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楽水庵ブログ 2014年3月 4ページ目

手根管症候群

肩や首のこりで来られている30代の女性。

肩甲骨の筋肉のリリースをしていると、「手が痺れています」と言われた。
首のリリースとかで関連痛で痺れが出る事は多いが、棘下筋とかのリリースで出るのは珍しい。

その後上肢のリリースをしていても痺れが残っているので、これは関連痛ではないと判断。
痺れもジーンとしたものなので、手根管にアクティベータを打つと痺れが治まった。

どうもリリースの最中手首を背屈して手根管が詰まった状態になった模様。
「手根管症候群」の気があるのは間違いない。

ツワリ対策テーピング、その2

モニターを募集していたら、昨夜前回にツワリによる吐き気のテーピングをした女性のご主人が来られ、施術中「嫁さんがまた苦しんでいる」と言っておられたので、嫁さんにモニターになってもらう事にした。

今日早速来られ、この間のテープは結構早めに剥がれてしまったと聞いた。
う~ん、残念。

ただ、今回は前回とやはり症状が異なっていた。
今回は幽門(胃の出口)に皮膚を寄せると楽になった。
それと、丹田(下腹部)の軽い痛み。

そうしてやっていくと、次に上が気持ち悪くなってきた模様。
今度は噴門(胃の入り口)のよう。
噴門を中心に縦に皮膚を寄せると楽になったので、それをスリットテープで再現。

これでかなり楽になった模様。

ただ、ツワリ用のテーピングは本当に対処療法的なものなので、臨機応変にテーピングしていかなければならない。

tomoko_tuwari02.jpg

顎がずれている23歳女性、更に改善

この前に書いた、顎をずらさないと口が開かなかった女性。
かなり痛がりなので施術中かなり賑やかだが(^_^;) 顎の状態は更に良くなった。

前回の後友達と飲みに行った際に、「笑った際に口を開けた時の顔のずれが小さくなっている」と言われたそうだ。
いくら友達でもずれているのを指摘するのは忍びなかったのだろう。
そう言えば、今日来られた別の顎関節症の女性も、以前にある整体師に「顔が歪んでいる」と指摘されたそうだが、それならそれで治したれよと思ってしまう…

施術していても、益々左右の口の開くタイミングが合ってきているので、最初来た時の状態はかなり悪かったが、案外短期間でかなり良い状態までいけそう。
といっても、なかなか時間の掛かる方もおられるし、本当に人それぞれですね。

故障からの回復のスピードの差は...

バドミントンをしている中学生女子。
昨年暮れに右大腿部の肉離れをして、未だ前方のシャトルを拾う動きをするとかなり痛い。

内転筋の機能が低下しているので、長内転筋スリットテープと狭間コレクションテープを貼ると痛みがかなり軽減したが、問題は鼠蹊部リンパ節の機能が弱い点。
両方ともかなり詰まっている。
幸い坐骨リンパ節は正常だったので、そちらに迂回させるテーピングを施した。

傷めた所の掃除をしてくれるのがリンパ液で、掃除して汚れたリンパ液を素早く浄化してまた戻す、その繰り返しのスピードが遅いと回復の時間が掛かってしまう。
下肢のリンパ液は主に鼠蹊部リンパ節に戻ってくるので、そこが詰まっていると残念ながら故障から回復できないだろう。

首や肩なら、鎖骨下リンパ節や腋下リンパ節がそれに当たる。
施術をする場合、そこも見る必要がある。
また、その周辺の筋肉の機能が低下していると、リンパの流れも当然悪くなる。


明らかに坐骨神経痛なのに...

昨日来た女子高校生。
昨年10月に部活の最中に腰を傷め、今は座っていても痛い状況。

大体座っていても痛いという状況の場合、坐骨神経痛を疑わなければいけない。
この子もやはりテストするとハッキリと陽性だった。
膝の裏辺りまで痺れが出ていた。

だが、今までカイロや接骨院に行っても坐骨神経痛だと指摘されたことがなかったらしい。
何故?ちゃんとテストしたのだろうか?
理解できないが、そういう診立てがない場合は何時まで経っても良くはならないだろう。

右肩甲骨のクリック音に

顎関節症で来られた、マラソンや自転車をされている20代の男性。

もちろん、顎関節の施術もしていて良くなっておられるのだが、右肩甲骨を動かすとかなり大きなクリック音がする。
リリースで関節可動域が拡がるとクリック音も大きくなる。
筋肉のバランスが良くなっていくと何時かはなくなっていくとは思われるが、どうも肩甲骨内部の靭帯に弛みが出ている模様。

そう思って前回左のような靭帯テープ(写真ブレていてゴメンナサイ)を貼ってみたが、効果はいま一つ。
それで今回は右のような靭帯の動きをロックさせるテーピングを数か所貼ってみた。
すると、靭帯の弛みが減少したのか、かなり動きやすいと言ってもらえた。

まだまだハッキリ判っていないので、もっとチェックしていきたい。

mori05.jpgmori06.jpg

坐骨から鼠蹊部へのリンパの誘導

この方は右腰椎の神経圧迫がかなりある方。

最近リンパの流れを良くすると神経圧迫が軽減される事が判ってきた。
大抵は鼠蹊部リンパ節の詰まりなのだが、この方は鼠蹊部の詰まりはないが坐骨リンパ節の詰まりがあった。
よって、坐骨から鼠蹊部へのバイパステープの目的で、リンパコレクションテープを貼る。

これで、神経圧迫がかなり軽減した。
神経圧迫が残っている個所にはジェルフィッシュテープを貼った。

kitada06.jpg

神経圧迫からシンスプリントか?

久しぶりに以前肩や腰、そして腰の神経圧迫等で通っていた、野球をやっている中学生。

今回は、右下腿部後面中央の脛骨沿いが痛い、接骨院で診てもらったらシンスプリントだと言われたそうだ。
3日前の練習中に発症して、昨日今日はほとんどまともに歩けていなかったらしい。

チェックしていたら、右腰椎5番に神経圧迫があった。
ひょっとすると、これが原因で筋機能が低下していて発症した可能性もある。

腰椎5番にジェルフィッシュテープを貼り、後脛骨筋スリットテープ・腓腹筋テープをメインに、筋膜コレクションテープや狭間スリットテープを貼ると痛みはほとんど消え、駆け足させても大丈夫だった。

シンスプリントを発症すると運動を休止するよう勧められる事が多いようだが、原因を突き止め痛みを大幅に減少させることができれば運動を続けても差し支えないと感じる。

スギ苔がきれい(^_^.)

最近雨が多いせいか、庭の苔、特にスギ苔がきれいに映えている。

表の庭(写真左)もそうだが、中庭(写真右)は特に勢いが良い。

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シンスプリントの高校生、ジェルフィッシュテープを追加

普通に走れるようになったようだが、右のシンスプリントは若干痛みがまだある。

いつものようにシンスプリントテープに、今までは狭間スリットテープを貼っていたが、どうも一番痛い箇所が一点で、なおかつそこの圧がかなり高いところからジェルフィッシュテープを貼ってみた。

結果は良好。ほとんど痛みが消えた。

後は、機能が落ちているひらめ筋と後脛骨筋にテーピング。

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