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楽水庵ブログ 2014年2月 3ページ目

寒さで少し鬱症状が...

昨年秋から通っておられる30代の女性。
最近は2週間毎に来ていただいて、肩や首のこりもかなり軽減していたのだが・・・

この頃の寒さのせいか、鬱の症状がひどく(今回初めて抗鬱剤を服用されているのを聞いた)睡眠障害も起こされているとの事。
どうも寒い時期に起こりやすいと話されていた。
それと、甲状腺機能低下と薬の服用による胃と肝臓の機能低下。

鬱はこれで治るなどとは言わないが、別の40代でやはり抗鬱剤を服用されている方も通われていて、首や頭を良くほぐすと気分が楽になると言われていた事から、やはり頚部や頭部の血流を促進する必要はあると考えられる。

そこで、全身の調整、特に頚部・頭部を念入りに施術。
かなり張りがあり、故に脳への血行も阻害されていた可能性大。
睡眠障害を起こされていたから、段々心地よい眠気がやってきたようだ。
甲状腺機能を回復してもらう為に、舌骨調整もやった。
最後に内臓と肝臓のマニュピュレーション。

本当に体も気持ちも楽になっていただけた。
ただ、まだ寒さは続くので、念の為に1週間後に来ていただく事にした。
薬を服用するのをできるだけ控えたいと言われていたので、その方が良いと判断した。




胸椎のずれ

寒さのせいか、胸椎のずれがある方が続いた。
当院の施術では、大抵の方に最後「頭蓋仙骨療法」で頭をほぐします。
全身の調整をしているので、問題なければ頭を揺らすと腰から足の先まで揺れが伝わります。

ところが、どこかで問題があるとその揺れが悪くなります。
以前は、前半に「頭蓋仙骨療法」を施していたので、頚部の張りで揺れが止まる人が多かったのですが、最近は首もほぐしているので残るのは胸椎の詰まりになります。

そこで、途中で胸椎の詰まりを取るのですが、アジャストでスッと取れる人もいますが、そうはならない方もおられ、そういう方はその胸椎のずれを起こしている筋肉を探って調整すると楽になられます。

アジャストも効果がある事が多いですが、あくまでそのずれている椎体周辺の筋肉がほぐれていなければなりません。
ですから、足の長さの調整も下半身の筋肉の調整を行ってからでないと自分はしません。
この間斑鳩法隆寺マラソンへテーピングサービスに行った際、足の長さが明らかに異なっておられる方が結構おられたのですが、ウォーミングアップが済んでおられない方にはアジャストしませんでした。
ほぐす時間があればアジャストして差し上げたのですが、その時間のない場合はしない方が賢明と判断したからです。

うちに来られる方々のお話を聞いていると、中にはそういう配慮なしにいきなりアジャストされる所があるようで残念です。

冒頭の胸椎の詰まりですが、まだまだ自分の診立てが甘いせいもあるので、もっと早く気付くようにしたいと思います。

キネシオテーピング講座開催

昨年の秋から頼まれていた講座を開催。
ヨガ仲間の人達、その中には理学療法士と作業療法士の若い夫婦もいたのだが、いつもの事ながら最初は自分の仕事を言って下さらないんですよね~
と言っても、一応医療知識のある方を対象にした講座ではないので、専門知識がなくても理解してもらえるように進行していかなければならないのだから、一々職業を聞いておく必要もないだろう。

最終的に次回の「実践編」で腰椎・仙椎へのジェルフィッシュテープを貼ってのアプローチができるようになってもらう為の、導入編としてこの「基礎編」を行っている。
今までキネシオテープを触ったことのない人に、いきなりジェルフィッシュを貼れというのは無謀。
この講座で、ある程度キネシオテーピングの考え方とかを肌で感じてもらい、効果を実感してもらえれば成功だと思っている。

皆さん、熱心に取り組んでくださり、質問も多くされた。
解剖学を学んでもらえればそれに越したことはないが、その知識がなくても効果的なテーピングができるように指導していきたい。

20140216kinesio_down.jpg

新しいタブレットで撮った写真

今まで使っていた android タブレットで撮った写真から、今回から新しく購入した windows タブレットでのものをアップしました。

やはりカメラの性能が上がっているので、きれいに撮れています。
夜景もかなり鮮明に撮れていますが、問題はHPにアップする際にサイズがでかい事・・・
web 的にはあまりサイズが大きいと読み込みに時間が掛かりよろしくないのですcrying

そこで、一つ手間をかけてサイズを小さくしなければなりません。
試しに、玄関のショットと庭の夜景をアップしてみました。

ホンマ、暇ネタです(笑)

2014-02-16niwa_down.jpg20140216niwa_night_down.jpg

右手の感覚異常、その後

前回述べた、浅指屈筋・回外筋・棘下筋・前鋸筋に加え、尺側手根屈筋もかなり状態が悪かった。
上に挙げた筋肉のリリースを丹念に行う。
テーピングも併せてやれば効果も高いだろうが、本人が希望されないのでリリースのみにした。

聞けば、高校卒業まで習っていたピアノを2年前から本格的に再開した時に、無理して傷めてしまったらしい。
まあ、筋肉の回復力も落ちているから…

聞けば、ピアノ講師の方々もかなり腕や肩のトラブルで悩んでおられるらしい。
バイオリンなども結構体に負担をかけているようだが、ダイナミックに腕を動かすから血流が良くなっているのかも。
ピアノはそれに比べ動きが小さいので、血流も悪いのかも知れない。

