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楽水庵ブログ 2014年3月

「よく躓く」・・・

「顎をずらさないと口が開かなかった女性」の施術で一緒に来た友達。
付き添いで来ただけだが、彼女も顎がずれたり坐骨神経痛や肩こりがあるらしい。

ただ、例の女性が名付けて「ヘタレ2号」で、施術中痛がっているのを見ると怖気づいたみたい。
まあ見学するなら、「ヘタレ」でない人の施術を見てほしかった(笑)

施術が終わって、坐骨神経痛をチェックしてあげようと少し検査をする。
坐骨神経痛自体はそう深刻なものではなく、梨状筋のエクササイズをすれば解消する程度だった。

しかし、皮膚感覚のテストをすると左仙椎1番の神経圧迫があった。
神経根にも異常があり、筋肉テストをすると確かに陽性。
「よく躓くやろ?」と訊いたら図星!!
本当によく躓くらしい。

折角なので、ジェルフィッシュテープを貼ってあげる。
筋機能が回復し、腰も軽くなったとの事。

小さい頃からよく躓くので、不思議に思っていたらしい。
かなり前から神経圧迫があったみたいなので、テープなしで解消するには時間が掛かりそうだ。

その前に、来院するかな?(笑)


客間庭のスギ苔も(^_^.)

仏間庭のスギ苔には適わないが、今日の雨で更に綺麗に生えてきた。

特に松のところは一昨年の夏などは自分の頭と一緒(T_T)でかなり坊主だったのだが(笑)

できるだけ乾いている時は水を撒いていたら、最近は定期的にしっかり雨が降ってくれるのでしっかり生えてきてくれる。
普通の苔でも嬉しいが、スギ苔なら尚更。

これから夏に向け、しっかり手入れしていかなければ。

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手根管・回外筋等の不具合から来た手の痺れや痛み

定期的に来られている40代 エンジニアの男性。

今回は少し前に普段しない作業をして、しばらく経ってから右手に痺れや痛みが出た模様。
前に左手に手根管症候群になった事があるそうで、今回は手根管症候群で一般的にある症状、ジーンと痺れる事がないので病院で診てもらったら手根管ではないと言われたそうだ。

しかし、触ってみるとかなり手根管が詰まっている。
手根管が詰まっていても必ず同じ症状になるとは限らない。
自分の場合でもそうだが、親指の腱鞘炎のような形で出る事もある。

そこで、まず手根管にスリットテープを2枚張る。
これで手根管の皮膚・筋膜に隙間ができるので、指の屈伸が楽になる。

次に右腕を左に押すような動作、言うなれば腕相撲のような動きをしたとの事なので、回外筋を調べる。
そうするとかなり状態が良くないので、リリース。
これで更に指の屈伸が楽になった。

そして、首の前斜角筋・中斜角筋のリリースをすると痺れ・痛みはなくなった。

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胸の痛みを取るためにも広背筋のリリース

もう1年以上定期的に来られている30代前半の女性。

今回は、胸の外側が痛いとの事。

大胸筋に問題があるのは間違いないのだが、
大胸筋の動きを良くする為には隣の前鋸筋、
そしてその隣の広背筋をまず弛めると非常に効果的。

「急がば回れ」とはよく言ったものだと思う。
表現を変えれば、「外堀から埋めていく」と言った方がピッタリか。

忙しくて首・肩が張り頭痛が少し・・・

酷い頭痛があって定期的に来られている30代の女性。

前回にも「かなり楽になった」と言っておられたが、今回は仕事がかなり忙しく(トリマーさん)肩・首が張ってきて頭痛が起こってきたとの事。

この方の場合、頭痛の主な原因は肩や首の筋肉の機能低下なので、それを リリースで整えてあげると頭痛は直ぐに治まった。

どうも、暖かくなるとトリマーさんは忙しくなるらしい。
次回までアドバイスしたエクササイズで乗り切ってほしい。

X脚の矯正テーピング例

30代の女性。

坐骨神経痛・胸郭出口症候群・肩や首のこり・頭痛等の症状で定期的に来院されている。
そう言えば、顎関節症もあったな~、遠い過去のように思えてくる・・・

X 脚もあり、昨日下肢の検査をしている時に効果的なテーピングを思いついたので、早速やってみた。
X 脚の矯正テープも結構いろんなテーピング例があるが、テンションをかなり掛けたりするものも多く、肌の弱い方にはあまりお勧めできない。
ましてや、圧倒的にX 脚は女性が多く、なおさら肌の事も考えてあげなければいけないと感じる。

そして、お断りしておきますが、X 脚でもいろんなパターンがあるので、
これはあくまでこの女性のケースでは有効だったという事です。
その人その人によって、アレンジは必要になってきます。

まず内側にずれている大腿部下部の筋膜を外に戻すテーピング(写真左)。
右と左では大腿骨の回旋具合が異なっているのがお判りになるでしょうか?
そして左の大腿部にも同様のテーピングをする。

