)である棘下筋等が伸ばされて、筋機能の低下を起こしてしまいます。

デスクワークとかでは特に肩甲下筋を締め付けがちですが、暇を見つけ肩関節を外旋させるような動きをして下さい。
そうすると、棘下筋が収縮し肩甲下筋が弛みます。

「何とか頭痛にならずに済んでます」

頭痛がひどかった30代の女性
2週間ぶりの来院。

相変わらず仕事が忙しい模様で、
腰・肩・首の張りは徐々に出てきているが、
何とか頭痛が出るまでには至っていないとの事。

そして、頭痛の原因が肩や首の張りから来ているというのを実感していただいている。
これに関しては、別の40代の女性も同じような感想を持っておられた。

確かに薬を飲むのも一つの方法ではあるのだろうが、
副作用や常用性を考えるとあまりお奨めできない。

身体のバランスを整えて、頭部への血流を確保すれば頭痛で悩んでおられる方の多くが楽になるでしょう。

15年前からの顎関節症

15年前から顎が痛くなり、1月末に初めて来られた時は顎をずらさないと口を閉じられない・口を開けると顎がカクカクしていた40代の女性。

腰や首・肩の張りが強く、また左の側頭骨下顎骨靭帯の弛み・外側翼突筋の張りがかなりあった。

それを改善しながら通院していただき、今日が6回目の施術だった。

顎のずれや痛みは段々解決していき、前々回の施術の時には欠伸をした時だけ少し痛い、という状況だった。

ただ、前回でも咬筋のリリースの際に口の開くタイミングが左右で若干違っていた。

それが今回で解消した。
後は、たまにメンテナンスに来ていただくだけで良い状態がキープできると思われる。
ただ、首や肩等の張りが強過ぎると、また症状が再発する可能性があるので、早めに来ていただきたい。




セルフリリースで痺れ('_')

久しぶりに首のセルフリリースをやってみた。

左前斜角筋のリリースをすると、
「ほら、来まっせ~!!」てな感じで来ましたね、痺れが(笑)
ジーンと痺れが親指側に出て、肘にも関連痛が(^_^;)

昨年秋に腰をやってから次に首をやって、
左前腕と親指に痺れや感覚麻痺を起した時があったが、
まさしく、前斜角筋なんですね(中斜角筋も少し怪しいが・・・)

間違いなく「胸郭出口症候群」の気はあります、残念ながら。
ただ、普段から前斜角筋や中斜角筋の張りを抑えられれば症状は出ません。

この痺れが出たりする時って、当院に来られる方が「うっ!!」となって一瞬動きが止まる瞬間。
リリースをすれば関連痛や痺れがやっている間は出ます。
しかし、それを過ぎれば非常にスッキリするのも事実。

だから、「天国と地獄」なんですね~

しっかし、痛かったわ~

やはり、手投げになっていたか(T_T)

毎週来院している高校球児(投手)。

この間、練習試合で1日に14イニング投げて翌日から肩・肘に痛みが出た。
具体的には振りかぶろうとすると肩に痛みが出、フォロースルーで肘に痛みが出る。

まず、振りかぶろうとした時に痛いのは、下僧帽筋や広背筋・肩甲下筋・前鋸筋の機能低下。
上腕二頭筋と大胸筋も傷めている。

次にフォロースルーで肘が痛いのは、前腕部の筋膜が内にずれいてるのと、
尺側手根屈筋・尺側手根伸筋・回外筋等の筋機能が低下していた。

握力も入らないらしい。
手根管も詰まっていたので、スリットテープを貼る。

と、ここまでは毎度の事・・・
いつも気になっていたが、確かに普段の投球数が多いのは確かだが、
どうも手投げになっていて肩・肘を傷めている可能性が高い。

彼が昨秋腰を傷めて初めて来院した時に、開帳足気味だったので足底アーチテープを貼るようにアドバイスした。
最初の頃は練習前に必ず貼っていたが、聞いてみると最近は貼っていない。
だから、足の踏ん張りが効かないので、突っ立ったフォームになってしまい、それをよく指摘されると言っていた。
この頃コントロールも良くないとの事。
そら、足元が定まってないからやangry