練習前後のエクササイズも欠かさずやってもらう方が良いかも知れない。

ほとんど口が開かなかった女性、かなり開くようになりました(*^。^*)

かなり自分も苦労したが、諦めずよく毎週通って下さいました。
毎週送り迎えして下さったご主人にも感謝しなければいけません。

下半身からの調整はもちろん、肩甲下筋・中斜角筋に加え側頭筋・顎二腹筋のリリースが結構効果的だった模様。
頭蓋骨の施術中に側頭筋や顎二腹筋のリリース(口を開けてもらう)をする。
頭の上方から口を開けるのを見て、「今日もあまり開かないかな」と少し弱気が出ていた。

が、実際直接手技で口を開けてもらうと、今まで歯が自分の親指に当たっていたのが、今回はスムーズに開くようになっていた・・・
その後の外側翼突筋へのアプローチもスンナリいき、終わってから開けてもらうと今までよりかなり開いていたhappy01

そろそろ2週間毎ぐらいのペースにしても良いかなと感じていたら、ちょうど来週末は忙しいという事なので、次回は再来週。
いや~、良かったよかった。
まだ少しカクカクはするが、それも時間の問題だと思われる。

本当に少しも効果がなければ「自分には無理です」と伝えて、他所をさがしてもらっていたが、この方の場合は最初から多少なりとも効果が出ていたので、何とかなるとは思っていたが、他の方より回復のペースが遅いので結構ヤキモキしていた。

更に改善していって、お腹が目立つ頃にはもう来なくても良いようになっていただきたい。

管楽器をされている女子大生、オペラのリハーサルで...

右顎は順調に回復。
ただ、今週は左顎がずっと重怠い症状が続いているとの事。

聞けば、今週は来週末にある声楽科の院生によるオペラのリハーサルがあり、多い日には6時間掛かりっきりだったそうだ。
首の状態が、特に前斜角筋が非常に張っていた。
自分もサックスをやっていたので、何となくこれは譜面台の位置が高いので顎が上がりっぱなしではないかと尋ねると、やはり他の人よりセッティングが高いとの返答。
肩甲下筋・前斜角筋・中斜角筋・上僧帽筋・肩甲挙筋のリリースをやっていくうちに少しずつ顎の状態が楽になっていたが、「痛い位置が上がってきました」との事。
そこで、先に側頭筋のリリースをするとかなり楽になった。
顎関節の直接手技では、左外側翼突筋の張りが少しあった。
かなりお疲れですね(-_-;)

自分の方針では、顎関節に悪影響を及ぼしている諸々の要素をできるだけ排除し、なおかつ顎関節周辺のキャパシティ上げるようにしている。
彼女の場合は、まだキャパシティが小さい。
もう少しキャパシティが増えれば、それほど症状は出ないのだが。

来週末までは、オペラのリハーサルで来れないので、自分で出来る首の筋肉のリリースと共に、譜面台の高さを調整するようにアドバイスした。
自分もオペラ観に行こうかな、何より無料だそうなので(笑)

寝違いに...

腰で来られている常連さん。

今朝右を寝違いされいたので、肩甲挙筋に対してのスリットテープを貼付。
本来、肩甲挙筋テープはY字で貼っていくのが一般的だが、この方のケースだと頚部後面の中央部までの状態が悪かったので、そのあたりの皮膚を弛める意味でもこういうテーピングを選択した。
スリットテープだと、接触面積が減少するので頚部への負担も小さい。
ただ、それでも頚部はデリケートな個所で、頸椎とかには症状に応じてテンションを掛けたりすることがあるが、頚部の筋肉にテンションを掛けると逆効果になる事が多いので、貼る際はその点に十分注意しなければいけない。

kitada04.jpg

腰椎3番の神経圧迫を除去するだけで...

今日新規で来られた20代後半の男性。

顎関節症等いろいろお悩みはあったが、その一つに左膝の半月板の状態が悪い事。

膝の状態を良くするには、足関節・股関節共に改善していかなければ、いくら楽になっても効果は一時的なものでまたしばらくすると痛くなってしまう。
この方も、下腿部は前脛骨筋・腓腹筋の状態が悪く、大腿部は大腿四頭筋の機能が弱っていた。

そして、左腰椎3番に神経圧迫があったので、ジェルフィッシュテープを貼付。
画像はジェルフィッシュテープの貼付前・後のパトリックテストという股関節の機能検査のもの。
左(スマホだと上)は貼付前、右(スマホは下)が貼付後のもの。
腰椎3番は大臀筋・梨状筋等の臀部の筋機能に影響を及ぼしている。
画像を見比べると、明らかに貼付後に股関節の開き具合が改善している。

これで、膝への負担もかなり減ってくれるはずなので、半月板の状態も良くなってくれる。
繰り返すが、膝周辺だけの施術だけでは本当に楽になるのは不可能に近い。

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2週続けての雪

先週はミゾレ交じりの雪だったのであまり積もらなかったが、今回は結構積もって、この場所に移ってから初めて本格的な雪化粧を見せてもらった。

まあ、通勤・通学されていた方はかなり大変だったようだが。

この丹羽の雪が夜まで残っていたら、「雪見酒」という洒落た事もできたろうが、残念ながら夕方から雨でかなり溶けた・・・

snowB02.jpgsnowB01.jpgsnowB05.jpg

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