ただし、このままだと立ってもらうとかなり重心が外側になっている。
いうなれば、O脚気味。
そこで、次に下腿部上部の筋膜を外側に戻すテーピング(写真右)。
これで、重心が3趾(中指)に移る。
最期に足底アーチテープを貼ると、母趾球にも重心が乗るようになり、踵・小趾球・母趾球の「3点支持」ができるようになった。

なお、足底アーチテープ以外は全くテンションを掛けずに貼った(ここが重要)です。

感想は、慣れていないから違和感はあるが物凄く脚が軽くなったとの事。
ずれていた下肢の軸が修正されたからだろう。
その後下肢のリリースを行ったが、感想を裏付けるようにかなり状態が良くなっていた。

う~ん、これなら余程肌の弱い方以外にも使えそう。
そして、大事な事は考え方さえ理解してもらえれば、貼り方自体は難しくないという点。
継続しもらう為には、これが一番のポイントでしょう。
まあ、本人の性格にもよりますが(笑)

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雨でスギ苔がより綺麗に(^_^.)

生憎の雨だったが、お蔭でスギ苔はより綺麗にスクスク育っている。

特に仏間の庭の方(写真左)のものは見事で、これからはシダが生えてくるのであまり大きくならないうちに摘んでいかなければ(-_-;)

客間の庭の方(写真右)も、仏間のそれには敵わないが、そこそこ育ってきてくれているのでこれからが楽しみです。


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鼻・肩・背中に・・・

週に1度通っている高校生。
野球部でサードを守っている。

最初の頃はシンスプリントの症状が強く歩様もおかしくなっていたが、最近では走っても痛みが出なくなったそうだ。

その代り、守備練習の送球で肩を傷めた模様で、最近では肩周りがメイン。
それと左膝上の大腿直筋の部分断裂がある模様で、それも軽くテーピングしておくと楽だと言う。

そして、今回は当日にノックを受けていてイレギュラーした打球が鼻を直撃。
来院した時点では出血がまだ止まっていなかったので、もう一度絆創膏を貼ってその上に腫れを軽減させる目的でスリットテープを2枚クロスさせるように貼った(写真左)。
本来は直に貼ると効果がもっとあるのだが、出血が続いている状態では致し方ない。
骨折かどうか念の為病院で検査を受けるそうだが、単なる打撲なら出血が止まったら直にこのテーピングをしてくれると治りも早い。

そして、肝心の右肩。
ありがちなスポーツ障害だが、彼も上腕二頭筋の長頭腱の炎症を起こしている。
上腕二頭筋テープと大胸筋テープを併せたテーピングを先ず、それに小胸筋テープ、そして上部の筋膜がかなり内にずれていたので矯正の為のコレクションテープを貼付(写真中央)。

背部は、棘上筋テープに棘下筋テープに下僧帽筋テープを貼る(写真右)。

首も頚板状筋を傷めていたので、肩甲下筋と共にリリースを行った。

終わった後にシャドウでスローイングを何回かしてもらったが、痛みはなくなり「かなり良い感じ」と言ってくれた。

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皆、頚板状筋が具合悪い・・・

今朝起きると右肩甲骨の内側が痛い…

何処の具合が悪いのかなと思っていたら、どうやら頚板状筋。

板状筋は以前にも書いたように、この筋肉の機能低下は頭痛を起こすこともあるし肩甲骨の内側も痛くなったりする。
かなり痛かったが、さっそくリリースをすると痛みがかなり軽くなる。
ただ、まだ首を前屈させると引っ掛かる。
その他、前鋸筋や広背筋も少し状態が悪いようなので、軽くテーピングしておく。
まあ、だいぶマシになった。

ところが、今日来られた方がまた自分と同様に頚板状筋を傷めておられた。
何たる偶然(*_*)
今日は、頚板状筋を傷める特異日だったのだろうか(-_-;)

私以外の皆さんは、リリースでかなり楽になられた。
自分も今晩来る高校生にポイントを押さえてもらって、もう一度リリースをやってみよう。
ちょっと自分では押さえにくい処なので・・・・・

続、広背筋のリリース

何度も登場してもらっている、来られた時はとても立っていられない・椅子に座ってもいられなかった30代の男性。

順調に改善していたが、2月に少し家庭の事情でブランクがあった際に腰が悪化。

特に梨状筋の機能が低下していたので、テーピングやリリースで対応し、更に家で梨状筋のエクササイズをアドバイス。
そうするとかなりマメにやっていただいているようで、梨状筋の状態が大幅に改善してきた。
元々右の方がかなり悪かったのだが、上転的に右のエクササイズをされているようで、今では右の機能の方が良くなっている。

そして、「広背筋のリリース」でも書いたように、というか、この方はもっとリンダーテストでの起き上がりが難しいのだが、先に広背筋のリリースを行うと起き上がりができるようになった(^_^.)

う~ん、リリースの可能性はまだまだありそう。
もっと効果のあるリリースを開発していこう。

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