う~ん、自分の説明が悪かったのか('_')
もう一度足底アーチテープを貼り、加えて足底筋膜テープ。
シャドーピッチングをやってもらい、フォームを確認する。

そして、しばらく腕や手で投げるイメージではなく、足の踏ん張りで投げるのを意識するようアドバイス。
それと共に、こういうイメージは野球をしている時ではなく、普段歩いている時に気付かなければならないとも教えた。
一流の選手は、何気ない普段の動作でそういう事に気付いている筈。
もっともっとそういうものに気付くと、故障も減っていきボールの威力・制球力も増すと思われる。

jin08.jpg


軽くシンスプリントも・・・

2月に、「50代の女性 下腿部の痛み」で紹介した方。
税理士をされているので、2~3月は繁忙で2か月ぶりの来院。

現状で下腿部の痛みは以前ほどではないが、若干ある。

まず、左右共にシンスプリントの兆候が軽くあったので、シンスプリントテープ。
次に、左は後脛骨筋、右はひらめ筋が弱いので、それぞれテープを貼る。
左は後脛骨筋の機能低下で足底筋膜が弱いから、足底筋膜テープも貼る。
テニスをされているので、これで踏み込み(右打ち)がしっかりする筈。

そして、左右共にアキレス腱に痛みがあるので、それの対策。
左はアキレス腱の1点に痛みがあり、そこを全体的に浮かすと楽になるので、ジェルフィッシュテープを貼付。
右は少し縦の線状に痛みがあるので、狭間コレクションテープを貼った。

nakano02.jpg




坐骨神経痛、首の張りが腰椎神経圧迫の原因?

膝裏や腰が長い時間立っていると痛くなってくるという事で来られた50代の女性。

調べてみると、どうやらヘルニアはない模様。
坐骨神経痛も、所謂ピリピリ痺れるタイプではなく、
どちらかというと鈍痛が出るもののよう。

腰椎1~3番と仙椎1番に神経圧迫。
ジェルフィッシュテープを貼って、神経の流れを良くする。

そうすると、皮膚の感覚が正常になり、
その上で筋機能が弱っている、梨状筋・ひらめ筋・後脛骨筋にテーピング。
外腹斜筋などはリリースで対応する。)

これで、一応は楽になられたが、
神経圧迫の原因はどうやら首の張りにあると思われる。
頚部の左側の筋肉がかなり張りが強い。

「腰の悪い人は首を診て、首の悪い人は腰を診る」とよく言われる格言。
脊柱で繋がっている首と腰は互いにバランスを取っている。
だから、どちらも改善していかなければ効果は薄い。

この方のように左側の神経圧迫が多いという事は、
左側の脊柱周りの皮膚の動きが悪い原因がどこかにある。
首の筋肉の張りが強いので、そこで皮膚の流れが阻害されている可能性が高い。

ただ、この方の場合、首が張っている自覚があまりなかった。
結構痛い(と言われる・・・)リリースをすると、「首はいいです」と言われる。
「だけど、首をしなければ腰も良くならないし、首をしないなら来ない方が良いですよ。
そうでないと、何時まで経っても神経圧迫は改善されない可能性があります。」
と答えると納得された。

今回は、首は少ししただけだが、それでも後に「首が少し楽になってきました」
と言われていたので、効果を感じられたのだろう。

次回から、しっかりと首も施術していく予定。
そうすると、もっと楽になられるはず。

Sports Net Meeting に参加

東京での療法学会や高倉セミナー等に参加し、常に学ぼうとはしているが、
まだまだ「井の中の蛙」ではないかと自問している今日この頃。

そこて、京都を中心に活動されている Bright Body さん主催の "Sports Net Meeting" に参加。

スポーツトレーナーや理学療法士、そして自分のような施術家(治療家)が、
それぞれの観点から選手の怪我予防や回復のさせ方等をディスカッションした。

こういう集まりも楽しい。
誰が立場が上で誰が下ではなく、お互いに相手の活動に対し敬意を持って議論できたと感じた。

毎月されているようなので、できるだけ毎回参加したいと思う。
向こうの迷惑でなければ(笑)

sportsmeeting01.jpg



このページも参考になると思います

たまたまFacebookで知り合いの方が「いいね!」されていたので、このページを知りました。

興味があるので、ここでも勉強してみたいですね。

顎関節症について書いてある事は、常々自分が説明させていただいている事と相通じるものがあるので、
こちらも参考になさっていただくと良いかも。

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